不動産事業では、戸建ての入居者様がようやく決まり、ビールを飲みながら大いに喜んでいたら、不動産管理会社様から着信アリ。
来月アパートで退去があるそうだ。この退去連絡の電話を通称「不幸の電話」と言っているが、とても落ち込む。
気を取り直して、また募集条件を決めるべく、また市場調査からスタートである。
さて戸建ては、これまでに計3件の申し込みを頂いたが、諸事情で最後の申し込みの方に決まり、空室期間が2ケ月ぐらいになってしまった。
この物件は、不思議なことに募集広告を出す前に、近所に住む入居希望者様の代理の方が現れた。この代理の方はかなり熱い思い入れがあったものの、入居する方には熱意は無く、お流れに。良くある話である。
なので、代理は成約にならないことがほとんどである。
さて大家として募集時に一番悩むのが、募集条件(家賃、敷金、礼金などの設定)。
まずは、家賃をを決めた後は、敷金、礼金、更新料などを決める。
思うにアパートは、敷金礼金ゼロゼロが当たり前になっているが、戸建ての場合、敷金2ケ月、礼金1ケ月が多く、高額な家賃の物件ほどその傾向が強い。(更新料はほぼ100%1ケ月)
高額な家賃=築浅の駐車場付き3LDK or 4LDKの戸建てになるが、大家の物件への思いが強すぎて募集条件のハードルが上がっているように見える。
また、今年は戸建ての場合、価格が安い物件から成約されている傾向がある。
そこで、まずは、家賃を少し高めに設定して、アグレッシブに敷金1ケ月、礼金ゼロ、更新料1ケ月でスタートしてみたが、礼金ゼロ物件はほぼ無いので、かなり反響があったものの、今は戸建ての人気が上がっていることもあり、最終的には、敷金1、礼金1、更新料0.5ケ月として、長く住んで頂きたいような条件にしてみた。
マル秘事項であるが、大家は大いに悩んで募集条件を決めているということは、変更もしやすいという事であり、借りる方は、気に入った物件に出会ったら、まずは家賃交渉をしてみる事をお勧めする。特に長く空室の物件には、効果があると思う。
この事は、決して誰にも言っては、いけない。
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