Be Natural

気取りも なんのてらいもなく  あるがままの自分を 感性の赴くままに そんな独りよがりの書き捨て日記です。

現実逃避は”雪山登山”(洞川清浄大橋から洞辻茶屋ピストン)

2023-01-11 17:50:27 | 山歩き&ハイキング
2023年1月7日
とうとう65歳となってしまいました。。。
 
数年前から年金関係の書類が送られてくるようになり
いろいろ勉強して繰り下げはしない方が良いと決め
誕生日の前日に請求書を提出したこともあって
 
『そっかぁ、年金がいただける歳=前期高齢者になっちゃったんだ
と実感
 
 
翌日、毎年誕生日恒例の七草粥を食べながら

『高齢者の単独行で雪山登山に出掛けて遭難したんだって、オジイチャン無謀なことするなよなぁ
なんて言われたらヤダなぁと思いつつ
 
「なんの、まだまだ雪山くらいシャカシャカと登れるさ
と、現実逃避を兼ねて
天気予報を調べ、雪がしっかり積もってるだろうと
修験道の聖地、奥駆道の大峰山(山上ケ岳)を目指すことにしました
 
07:15愛車のジムニーで自宅を出発
08:50天川村川合は雪があまり残っていなかったものの

それより標高の高い洞川なら期待できるかも
と洞川温泉を過ぎたら この状態
稲村が岳の登山口でもある母公堂の手前から 
ラジアルタイヤでも空転や氷にハンドルを取られたため
4WDにしてなんとか凌ぎ
大峰山(山上ケ岳)の洞川からの登山口”清浄大橋”に到達
 
突然雪山行を決めたため、登山届を準備しておらず
無茶せずに危なく感じたら撤退しようと出発することにしました。



09:35 Patagoniaのレインウエアの上下に
スパッツとアイゼンを装着
 
もしかしたらラッセルするような場所もあるかもと
スノーシューとピッケルも準備

09:48 女人結界門通過
登山道はしっかり踏み跡があり
嬉しいような残念なような

10:04 標高1,000mの一ノ世茶屋(跡)に到着
無事に雪山を歩けますようにと般若心経を唱え
『今年も運動不足で亀足だなぁ』と反省しつつ
 
次の目標である一本松茶屋を目指し
途中凍った沢を眺め
狭いながらもしっかり踏み跡の残るトラバースを慎重に歩き

10:45 一本松茶屋到着
 
実は、登り始めてすぐに
右の登山靴の紐が緩んでいることに気づいていたため
茶屋の中で紐を締め直しながら小休止
そこから先はしっかりと雪山の様相で
木の幹の雪から吹雪かれたら真正面から風を受けるんだろうなぁ
と気を引き締めました。


11:45 お助け水(標高1300m)到着

当然のことながら すっかり凍結してるのと
身体を冷やしたくないので 般若心経を唱えて すぐに出発





12:07 洞川からの登山道との合流地点&二少年遭難碑で再び般若心経を読経
帰路は洞川に抜けようかな?と簡単に考えていましたが
踏み跡がまったくなく 
スノーシューでもトラバースとかあったら壺足でラッセル必至かもと諦めました
 
この辺りから雪質がパウダースノーに変わり
アイゼンが効かなくなったものの 
コルの近くで危なそうなトラバースもなくホッと胸を撫で下ろしました
太陽の陽射しと青空が見え始め
実は二少年遭難碑辺りから運動不足と水分補給ミスで大腿四頭筋が痙攣してたのですが
もうすぐに稜線だなと気分爽快に
 
12:28 清浄大橋を出発してから2時間40分で奥駆道の洞辻に到着(標高1,484m)
不動明王にご真言を7回唱え
 
お昼時を過ぎてお腹がペコペコだったので
急いで洞辻茶屋に駆け込みました


幸いにも、茶屋の中は雪もあまり吹き込んでおらず
乾いた場所でゆっくりと昼食準備(この日の気温はー8℃)
特に冬山では定番の サッポロ一番 味噌ラーメン
先にコーヒーを入れておいたのですが
シェラカップなのですぐに冷えてしまいました
 
それでも熱々のラーメンは美味しかったですよ~
 
食事を終えたのが丁度13:00
ここから大峯山寺のある山上ケ岳まで標高差約200m、距離は2キロほどなのですが
このペースでは大峯山寺(山上ケ岳)に到着できるのはヘタしたら午後3時
もしものためにヘッデンも持参してるけど
登山届も出してないし無謀なことはやめようと
とりあえずザックをデポしてスノーシューで陀羅尼助茶屋まで
と思っていたのですが

やはり無理は禁物だなと
この日の登山はここまでとしました。



13:05 山上ケ岳に向かって般若心経を唱え下山開始
(写真中央少し右の最高点が山上ケ岳、左に西の覗き、鐘掛岩の行場があります)




14:52 女人結界門到着



15:00 清浄大橋前に停めた車に戻り
 
 
15:25 洞川温泉センター(村営日帰り温泉)到着 
16:30 普段、下山後に立ち寄ると多くの利用者で洗い場も浴槽も汗臭いのですが
この日はほとんど利用者がいなかった様子で、ほぼさら湯
登山後の温泉があまりにも気持ちよく
更に露天風呂(屋根付き)に浸かりながら降る雪を眺めていたら
あっと言う間に1時間が経過しちゃってました

コロナで休憩室は使えませんでしたが ほぼ貸し切りで気持ち良かった~

16:35 洞川温泉センター出発
 
誕生日だったので、家では猪肉のすき焼きを準備してくれてたのですが
お昼がラーメンだけだったので ハラペコ
ついつい途中でスーパーマーケットに立ち寄って
お刺身にトンカツに天ぷらの盛り合わせを買って
すっかり暗くなった夜道をぶっ飛ばし
19:00前に帰宅となりました
 
いつものことながら
登山口から出発してしばらくして
トラックを記録するのを忘れているの気づくため
距離と時間は短くなっちゃっていますが
こんな感じの行程でした。





 
踵の皮がベロリと剥けてしまったため
まだヒリヒリで靴を履くのに難儀しているのですが
 
この山行きで鈍った身体に喝を入れることができたため
今季のうちにもう一度大峰山系に登りたいなぁと
連休明けからずっとウズウズしっぱなし(笑)
 
さて、どうなるかなぁ~
 
 

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