中之条ビエンナーレ2015 四万温泉エリア

中之条ビエンナーレ。今回は四万温泉エリアです。
このエリアは前回のビエンナーレで好きな作品が多かったエリアなので、楽しみにしていました。
そして期待以上の内容の濃さに大満足。特に旧第三小学校は必見です。


YORIKO「中之条温泉まんじゅう物語」
この屋台そのものが作品のようです。
土日は実際におまんじゅうを売っているみたい。
食べてみたかったな。


藤林悠「wet」
積善館向新にあるこちらの作品。
木造の建物に突如現れるこの蛍光色の物体。
どうやら除湿剤のようです。
温泉のもわっとした空気を可視化したのだとか。


本郷芳哉「存在について」
大黒屋全体を使った大がかりなインスタレーション。
奥の部屋にあったこちらが印象的でした。
四万川に沈んだ気分です。


マレビトの鈴木隆史さんのインスタレーション。
藁人間？私にはお米の神様に見えました。


「いやいや、神様出てきちゃだめだって！」
みたいな。

さあ、今回の四万温泉エリアの目玉「旧第三小学校」です。
前回のビエンナーレでは会場になっていなかったので初めての訪問です。
木造の校舎がいい感じです。
仕事が仕事なので、その辺に転がっている教材教具も気になる！！


木の廊下。10年前くらいに閉校になったようです。
廊下には当時の児童が作ったと思われる掲示物がそのまま貼ってあります。


この校舎がすでに作品という感じです。


佐藤令奈「Layer」
保健室が鉋屑でいっぱいになってます。このやらかしてる感が好き。
そして木のやさしい香りに包まれます。


大森愛「窓と」
やさしく風が吹いている感じ。


大橋博「Under the table」
部屋に入った瞬間、ギョッとしてしまいました。
いっぱいいるよ～。


三浦かおり「思想の構成」
大変です！シュレッダーの屑に取り囲まれました！


白鳥友里恵「失われゆくもの。」
大量の割り箸と食べられなくなったお米。
ここは調理室だったようです。


村上郁「電球都市：旧第三小学校、中之条、群馬」
私が特に印象に残った作品がこちら。
普通の電球に見えますが、近づいてみると・・・


いろいろな風景が焼き付いてるんですよ。
ランダムに点いたり消えたりするこの電球。
ずっと眺めていたくなります。


星田大輔「川とその他の流れ」
レースのカーテンからもれる光が幻想的。
もう少し暗い時間に見てみたかったです。

時間限定のこちらも見て来ちゃいました。

神田さおり「おんせんにんぎょの湯」
これは並んだ甲斐がありました。素敵。
この温泉に入ってみたいなぁ。


桶にも作品。

他にもたくさんの作品がありましたが、載せきれません。
本当に内容が濃かったです。
ちなみに暗すぎて写真に撮れなかったのですが、旧第三小学校にある「ROAD MOVIE」という作品は必見です。
かなりやらかしてます。こういう作品好きだわ～。