”金環”といっても、松本地域では完全な環にならないとか、そもそも天気があまり良くないらしい等々の情報があったので、ワタシ的にはあまり盛り上がっていなかったのですが。
日食が始まって間もなくという頃に障子をみてびっくり。「これは、木漏れ日が欠けた太陽の形になるとかいうヤツじゃないかえ?!!」と。
一気にテンションが上がっていつになく早くウチを飛び出しておりました。
で、まず目指したのはお城の北側の通り。
元気よく繁り始めた桜の葉が、いい具合に木漏れ日を作ってくれるんじゃないかとワクワクながら自転車を駆ること20分あまり。
期待どおりでありました。
次は仕事場の駐車場。
急遽、思いついた太陽撮影グッズをその場で作って(Pフィルターにロウソクの煤を付けてレンズに装着しただけ) 撮ってみたんですね。絞り過ぎて回折現象の見本みたいな画になってますが・・・。
気を取り直して壁に落ちた木漏れ日を漁りつつ、さっきの通りに舞い戻って
三日月形の木漏れ日を撮りつつ、自分もソレを纏っているお譲さんに感激したりもして。
あたふたと過ごしつつも楽しい仕事前のひと時でありました。
で、昼休み。
蝕の間は、少し暗くなっていた空が何事もなかったように眩しく晴れて
木漏れ日もいつもの形になっておりました。
夜のニュース番組でキレイにまん丸の金環を見せてもらって”金環日食の一日”が過ぎていきました。
一日っていっても、ワタシ的には障子に映った木漏れ日を見てから小一時間ほどの日食体験(撮り歩いたのはせいぜい10分くらい)でしたが。
次に同じ条件で観測できるのは300年後だという金環日食。それを出勤時間をちょっと早めただけで楽しめた幸運に感謝しながら、今日撮った画のどれかを伸ばしてみようかと思っております。