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蘭メインの園芸ブログ

Paphiopedilum.Misty Lantern

2022-09-25 21:57:58 | Paphiopedilum
Paphiopedilum.Misty Lantern
パフィオペディラム ミスティ ランタン
(Magic Lantern 'Pink Blush'×malipoense 'Rain Cirlce', B/CSA)
オーキッドインより購入。
リーフスパン25cm、花茎20cm、花径80mm、10.5cmプラ鉢、鹿沼土+日向土小粒植え。

パフィオペディラムの交配種です。

入手したのはおそらく2000年頃だと思います。
この系統が好きで、当時いろいろなパービセパラム亜属の交配種を購入しました。

その後何年かして開化をしてきたのですが、咲いたのはどの交配種も『交配親を足して、割ったような花』
で、交配は違っても似たような花でした。

やはり交配親が限られているので、変化に乏しくなってしまうのも、仕方がないのかもしれません。
入賞するような優秀な個体は各親の特徴がうまく出た、花を咲かせているようですが、
そんな当たりの個体に巡り合うようなことはなかなか難しいですね…

交配により栽培は容易になっていて、特別気を使わなくてもよく育ってくれます。

割と不定期に開化をしますが、春先の開花が多いようです。





Paphiopedilum.Fanaticum

2019-07-13 23:31:35 | Paphiopedilum
Paphiopedilum.Fanaticum
パフィオペディラム ファナティカム
(malipoense×micranthum)
1998年10月、大場蘭園より購入。
リーフスパン17cm、花茎25cm、花径81mm、15cmプラ鉢、鹿沼土+軽石小粒植え。

パフィオペディラムの交配種です。

自然交配種のファナティカムは小文字で始まるfanaticum、
人口交配種のファナティカムは大文字で始まるFanaticumという区別がされているため
この株は人口交配種ということになります。

以前はこのように、同じ種名で小文字or大文字で区別されている種類もありましたが、
現在ではこのような命名は認められてはおらず、
自然交配種と人口交配種では完全に異なる名前で登録しなければならないようです。

人口交配種では両親の血を半分ずつ受け継ぎますが、
自然交配種は自生地で自然の環境により交配されたため両親の割合が不明となってしまうため、
やはり両者をしっかりと区別したほうがよいのでしょう。

さまざまな色彩の個体がありますが、この株は両親の中間の花で、もっとも一般的な色彩の個体と思われます。

交配により栽培は容易になっており、花も毎年とはいきませんが2年に1度位開花をし、
特別気を使わなくてもよく育ってくれます。

春先の開花が多いようです。





Paphiopedilum.×wenshanense=conco-bellatulum

2019-01-13 00:15:30 | Paphiopedilum
Paphiopedilum.×wenshanense=conco-bellatulum
パフィオペディラム ウェンシャネンセ=コンコベラチュラム
('Good luck'×'Butter scotch')
2003年8月、ワカヤマオーキッドより購入。
リーフスパン17cm、花茎2cm、花径70mm、11cmドイツ鉢、ミックスコンポスト中粒植え。

パフィオペディラムの自然交配種です。

以前は小文字で始まる自然交配種のconco-bellatulumと、
大文字で始まる人口交配種のConco-bellatulumは、読み方は同じのコンコベラチュラムでしたが、
近年、自然交配種のconco-bellatulumは×wenshanenseという名前に変更されました。

人口交配種のConco-bellatulumはconcolorとbellatulumの血を50%ずつ受け継ぐのに対し、
自然交配種の×wenshanenseは自生地でconcolorとbellatulumが自然の環境で交配されたので、
両親の血の割合は不明になり、厳密にいえば異なります。

Brachypetalum亜属は寒がるものが多いのですが、bellatulumが割と耐寒性がある方なので、
最低10℃くらいの我が家の温室でも何とか冬越し出来ています。
それでもなるべく高温を保ちたいのと、パフィオにしては乾燥を好むようなので、
吊り鉢にして管理をしています。

また、乾きやすいように中粒のミックスコンポストと焼き物の鉢に植えて管理をしています。
こうして管理をすることにより、病気にもかからずに育ってくれています。

それ故に硬く育ってくれるのはよいのですが、何年たっても新芽が1つのままで増殖してくれません。
やはり色々な種類が同居する、雑居の温室では中途半端な管理と環境になってしまいます。
興味があるからといって、何でも手を出すのはよくないですね…

それでも何とか枯れずに、2~3年に1度は開花もしてくれるのは、
この株がそれだけ強健だからでしょう。

開花は初夏です。





Paphiopedilum.Charlandzegary

2015-04-06 00:38:35 | Paphiopedilum
Paphiopedilum.Charlandzegary
パフィオペディラム チャーランドゼガリー
(micranthum 'Rainbow'×Fanaticum 'Jeanie')
Orchid Innより購入。
リーフスパン22cm、花茎23cm、花径87mm、10.5cmプラ鉢(プレステラ鉢)、
鹿沼土+軽石小粒植え。

ファナティカムはmalipoenseとミクランサムの交配なので、
この種は75パーセントがミクランサムの血になります。

個体差があるようですが、この個体はマリポエンセの血はあまり出ていないようで、
ほとんどミクランサムのように見えます。
(詳しい人が見れば違いがわかるのかもしれませんが…)

ミクランサムは花つきが悪かったり、栽培もなかなか難しいようですが、
こちらは交配種だけあって、花も毎年とはいきませんが2年に1度位開花をし、
特別気を使わなくてもよく育ってくれます。

春先の開花が多いようです。





Paphiopedilum.Sugar Suite

2014-06-08 21:09:44 | Paphiopedilum
Paphiopedilum.Sugar Suite
パフィオペディラム シュガースーツ
(emersonii×niveum)
2001年11月、戸塚園芸より購入。
リーフスパン22cm、花茎6cm、花径70mm、10.5cmプラ鉢(プレステラ鉢)、鹿沼土+軽石小粒植え。


白が何ともきれいな小柄なパフィオの交配種です。

葉の斑模様も美しく、葉も短く素直に伸びてくれるので、
草姿が整ってくれるのもお気に入りです。

片親のニベウムは寒がるようですが、エマーソニーの血によるのか、
寒い我が家でもよく育ってくれます。

以前9月にも開化をしていたので、わりと不定期咲きかもしれません。