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蘭メインの園芸ブログ

Dendrobium.Snow Baby'Happy Ponpoko'

2018-04-23 00:06:14 | Dendrobium
Dendrobium.Snow Baby'Happy Ponpoko'
デンドロビウム スノーベビー 'ハッピー ポンポコ'
(Hakuseki×Snow Pearl)
2010年2月、皿井洋蘭園より購入。
高さ18cm、花径45mm、10.5cm素焼鉢、ミズゴケ植え。

ノビル系デンドロビウムの交配種です。

セッコクの血が強いためか、小柄で、性質が大変丈夫、寒さにも強いです。

この種類は、他の品種のように、夏以降に2度目の新芽を伸ばしてしまうこともなく
春に1度新芽を伸ばすだけなので、生育のサイクルが変になったりすることもなく、
また、恰好がよく育ってくれます。

割と新しい種類だけあって(1998年の登録です)、セッコク系でありながら花持ちも割とよく、
高芽出づらいようで、直接目に見えないところも改良されているようです。

花はリップがグリーン、ペタルとセパルの先が少しピンクに色づくこともありますが、
ほぼ純白で、こちらもセッコクによく似ています。

リードバルブ咲きで、冬~春にかけての開花です。

残念なことに、皿井さんはデンドロビウムの栽培は止めてしまったようで、
ホワイトルビー(コーラルリーフ)とともに、現在の入手は難しいようです。


追記(2020.05.05)
記事名の訂正と、画像、株のサイズ等更新です。

記事にしてから、2年。
だいぶ大きくなってきたので、画像と株のサイズを更新します。

当初”ポンポコ”で記事を作成しましたが、記事名を”ハッピーポンポコ”に訂正しました。
購入先の皿井さんでは、最初ポンポコで販売をしましたが、2007年から別個体のハッピーポンポコに切り替えたようです。
この株は、2010年の購入ですから、ハッピーポンポコということになります。

ポンポコとハッピーポンポコの違いですが、ハッピーポンポコのほうが、
花弁にほんのりとピンクがのる、
香りがより強い
花弁が厚くて花持ちがよい
ということです





Dendrobium.Super Chryso

2017-08-19 23:30:52 | Dendrobium
Dendrobium.Super Chryso
デンドロビウム スーパー クリソ
(Hsinying Paradise 'Inukura' SBM/JOGA×chrysopterum)
2013年1月、吉野園芸より購入。
株の高さ90cm、葉長6cm、花径23mm、11cmドイツ鉢、バークS粒植え。

鮮やかな黄色と赤のコントラストが美しい、デンドロビウムの交配種です。

RHSの登録ではクリプソプテラムが母株として登録されていますが、
購入時のラベルは上記のように書かれています。

片親のシンイン パラダイスはクリソプテラムとmohlianumの交配なので、
この種は75パーセントがクリソプテラムの血を引ことになり、
花・草姿ともクリプソプテラムによく似ています。

この系統のものは暑がるものが多く栽培は難しいものが多いのですが、
その点、このスーパークリソは交配によって、
耐暑性もあり性質も強くなってかなり栽培しやすくなっています。

ちなみに、モーリアナムは暑さに弱く夏にダメにしてしまい、
クリソプテラムは低地に自生しているため暑さには耐えられるのですが、
我が家の環境が合わないのか、何度か挑戦したのですがダメでした。

私の栽培技術では、栽培上手な人のようにたくさんの節に着花させるのは難しく、
写真のように少ししか開花をさせられません。

栽培は、水が好きで、日光は半日陰位で、
暑さにも耐えられるようですが、なるべく涼しく管理した方がよいようです。

葉の落ちたバックバルブに開花し、
系統からいって不定期咲きかとも思うのですが、
我が家では初夏~夏にかけて開花をします。
寒い時期の開花なら花保ちもよさそうですが、
時期が時期なので花保ちはそれほどでもありません。






Dendrobium.thyrsiflorum

2017-06-10 23:44:09 | Dendrobium
Dendrobium.thyrsiflorum
デンドロビウム シルシフロラム
サカタのタネ(通販)より購入より購入。
バルブの高さ16cm、葉の長さ12cm、花径35mm、15cmプラ鉢、バークM粒植え。

花弁の白とリップの黄色の対比がきれいなデンドロビウムの原種です。

他所では我が家のものよりもっと花房が長く伸びたものも見ますが、
(我が家のは花房15cm程です)
株が小柄なので十分満足しています。

デンシフロラム(こちらは黄色1色の花です)というよく似た品種がありますが、
デンシフロラムはバルブの断面が4角形です。

栽培は容易で、日光は1年を通じてよく当ててます。
水は新芽が伸び出したら多くやりますが、秋以降は控えます。

この系統のものは、栽培そのものは暑さ寒さにも強く容易ですが、
花つきがあまり良くなく、なかなか咲いてくれません。

ですが、1度開花をすると毎年咲いてくれるようです。

初夏咲きで、花命は短くすぐに傷んでしまいます。





Dendrobium.Omokage

2017-05-14 18:39:06 | Dendrobium
Dendrobium.Omokage
デンドロビウム オモカゲ
(hercoglossum×Snow Drop)
2009年2月、らんの里堂ヶ島より購入。
高さ25cm、花径27mm、12cmプラ鉢、バークS粒植え。

ノビル系デンドロビウムの交配種です。

ヘルコグロッサムにセッコク系交配種であるスノー ドロップという交配で、
ヘルコグロッサム譲りのピンク色と(写真では解り辛くなってしまいましたが…)
尖った弁先が特徴です。

葯帽の赤色がワンポイントでいい感じです。

通常蘭の花は丸型がよいとされていますが、こういった尖った花弁もいいものです。

株は小柄で小輪ですが、花付きは極良で株が花でいっぱいになります。
(写真では株の半分にしか咲いていませんが、これは開花の時期がずれたためで、
 しばらく後に開花をしています。開花の時期をそろえるのは難しい…)

2008年登録の新しい種類だけあって、花持ちも良好、高芽も出にくく、
直接目に見えないところも改良されているようです。

リード咲きで、春の開花です。





Dendrobium.Snowflake (1904) 'Red Star'SQ/JOGA

2017-04-16 18:29:31 | Dendrobium
Dendrobium.Snowflake (1904) 'Red Star'SQ/JOGA(1974年)
デンドロビウム スノーフレイク 'レッド スター'
(Cassiope×nobile)
2007年6月、近所のホームセンターより購入。
高さ20cm、花径52mm、9cmプラ鉢、バークS粒植え。

私が蘭の栽培を始めて、2番目に入手したのがこの品種でした。
当時入手した株は枯らせてしまったのですが、
ホームセンターの値下げ品のコーナーに売られているのを見つけ、
懐かしくて再度購入してしまいました。

スノーフレイクの作出は大変古く100年以上前ですが、
このレッドスターは近年の再交配から出た株ということです。
とはいえ、30年前にはすでに普及種として大量に販売されていたので、
ずいぶんと昔の個体です。

カシオープはノビルとモニリフォルメ(セッコク)の交配種ですから、
このスノーフレイクはノビルが3分の2、モニリフォルメが3分の1ということのなります。

いまだに現役なのはすごいのですが、やはり近年の品種と比べると
花付きや花持ちは劣るようです。
特に高芽が出やすく、秋以降窒素肥料が効いているとすぐに高芽になってしまうので、
肥料は早めに打ち切った方がよいようです。

株はやや矮性で、茎は根元から硬く丈夫なので、支柱がなくても平気です。

ノビル系のデンドロは寒さに強いのですが、その中でも特に寒さに強く、栽培は容易です。