Be Natural

気取りも なんのてらいもなく  あるがままの自分を 感性の赴くままに そんな独りよがりの書き捨て日記です。

最強寒波下に”夜叉”の舞台を訪ねる旅【2023】

2023-04-06 13:12:28 | 健さん【高倉健】

2023年1月25日朝

近年では最強レベルの寒波の襲来によって

公共交通機関はほぼストップ、主要道路も凍結で閉鎖してしまい

不要不急の外出は控えるようにとの報道をみて

 

これは雪山歩きに行くしかないな と即決

当初、奈良の吉野方面の山に登ろうと思っていたところ

奈良市北西部の我が家から吉野方面への道路がほぼ閉鎖され

南下するのは相当面倒なことを知り

 

それなら目的地を北にして

越前海岸(東尋坊)か いつもの若狭にしようと決め出発

 

京奈和道は閉鎖しているのを知ってたので下道で京都方面に向かうも

大渋滞でこの有様

バスはしっかりチェーンを巻いてましたが

国道24号線の車線は全く動かず

待ちきれなくて通行止めの京奈和道側(U-ターンのみ可)に移り

別ルートをと選んだ奈良市北部を東西にはしるバイパス”ならやま大通り”は

直線道路ながらアップダウンが多いため

ブラックバーン状態をノーマルタイヤで走っていた車が

中央分離帯に乗り上げたりガードレールにぶつかったり

ぐるっとまわって奈良と京都の府県境を走る国道163号線も

ほとんど動かない大渋滞に事故だらけ

仕方なく一度家に戻り昼食を済ませてから再出発

わずか13キロの京都最南端の木津を抜けるのに1時間を要したものの

その後はノロノロながら宇治通過

更に約1時間後に伏見区の醍醐寺横を通過

学園前を出てから3時間後の16:00

ようやく山科区の国道一号線と湖西道路の分岐通過

とりあえず鯖街道を目指そうと大津市の堅田で下道へ

鯖街道手前の途中集落

鯖街道に入った途端この有様

南比良縦走路の起点 花折登山口への林道は雪で覆われて進入不可

そのまま朽木村に向かうつもりだったけど

時刻はもう午後5時前となり

ラジアルタイヤでも四輪駆動でなんとか走れる状態だったので

鯖街道を使うのを断念

また途中へ戻ることにしたのですが・・・

途中集落の雪景色に心を奪われてしまい

ついつい雪の中を歩き回ってしまいました~

いや~シンシンと雪の降る光景、痺れました

和邇ICから湖西道路に戻ったのですが

除雪車が走り回っていてもこの有様

写真には撮っていませんが、雪道に慣れているはずの地元の車も

急ハンドルでスピンしてガードレールにぶつかって通行止めになってたりと

やはり”不要不急の外出”を控える報道どおりの大変な状態でした。

 

安曇川から県道23号線(小浜朽木高島線)で朽木の道の駅で車中泊しようと

安曇川でラーメン屋を探し夕飯に

出川哲郎の充電旅でも立ち寄ったらしく

アンジャッシュ児嶋の一言が (笑)

お腹いっぱいでいい気分になったら

朽木まで行く気力がそがれ

安曇川の道の駅に戻り車中泊することにしちゃいました。

夜7時過ぎに寝ちゃったため夜中に目が覚め

トイレに行った時の様子

外気温はー4℃

 

朝の5時に起床してコンビニのコーヒーを飲み

近くの牛丼屋で朝ごはん

 

その後朽木に向かったところ

途中、中学生らしきヘルメットをかぶった自転車集団を追い越し

まだ真っ暗なツルツルの道を通学するなんて凄いな~とビックリ

いまどきのスマホのカメラ

自動で露出を調整してくれるので画像では明るそうにみえますが

実際はまだ薄明り状態でした

朽木の気温はー9℃でした

たぶん川の水の温度が高いため発生した霧がたなびき

とっても素敵な眺めでした

除雪を待ってグリーンパーク想い出の森に到着

モルゲンロートを眺めながら

日向に行く前に雪山ハイクしようと

モソモソと身支度を済ませ

朝8時蛇谷ケ峰を目指して出発

運動不足で亀足になること必至だったので

後続の二人連れに道を譲り

スノーシューで深雪を踏みしめながら進んだのですが

慣れないスノーシューでの登りに四苦八苦

ジグザグの登り道で方向転換をしたところ足首を捻ってしまい

無理して進んで動けなるのは避けなければと下山することにしちゃいました

スノーシューを脱いで壺足で歩いたのですが

何度も深雪を踏み抜いて這う這うの体で駐車場に帰還

たったの二時間半の雪歩きとなりました。

前日が車中泊だったのと雪山歩きで冷えた身体を温めようと

朽木温泉天狗の湯につかり

 

登頂を目指していた蛇谷ケ峰を恨めし気に眺め

本来の目的地 夜叉の舞台”若狭の日向”に向けて出発

滋賀県と福井県の県境の本坂トンネルを抜け

若狭熊川宿の道の駅に立ち寄り昼食をとり

いつもの水月湖と久々子湖の水路”浦見川”をのぞいてみると

例年なら数百匹の鳥が浮かんでいるのに

今年は数えるのも悲しいほど

鳥インフルエンザで激減しちゃったのかなぁ

と肩を落としながら日向湖に向かいました。。。

『アレッ、また日向湖の看板か変わってるじゃん』と驚きながら

いつもの時計回りに日向集落へ

最強寒波でさぞや雪が積もってるかなと思っていたのですが

2017年の大雪の時よりも少なくて

やはり6年前に訪れてて良かったなぁと

見慣れた雪のない日向の風景を眺めてから

早瀬浦を買いに三宅彦右衛門酒蔵の親戚のコンビニへ

(仕込みの忙しい時期なので小売りは去年からこの店で)

去年は奮発して 少し高いお酒を購入したのですが

今回は気軽に普段の晩酌用にと本醸造を5本

 

当然のことながら早瀬集落もほとんど雪がなく

いつもなら荒れた日本海と岩にぶつかる轟音が響く海岸も穏やかで

目立つのは中韓からのゴミばかり

日本でも有数の赤字路線で存続の危ぶまれている小浜線の美浜駅は

再開発の真っ最中

 

今年の”夜叉の舞台を訪れる旅”は

ちょっと期待外れで残念だったなぁと思いつつ

敦賀から下道の国道303号線で峠越えしてみたところ

雪は少ないものの気温は低い様子で

大型トラックが巻き上げた融雪装置の水が凍り

奇妙な氷像が出現していました。

マキノ高原に立ち寄りメタセコイア並木通過のフル動画を撮影して

やっぱ車中泊で安眠できなかったのか

中途半端な雪山ハイクで疲れちゃったのか

はたまた単なる帰巣本能だったのか

 

家に帰りたくなって奈良に向かってまっしぐらに車を走らせてたところ

山科の稲荷山トンネル手前にあった”たこ焼き屋”で

缶ビール片手に店先で飲んでるオバチャンを発見

いや~、京都山科らしい(?)光景でした(笑)

 

さて、正月に観た映画に感動してロケ地を探し

その後毎年の恒例となって13年目となった”夜叉の舞台を訪ねる旅”

 

日向の景色もすっかり変わってしまったし

お気に入りだった駅前の食堂も無くなって楽しみが半減

もうそろそろ思い出に浸るだけでいいのかも

なんて寂しいことを思うようになってしまいました。。。

 

さてどうなるのかな


Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« やっぱ最高♪ 【火野正平さんライブツアー】 | TOP | 30年以上放置して野生化し... »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 健さん【高倉健】