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アイススケート、アート鑑賞、食べ歩き等の雑記。

栗田宏一×須田悦弘-Contentment in the details-②(山梨県立美術館)

2021-01-15 20:03:45 | アート鑑賞
当たり前すぎて普段なかなか意識しないもの。
「土」
様々な土地でひたすら土を採集し、それを展示する栗田宏一さん。

普段土を目にするときって、だいたい同じ土地の土だと思います。
当たり前だけど。
だから土にもいろいろな色があるなんて想像できませんでした。
せいぜい茶色か赤茶色か・・・くらい。





展示室に入ると、まずは山梨県内の様々な場所の土が展示されています。
一つの県の中でも土の色は土地ごとに微妙に違います。



次の展示室には何の説明もなく、ただただ土が並べてあります。
これだけの種類の土が並んでいるのは壮観!!
そして説明がないだけに、どうしても土の「色」に目が行ってしまいます。



こんなに鮮やかなピンク色の土があるなんてびっくりです。
どうしてこんな色になるのでしょう。
土にはその土地の特性が表れるものだと思うから、これらがどこの土だか知りたいところ。



そうしたら最後の展示室でしっかり説明がありました。
全国のどの場所で採集した土なのか、全て書いてあるのです。
これには一緒に行ったkjさんも大喜び。
採集した場所が分かると、土の色の傾向をある程度読み解くことができます。

関東ローム層、焼き物が盛んな土地、島・・・。
ちなみに鮮やかなピンクの砂は珊瑚礁ではないかというのがkjさんの見立てです。
kjさんの親戚が住んでいる五島列島の土はかなり鮮やかな色でした。

こうしていろいろ想像しながら土を見るのはかなり面白いです。
栗田さんは土の本をいろいろ出されているようなので、欲しくなりました。
「土」という視点が加わると、散歩がまた楽しくなりそうです。


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