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蘭メインの園芸ブログ

Vanda.coerulea

2023-04-22 23:23:02 | 
Vanda.coerulea
バンダ セルレア
ヒロタインターナショナルフラワーより購入。
リーフスパン22cm、花茎10cm、花径11.5cm、15cmプラ鉢、ダイオラッセル植え。

洋ランとしては珍しく、ヒスイランという和名を持ち、その名の通り青い花を咲かせることで有名なバンダの原種です。

我が家にある蘭の中で最古残の1つです。
ヒロタさんが、広田園芸からヒロタインターナショナルフラワーへ名前が変わった1991年頃の入手で、
入手時についていたラベルがまだ広田園芸のものだったのを記憶しています。

購入時には高さ40~50cmはあったよくできた株だったのですが、
どんどん小さくなってしまい、長い間瀕死の状態でした。

そこで主に下記2点を変更することにより、少しずつ育つようになり、ここ2~3年なんとか開花をするようになりました。

1.プラ鉢に寒冷紗を使って植えるようにした。
購入時は木枠のバスケットに植え込み材料は使わず、そのまま植えられていたのですが、
これだと我が家では乾燥しすぎるようで、下葉がどんどん落ちて小さくなってしまいました。
そこで、プラ鉢に寒冷紗を使って植えることにより、水分や湿度を保ちやすくするようにした。
(これより前に、プラ鉢にバークを使って植えたのですが、これだと水分過多だったのか、よく育ちませんでした。)

2.生育期間中は無遮光で育てるようにした。
昔の本には、セルレアは『寒さには強いが、暑さにはあまり強くないので、夏の遮光は強めに』といったふうに
書かれていることが多いのですが、実際には全く暑がらず、真夏の炎天下に無遮光でも全く日焼けすることもありません。

夏季、我が家ではC.ワルケリアナやノビリオールの隣に置いていますが、葉焼けもすることもなくよく育ちます。
(なお、無遮光の栽培法は、石の華さんがブログに書いていたので、それを参考にしました。
石の華さん大変ためになる情報どうもありがとうございます。)

もっとも株をよく見てもらえればわかるかと思いますが、葉がよれたり、芯が枯れたりしています。
なんとか毎年開花をするようになりましたが、それでも交配種と比べるとなかなか栽培は難しいようです。
普通に家庭で育てるのなら、やはり交配種のほうがいいと思います。

本には秋の開花と書かれていますが、
花芽は夏~冬にかけて何度か出るのですが、
夏以外は何が悪いのか途中で枯れてしまうことが多く、
この写真も真夏に開花をした時のものです。





Oncidium.Carotene

2022-01-03 23:40:53 | 

Oncidium.Carotene
オンシジウム カロテン
(Golden Sunset×Trixie)
近所のホームセンターより購入。
葉長16cm、花茎25cm、花径30mm、コルク着け。

剣葉系のオンシジウムの交配種です。

入手時のラベルにはCarotineと書かれていましたが、これは誤植でCarotenが正しいようです。
ちなみに、CarotineというのはCarotenのドイツ語表記で、意味は同じです。

剣葉系オンシは鉢植えだと育ちにくいようで、この株も板に着けて育てています。

通常、剣葉系のものは小型のものが多いのですが、
この種は株・花どちらも通常のものより大柄です。
そのためか、寒さにも強いようで、丈夫でよく増え、我が家でも1時はボール状に育ち、
何本も花茎が立って、見事に育ってくれました。
(現在は植え替えの遅れで小さくなってしまいました…。早く植えかえないといけません…)

開化期は不定で、年中ポツポツと開化をしますが、春先の開花が、1番たくさん花を咲かせます。






Epidendrum.Pirouette

2021-04-18 18:42:16 | 
Epidendrum.Pirouette
エピデンドラム ピルエット
(conopseum×centradenia)
2005年5月、相模洋蘭園より購入。
全高15cm、花径20mm、10.5cm素焼き鉢、ミズゴケ植え。

