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さとのごはん日記

毎日の出来事と毎日のごはん、それはとっても関わりあってる!と思う私からあなたへ

陽だまりハウスでマラソンを

2015-10-11 18:58:22 | 私の本棚
いい映画でした。


まず、老人を子どものように扱うな!
ですね。

これ、わかります。


私の知ってる高齢者は皆いやがってました。


あるおばはデイサービスが苦痛だと言う。
お習字の時間とやらがあって、
めんどうなのでテキトーに書いたのに、
花マルだらけでお上手ですね~と大絶賛。
しらけたそうです。


私も先がみえてきたら、
長生きを目標にするのではなく
毎日を愉しみたい。



やりたいことだけをだれにも強制されずに
やっていたいかな。



もう一つ、
この映画のいいところは、夫婦愛。




あると思います。



長年寄り添ってきたからこその想い。
いとしさ。


長い長い年月と


お互いの老いが


お互いをより必要とするのでしょう。


パートナーと共に晩年を過ごすことの
意義深さを、しみじみ感じられる、、、


いい映画です。



シェフ

2015-09-23 22:55:04 | 私の本棚
本日二作目の映画鑑賞。

食 にも目がない私、即効借りました。



ガツンときますね。


わかりずらい映画が多い昨今、シンプルで
スカッとする結末。


現代らしい情報社会の問題や

等身大の主人公に共感しますが、


大切なのは


大事なものを持ってるかってこと!


プロであるかってこと!


それ以外は枝葉末節だってこと!




楽しい映画でした。



繕い裁つ人

2015-09-23 13:27:58 | 私の本棚
DVDを観ました。

洋装店なんていまどき食べて行けないよね。
古い時代の話かなぁ、、、

失礼にもそれ程中見を知らず、
しかし職業柄 衣(服) の話には目がなくて
タイトルを見るや迷わず借りて来ました。


話は現代。


服の力って確かにあるな、、、
と思い起こさせてくれました。


使い棄てない生き方や、
大切なものを信念を持って守る生き方、
俳優さんたちは控えめな演技なのだけど
切々とうったえてくるのです。


もう一度 自分を見つめなおさねば、、、





余談ですが、物作りが大好きで
なにかしら人の役に立ちたい私。

昔々、お年を召した方や身体が不自由な人の
服を作る仕事をしたいと思っていたことがあります。


当時の愛読書が、森 南海子さんの手縫いにまつわるエッセイで 劇中の南洋装店 という名前にすごく親しみを感じました。


おそらく、というか希望的観測ですが
森さんも身体の不自由な方の服を手がけていらしたはずなので原作者はきっと森さんに影響を受けていらっしゃるのではないかと、、、。



定年になったら
物作り三昧したいなー
そして それが誰かの役に立つようなら
いいなー



間も無く、中1は衣生活のしめくくり。
服の力、本物の豊かさ、

伝えるパワーをもらいました。

チョコレートドーナツ

2015-05-09 20:20:32 | 私の本棚
すごくいい映画でした。

家庭科教員として私が子ども達に伝えていきたいこと、それが全部詰まってる、


そんな映画です。


ルディが、世間の偏見と闘う姿が感動的。
折れそうで、崩れそうな自分を、、、
自分を愛する心を、、、
必死で守ろうとする、、、


うまく言葉にできませんが、
すごく大事なとても尊い何かを感じました。



いまいちど、曇りのない目で
身の廻りのすべてを見つめようと
思います。

みおつくし料理料理帖シリーズ

2015-02-01 22:44:16 | 私の本棚
全10巻、3週間に渡りゆっくり楽しんで読みました。

実はお正月明け、風邪をひいてしまい、体調の悪いことこの上無し。


何とか出勤はしましたが、家に帰ると薬を飲んでひたすら寝る日々。


土日もとにかく体を休めていたのですが、その折に「みおつくし」シリーズを読破、というわけです。


昔から風邪をひくと本が手放せなくなるタチで、多分風邪引きを言い訳に公明正大に読書するのが許されるから?と思いますが、ランニングも、バレエも、レアジョブも休みまくって読んでました。


収穫は江戸時代の料理事情を理解出来たこと。もちろんほんの一部ですが、小説に出てきたことは自分なりに調べてみました。

いや、楽しかった!

