プータロー風味な自営業者の日誌

勤め人を62歳で卒業し、自営業で人生を楽しんでいるおっさんのブログ

#1823 決済終了

2019-12-19 | 最新情報

先週発電を開始した4基の太陽光発電所の融資決裁を実施。

これが終了しないと売電は開始しててもこのPROJECTが完結しない。

抵当権設定が必要な物件もあるので司法書士さんも同席。場所は近くの金融機関。

約1時間半で終了。

この4基は当初遅くても11月には完了する予定だったが、諸事情で年末まできてしまったが、完了できて安堵した。とても良い1日だった。

今回の物件の土地を見学し始めたのが今年の2月。

その後年内に稼働できる物件を優先的に確認するもなかなか決まらなかった。

その理由は、この施行会社兼販売会社様が約50か所も候補物件を持っているものの、良く管理されていないので、進捗状況が不明だった。

進捗とは、この会社様としてはまず土地探しでその後太陽光発電所開設の申請をする。

その後価格交渉などを経て、OKになると農地転用、所有権移転など不動産のプロセスを行う。

この会社様は本来不動産屋さんなのでこのあたりはプロで早く進めることができる。

しかし、50ケ所もあると社員数が数名の会社なので全部を完全に管理できていない。特に太陽光発電所の開設には書類の申請が多く、提出先が役所関係ばかりなのでこちらの都合で効率よくできないらしい。

なのでこの会社が販売できるのは年15基程度。

このために現地へ5回ほど通い、陽当りや申請の進捗を確認しながら絞り込んでいった。これに半年ぐらいかかった。

不動産投資も太陽光発電投資も場所が命。決して安易に場所を選定してはいけない。なので数ケ所の中から選べるような選択の幅がある環境が良い。

その後8月頃にようやく場所が決まり、パネルやパワコンの仕様を決めていくが、並行して大事な減税申請(3年間固定資産税が無税)の対応をしなければいけない。

全てのパネルやパワコンが減税対象になる訳ではない。対象となるのは以前のモデルよりも性能(省力化、効率化)がUPしている最新バージョンでなければいけない。

なので古いバージョンは多少安いものの、減税申請ができない場合もある。

製品の仕様が決まると次は設計。製品のサイズからパネルの配置を決めていく。

当初申請したパネル容量を大きくオーバーしてはいけないので、限られた土地にできるだけ計画どうりのパネル数をお互いが日陰にならないように配置する。

その時に重要なのがパネルの角度。

10度より20度、20度より30度の方が発電量は大きい。しかし角度が大きくなればなるほど日陰対策として前後のパネルの距離を広げる必要があるが、土地面積が限られているのでこちらの配置も難しい。

また今回の場所は雪の心配がほぼ無いが、北海道のように積雪がある環境では、パネル角度を30度にして雪を落下させる必要があり、その場合は広い土地が必要になる。

これらを色々と考えるとパネル角度10度がパネル全体のうち35%で、20度が65%の割合になる変則的な発電所が出来上がる。

今回の4基も含め、これまで購入した発電所のうち3/11基はこのタイプ。少しでも発電量を多くするためにはこのような設計ができる会社が良い会社である。

netで完成された太陽光発電所を購入する際には、これらの点をよく確認しなければいけない。

ポイントは、発電量をできるだけ多くするためにどのような方策をしているかである。

と言っても価格や時間的制約もあり、100%満足する仕様はなかなかできない。

限られた条件の中で最善を尽くすように今回も努力をしていたつもりなので、今回の4基が予想どうり結果をだしてくると努力が報われる感があり、大変ウレシイ。

今回の4基もすでに監視装置が稼働しており、毎日そのモニターを見るのが楽しみでプータローの絶好の暇つぶしになっている。

下の写真は、PCを4台使い、4分割して11基の稼働状況が見られる監視モニター。週間天気予報も表示。1基で2つのモニターを使用している発電所もある。(発電量を示すKW表示と売電額表示別)。

        

 


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