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蘭メインの園芸ブログ

Dendrobium.Snowflake (1904) 'Red Star'SQ/JOGA

2017-04-16 18:29:31 | Dendrobium
Dendrobium.Snowflake (1904) 'Red Star'SQ/JOGA(1974年)
デンドロビウム スノーフレイク 'レッド スター'
(Cassiope×nobile)
2007年6月、近所のホームセンターより購入。
高さ20cm、花径52mm、9cmプラ鉢、バークS粒植え。

私が蘭の栽培を始めて、2番目に入手したのがこの品種でした。
当時入手した株は枯らせてしまったのですが、
ホームセンターの値下げ品のコーナーに売られているのを見つけ、
懐かしくて再度購入してしまいました。

スノーフレイクの作出は大変古く100年以上前ですが、
このレッドスターは近年の再交配から出た株ということです。
とはいえ、30年前にはすでに普及種として大量に販売されていたので、
ずいぶんと昔の個体です。

カシオープはノビルとモニリフォルメ(セッコク)の交配種ですから、
このスノーフレイクはノビルが3分の2、モニリフォルメが3分の1ということのなります。

いまだに現役なのはすごいのですが、やはり近年の品種と比べると
花付きや花持ちは劣るようです。
特に高芽が出やすく、秋以降窒素肥料が効いているとすぐに高芽になってしまうので、
肥料は早めに打ち切った方がよいようです。

株はやや矮性で、茎は根元から硬く丈夫なので、支柱がなくても平気です。

ノビル系のデンドロは寒さに強いのですが、その中でも特に寒さに強く、栽培は容易です。





Dendrobium.Lovely Virgin 'Angel'

2017-04-08 21:35:27 | Dendrobium
Dendrobium.Lovely Virgin 'Angel'
デンドロビウム ラブリー バージン 'エンジェル'
(Fujimusume×Cherry Glow)
2014年9月、山本デンドロビューム園より購入。
高さ35cm、花径80mm、9cmドイツ鉢、バークS粒植え。

花が開花時に完全に1方向に向く最初の品種として、
大変有名だったノビル系のデンドロビウムです。

30年以上前の品種ですが、近年テレビで取り上げられ問い合わせがたくさん来たため
山本デンドロさんが、再度増殖をして販売してくれたものです。

この品種に限らず、昔の品種を販売してくれる山本デンドロさんには、頭が下がります。

実はこの品種を入手したのは今回で3回目。
今度こそ枯らせずに育てたいと思います。

ピンクが大変美しいのですが、当時営利的に栽培をされていた方のブログによれば、
この種は根が弱く育てにくいそうです。
そのため乾きやすく、また植替え時に根を傷めずに済むよう、
バーク+ドイツ鉢で植えてみました。

花だけを見ると最新のものと遜色ないようですが、やはり最新の品種と比べると、
花付き・花持ち・高芽の出やすさ等が劣るようで、
普通に栽培をしたいのなら新しい品種の方がよいと思います。

バルブの下の方にしか着花していませんが、我が家ではリード咲きのものでも、
上部は来年の開花になってしまいます。
本来であれば上まで今年の開花にしたいところですが、
そこまで細かく手入れができないのと、来年になれば咲くのであきらめています。





Dendrobium.primulinum

2017-03-26 00:03:29 | Dendrobium
Dendrobium.primulinum
デンドロビウム プリムリナム
ヒロタインターナショナルフラワーより購入。
バルブの長さ30cm、花径55mm、6cm素焼鉢、ミズゴケ植え。

デンドロビウムの原種で、近年リップに黄色い目の入った
大輪で大型の系統が多く見られますが、
これは昔からあるリップが白いままの系統です。

バルブが下に垂れさがる下垂性ですが、アフィラムのように真下に下がるのではなく、
アーチ状に伸びる感じです。

管理はノビル系と大体同じで、春に新芽が伸びてきたら水や肥料をやり、
日光にもよく当てます。
風を通したり、水切れを起こさなければ、真夏の直射光に当てても大丈夫です。

大株に育ったのですが、植え痛みを起こして枯死寸前にまでなってしまいました。
小さな状態から何とか復活。
この種の強健さに助けられました。

霜が降りる前に室内に取り込むと、冬にかけて葉を落とし茎だけになり、
春になると花芽を伸ばし開花します。

ピエラルディーは高芽が出やすいですが、この種はそのようなことはなく
普通に管理をすればよく花芽を付け開花をします。

冬は水を控えますが、あまり水を減らすとよくないようで、
冬でも乾いたら水をすぐにやるようにしています。

写真では解りにくくなってしまいましたが、
花弁は透明感があり、表面がキラキラと輝くようになっていて、
大変美しいのですが、花弁は薄く花はすぐに傷んでしまいます。
良い香りもします。





Dendrobium.Emma White

2016-09-25 23:20:39 | Dendrobium
Dendrobium.Emma White
デンドロビウム エマ ホワイト
(Singapore White×Joan Kushima)
バルブの高さ60cm、葉の長さ18cm、花茎45cm、花径60mm、21cmドイツ鉢、バークM粒植え。

いわゆるデンファレ系の交配種で、リップがうっすらとグリーンがかりますが、
ほぼ純白の花を咲かせます。

栽培は他のデンファレと同じにしていますが、寒さに割と強いようで、
最低10℃の我が家でも毎年少しずつ大きくなってくれます。

通常デンファレは、新芽が秋に完成するとその後に花芽を伸ばし開花をするため、
我が家の場合開花が冬になってしまい、寒さで満足に開花しないことが多いです。

しかしこの種は、冬は成長を完全に休止をして、
開花は暖かくなる春になってから花芽が伸びて開花をします。
そのため、毎年しっかりと開花をしてくれます。

ちなみに蘭展の展示品で真冬に開化をしているのがあったので、
冬に温度があれば、そのまま花芽を伸ばして冬に開化をするのかもしれません。

また、春以外の季節にも、バックバルブに花芽を付け開花をしてくれます。
今回の開花も、バックバルブによる開花で、新芽はまだ生育中です。





Dendrobium.chrysotoxum

2016-07-03 22:54:55 | Dendrobium
Dendrobium.chrysotoxum
デンドロビウム クリソトクサム
ヒロタインターナショナルフラワーより購入。
バルブの高さ17cm、花茎27cm、葉の長さ12cm、花径47mm、15cmプラ鉢、バークS粒植え。

種名は、菊の香りの花という意味のようで、その名の通りよい香りがします。

この系統のものはあまり花付きがよくなく、開花まで何年もかかることがありますが、
この種は割と花付きがよいようで、購入後すぐに開花をしてくれました。

バルブ上部の節に花芽を付けるのですが、
花立ちも良好で各節によく花芽を付けて、にぎやかに開花してくれます。

この系統のものは、低温に当てたほうが花立ちがよくなるという話を聞きます。
しかし、この株は最低10℃の環境で冬越しをしましたが、画像の通り普通に開花します。
開花に相当な低温が必須とまではいかないようです。

リップが濃黄色になるものと栗色になるものがありますが、
この個体は濃黄色のものです。

性質は強健で、夏も直射光に当てていますが、
葉焼けもせずに元気によく育ってくれます。

春~初夏咲きで、花命は短くすぐに傷んでしまいます。