八朔の雪

2015-01-07 15:31:38 | 私の本棚
冬休み最後の今日、敢えて休みを取りました。


昨日、おとといと出勤して仕事も結構はかどったのです。


それでも新学期に向けてやることは山のようにあり、まあ家で教材研究を、という一日になるはずが・・・。


久しぶりに夢中になって読み、途中何度も泣きました。


ストーリーの面白さ、時代考証と知識の深さ、心に迫ってくる主人公の生き方。
ぐいぐいと引きつけられました。


頑張って教材研究し、続きを今日中に買いに行きたいと思います!

瀬尾まいこさん

2014-12-29 16:31:47 | 私の本棚
久しぶりに本を読んだ。

それも二冊立て続けに。


勤務校の更衣室に職員用の小さな文庫があって、終業式を迎える最終週に物色してたら
「余裕ですね~」と声が上がった。

まあそうでしょうね~

あと少し、もう少し、休みに入る前にやっておくべきことがてんこ盛り。


もはや現実逃避なんだけど、読みやすいので隙間時間の気分転換になりました。


幸福な食卓

温室デイズ


どちらも中学生が主人公です。


瀬尾さんは中学の国語の先生だったそうです。私なんてすぐ子ども扱いしてしまうけど、中学生をしっかり見つめて、きちんと向き合ってる感じがとてもいいです。

ストーリーテラーとしても優れておられ、飽きさせません。

メイジーの瞳

2014-09-08 23:17:15 | 私の本棚
大人は自分の身勝手さに
何かしら理由をつけて正当化する

無垢な子どもは振り回されながらも
懸命に受け止める


心が壊れるか
反抗という形で出るか
時間の問題でしょうね


大人達よ、自分のわがままに気付きなさい

何が大事なのかに気付きなさい


ところで、この映画とてもおしゃれです。


服、部屋、料理。
特にメイジーの服。

ニューヨークってかっこいいわ~


小さいおうち

2014-08-12 21:13:59 | 私の本棚
久しぶりの「私の本棚」更新です。

「小さいおうち」DVDを観ました。

原作を読んだのは何年前でしょうか。

原作とは少し話の複雑さが違っていたように思いましたが、
映画の味付けもすごく良かったです。

昭和の初期という時代、きっとこんなだったのだろうなと
改めて思います。

お庭で洗い張りをしている様子とか、お父さんが家に帰ると着物に着替えるとか、
そもそも、あの「小さいおうち」は中廊下型住居ではなかろうか、とか。

話に聞いていた昭和初期を映像で確認できる嬉しさよ。


祖母がこの「おくさま」と同時代の人ですが、
ごく平均的な暮らしぶりでしたが、都心であったためか
女中さんを置いていたそうです。

たきさんが「昔は地方の女の子は都会で女中をするのが一般的だった」と
言ってたのでおばあちゃんが言ってたこととおんなじだ!と思いました。


私の大好きな本に谷崎潤一郎さんの「細雪」があります。
「小さいおうち」と描かれた時代が重なっています。


どちらも日本が中国との戦争、そしていよいよ太平洋戦争へと向かっていくのだけど
大きな時代の流れの中にある、人々の日々の暮らしが胸に迫ります。


悲惨な状況から遠くにあるとき、人は残酷にも自分たちの平凡な暮らしを享受し、
またほとんど唐突に、毎日の暮らしを奪われていく。

登場人物たちは実に丁寧に日々の暮らしを紡いでいます。
その暮らしが壊れていく悲しさよ。


私たちは生まれてくる時代を選べないけれど、
ちゃんと考えて、ちゃんと行動を起こしてる?改めて自分に問いかけました。

そして、ちゃんと暮らそう!と思いました。