エピデンドラムの交配種です。
当初RHSのサイトで検索してもヒットしなくて、不思議でした。
片親のセントラデニアは名前がいろいろ変わっているのは知っていたのですが、
まさかコノプセウムまで名前が変わっているとは予想しませんでした。
上記の交配名は購入当時のラベルに書かれたもので、
現在RHSの登録ではmagnoliae×centradeniumとなっています。

ピルエットというのはフランス語でつま先という意味だそうで、
フランス語ということで、読みづらいわけです。

セントラデニアによく似たピンク色の花を咲かせます。
1つの花は小さいのですがたくさん花を咲かせます。
セントラデニアはやや高い草丈には花がまばらに咲きますが、
この種類は短くつんだに密に花を咲かせ鉢物に適当です。

この種類の何よりも素晴らしいのは、ハダニに強いことです。
セントラデニアの性質そのものは丈夫なのですが、
ハダニに弱く、いつのまにか大発生をしていて、ひどいときは枯死してしまいます。
その点この種は、片親のコノプセウムによるのか、ハダニは全く発生しません。

他の性質も強健そのもので、暑さ寒さにも強く、ミニカトレアに準じた管理で育ちます。
セントラデニアと同様、高芽がよく出るので、増殖も簡単です。
開化は春です。





Octomeria.sp

2020-05-17 00:26:54 | 
Octomeria.sp
オクトメリア 種名不詳
エクアジェネラより購入。
高さ20cm、花径4mm、9cmドイツ鉢、バークSS粒植え。

入手時は、ちゃんと種名がついていたのですが、ラベル違いのようで、明らかに別種なので種名不詳とさせていただきます。

プレウロタリスの近縁種です。

見た目はほとんど変わらないのですが、違いは花粉塊の数で、4個なのがプレウロタリス。8個なのがオクトメリアです。
ラベル違いのこともあり、今回確認をしようと花を分解してみたのですが、小さすぎて確認はできませんでした。

栽培はプレウロタリスに準じて、日光は弱めで水は多目が好きです。
性質は丈夫で暑さ寒さにも強くよく育ちます。
花は小さく開花をしても地味ですが、よい香りで開花したことを教えてくれます。
秋咲きです。





Sophronitis.Orbiter aurea (Yellow Color Form)

2020-02-24 00:25:02 | 
Sophronitis.Orbiter aurea (Yellow Color Form)
ソフロニチス オービター オーレア (黄花系)
(coccinea×cernua)
2013年5月、ハタオーキッドより購入。
バルブの高さ2.5cm、葉の長さ7cm、花茎2.5cm、花径4.5cm、6cmドイツ鉢、日向土+軽石小粒植え。


2020年に初花が開花をした時にこの記事を作成したのですが、その時は黄花のセルヌアそのものといった花を咲かせました。
しかし、その後株に力がついてきたせいか、コクシネアによく似た花を咲かせるようになりました。

それに合わせて、画像・本文を新しいものに更新します。

ご了承ください。(2024.02.25)


両親とも有名なカトレア系の原種で、どちらも通常は赤系の花ですが、この個体は黄色の変種です。
両親とも黄色の変種で、
購入時畑さんから『黄色の花が咲いてますよ』と言われたとおり、
本当に黄色の花が咲きました。
(普通はなかなか思いどうりに咲かないほうが多いのですが…)

しかもセルヌアの黄花は柱頭に色がのるものが多いのですが、この花は柱頭にも色がのらない完全な黄色の花です。

購入後、開花までに5年以上もかかり、初花はサイズも小さく花型もセルヌアそのものといった感じの花を咲かせました。

しかし、その後株に力がついたのか、コクシネアによく似た、大きめの花を咲かせるようになりました。

セルヌアの血が強く出たせいか、コクシネアのように暑がらず、2023年の猛暑でも弱った感じは見られませんでした。

コクシネアは水が好きですが、この個体はセルヌアに似て乾燥を好むようなので、
乾きやすいように、軽石系の培養土+素焼きの鉢で育てています。

開花の時期もセルヌアに似て、秋の開花になります。






↓これは2020年2月に記事にした時、初花の画像です。花径2cmです