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蘭メインの園芸ブログ

Platystele.reflexa 'J&L' CCM/AOS

2019-11-04 18:30:47 | 
Platystele.reflexa 'J&L' CCM/AOS
プラティステレ リフレクサ 'J&L' CCM/AOS
2006年2月、J&L Orchidsより購入。
葉長3cm、花径3mm、5cmドイツ鉢、バークS粒植え。

プレウロタリスの近縁種です。

標高が少し高めのところ(1300~1650m)に自生しているようですが、
耐暑性あるようで夏の暑さに弱ったりはしません。

栽培はプレウロタリスに準じていますが、
性質はこの手の極小の蘭としてはかなり強健です。
以前植え替えが遅れて作落ちをさせてしまい、
株が小さくなってしまったのですが、それにもめげずにここまで復活してきました。

草姿は小柄で、花はさらに小さく、また株の中で埋もれて開花をするため見えづらいのですが、
鮮やかなオレンジ色です。
今回撮影したのを拡大して見ましたが、こんな変わった花形(花弁が後ろにそっくり返っている)をしているのですね。

初夏咲きです





Catasetum.Rebecca Northen'Mikkabi'

2019-08-17 17:31:40 | 
Catasetum.Rebecca Northen'Mikkabi'
カタセタム レベッカ ノーゼン'ミッカビ'
(Grace Dunn×roseum)
1994年11月、国際園芸より購入。
バルブの高さ7cm、花茎5cm、花径28mm、6cmプラ鉢、ミズゴケ植え。

近年カタセタム系の交配種が多く出回っていますが、概して寒さに弱く、水やりのタイミングが他の蘭とは違うため、
長期間の維持はなかなか難しいものです。
その中で例外的にこのレベッカ ノーゼンやグレイス ダンは寒さに強く、
性質は強健で他の蘭と一緒の管理でも栽培容易な種類です。

リップのフリンジが美しく、白い花弁とコラムのグリーンの対比がきれいです。
またシナモンのよい香りがします。

近年我が家ではバークを使うことが多くなったので、バークで植えたところ、まったく育たなくなりました。
水と肥料が好きなので、どちらも多目になるよう管理をしたのですがそれでも育たず
結局ミズゴケ+プラ鉢植えにしたところ見違えるように育ち始め、今回久しぶりの開花になりました。

どうもこの種類はバークでは育ちにくいようです。
(どこかの蘭屋さんは、ココチップ+プラ鉢で育てていたので、これでも育つようです。)

春に新芽を伸ばし、秋にバルブを完成させると、冬に葉を落とし開花をします。
株はこの仲間では小柄で、冬には葉がなくなるため場所を場所をとりません。





Cymbidium.Mini Dream 'Golden Color Seven'

2019-08-11 19:31:24 | 
Cymbidium.Mini Dream 'Golden Color Seven'
シンビジューム ミニ ドリーム'ゴールデン カラー セブン'
(Sarah Jean×Sleeping Dream)
近所のスーパーより購入。
葉長40cm、花茎32cm、花径50mm、15cmプラ鉢、バークS粒植え。

シンビジウムの交配種で、80年代の後半にMini Dream 'Golden Color'という交配種が大量に出回っていましたが、
これはその変異体になります。(おそらくメリクロン変異体でしょう)

花形や開花期等、全体に異なるところもあるようですが、一見するとほとんど変わりません。
大きく異なるのは、株のサイズで、'ゴールデン カラー'が花のサイズに比して大柄なのに対して、
この'ゴールデン カラー セブン'は小柄で、他の中小輪のシンビジウムと同じぐらいです。

性質はシンビジウムの中でも特に強健です。

随分と古い品種ですが、今でもこの品種と思われる株が、
民家の庭先で開花をしているのを時々見かけます。

開花は冬~春ににかけての開花で、シンビジウムとしてはやや早いほうです。





Catamodes.Painted Desert

2019-03-24 18:51:17 | 
Catamodes.Painted Desert
カタモデス ペインテッド デザート
Ctsm.Rebecca Northen×Morm.sinuata)
1997年4月、国際園芸より購入。
バルブの高さ10cm、花茎14cm、花径43mm、7.5cmプラ鉢、ミズゴケ植え。

近年カタセタム類で黒色系の品種がよく出回っていますが、このペインテッド デザートはJOGAレビューで、
'シリーズの作出に大いに貢献している黒色系の元祖' と紹介されています。

花色は黒といえるほど濃くはないのですが、濃い赤の筋花は大変美しいものです。
また片親のレベッカ ノーゼン譲りのシナモンのよい香りがします。

性質も、レベッカ ノーゼンに似て、寒さにも強く、性質は強健で栽培容易です。

水と肥料を好みます。特に水が好きなので、水持ちがよいようにプラ鉢で植えるとよく育ちますが、
水が多いとどうしても腐りが入ったり、病気がでやすいので注意が必要です。

春に新芽を伸ばし、秋にバルブを完成させると、冬に葉を落とし開花をします。
株はあまり大きくなく、冬には葉がなくなるため場所をとらないのですが、
花茎が斜め下に伸びるため、ちょっと置きづらくなってしまいます。

レベッカ ノーゼンのように完全に垂れ下がってくれたほうが何かと楽なのですが…





Vascostylis.Veeraphol

2017-08-05 23:59:48 | 
Vascostylis.Veeraphol
バスコスティリス ウィラポン
(Ascda.Bangkhuntian Gold×Rhy.gigantea)
2002年8月、大垣園芸より購入。
リーフスパン32cm、株の長さ20cm、花茎22cm、花径27mm、15cmプラ鉢、ダイオラッセル植え。

バンダ系の交配種で、鮮やかな黄色の花を咲かせます。
1輪の大きさはやや小さいのですが、その分たくさんの花を咲かせます。

15年前に開花中のを購入して以来、我が家で開花をしたのは今回が初めてです。

購入時はバンダと同様、用土は使わずそのままバスケットに植えられていて、
バンダと同じように管理をしていたのですが、
あれよあれよという間に下葉から落ちて、見るも無残な姿になってしまいました。

どうもこの種はバンダより水が好きなようで、
高温多湿の生産地ならバスケットのみで植えてもよかったようですが、
我が家の環境では乾きすぎだったようです。
(葉は厚く、根もバンダより太いのでいかにも乾燥に強そうなのですが…)

その後バークに植えたところ少しずつ回復して、
株も大きくなってきたので昨年の植え替えを機に
寒冷紗を使って植えたところ今年の開花になりました。

管理はバンダに準じていますが、寒さには割と強いようで、
我が家の最低10℃の環境でも冬越しは問題ありません。

片親のリンコスティリスは香りがあるので、この花にも期待をしていましたが、
残念ななことに香りはほとんどありません。

開花は初夏、花もちは良好で長い間楽しめます。

種名のVeerapholをウィラポンと表記しました。
日本人の私はこれでウィラポンとはとても読めませんが、
現地のタイの人はこれでウィラポンと読めるそうです。
以前同じ名前のボクサーの人がいましたが、この綴りだそうです。