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日向国分寺跡に木食如来坐像が安置されてる木食五智館があります。
後方の建物が木食五智館
入口前の仁王像が迎えてくれます
ここに木喰上人により彫刻された五智如来像があります。
釈迦如来座像
阿弥陀如来坐像
大日如来座像
薬師如来坐像
宝生如来坐像
五智とは密教の中心本尊である大日如来がもつ五つの智慧のことで、それを
5体の仏像で表現したものが五智如来だそうです。
大日如来ー法界体性智(中心)
他のすべての智慧に通じる万能で究極の智慧
阿閦如来ー大円鏡智(東方)→薬師如来
大きな鏡にあらゆる物が映るように万物の姿形を見通す智慧
宝生如来ー平等性智(南方)
偏見なくすべての物を平等に見る智慧
阿弥陀如来ー妙観察智(西方)
観察によって万物の存在、関係性を正しく見極める智慧
不空成就如来ー成所作智(北方)→釈迦如来
自他ともに成すべきことを成し遂げさせる智慧
密教の体系に基ずき信仰されてきたものが、江戸時代になると次第に庶民の
間に広がり、その過程で現世利益の思想と結びつき民間信仰化していきました。
五智から現世で生きる人々に身近な五つの御利益とへと読み替えられていったのです。
(出典ー五智館の説明パネルより)