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アイススケート、アート鑑賞、食べ歩き等の雑記。

さしばの埴輪(早稲田の杜ミュージアム)

2021-02-06 18:17:04 | お出かけ
本庄の「早稲田の杜ミュージアム」には、本庄市で出土した様々な埴輪が展示されているのですが、中には一風変わった埴輪もあります。



この長細い埴輪。
何がモチーフになっているか分かりますか?

団扇の原型ともいわれる「さしば」なのだそうです。
さしばとは、昔の高貴な身分の女性が顔を隠すために使っていたもの。
高松塚古墳の壁画に描かれている飛鳥美人も使っています。
日常的に使っていた道具がモチーフの埴輪があることは知っていましたが、さしばの古墳があるなんてびっくりです。
学芸員の方が説明してくださらなかったら、
「変わった形の埴輪だなぁ。」
とスルーするところでした。
ちなみに、この埴輪は高松塚古墳より100年くらい古いそうで、高松塚古墳以前にさしばが存在したという証明にもなっているそう。
何だかすごいな。



こちらもさしばの埴輪だそうです。
真ん中の穴は、自分の顔を隠しつつも相手を見るのぞき穴かもしれないとのこと。
面白い!!

埴輪の世界って奥が深いですね。
来る度に発見があるミュージアムです。

ところで、このミュージアムが入っている建物。
早稲田大学のキャンパスなのですが、建物そのものがとても格好良いのです。



このダクトむき出しの感じとかたまりません。





すぐそこに見えるのは、新幹線の本庄早稲田駅。



また来ます。


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