かめのひとりごと

障害者母のつぶやきブログ。「ATTO かめのブログ」がしばらく停滞したので、リニューアルして再稼働です♪

辛抱強い保護者たち

2009年03月24日 23時19分52秒 | 日々雑感
かめは、若旦那。が幼いころから、20歳を過ぎたら、独立を!…と考えてきました。
子どもが幼いころって、そう思う保護者は大勢います。
でも…現実問題として、大人になりきれない子どもに対し、現実の支援不足も含め、「独立を!」という決心が揺らぐ。
どこから手をつければ良いのか、いざとなるとどうしようか、悩んでいるうちに、年齢を重ねていく。
それが現実です。

では、なぜ、かめは簡単に実現に移そうという気になれるのか…。
その原因の一つが、かめの「根性無し!」の性格にあるんですよね。

毎日、毎月、毎年、ある程度離せるようになってからずっと同じ会話。
ちょっと変わるのは…つい先日まで「ドラ○もん2009の映画」の期待だったのが、映画を見たその日から「ドラ○もん2010の映画」に変わるくらい。
この日から1年間、同じ話題が続いていきます。

会話のパターンは、いつも同じ。
定期的に見ている映画(ドラ○もん・ピカチュー・ピクサー・ドリームワークス)、毎年見に行くイベント(ワールドオンアイス)、ゲーム。
たまに違う会話をするとしても、TV番組(アニメーション・動物)。

今日、こんな事があったとか、こんな話があったとか、おかしかったとか、悲しかったとか…訊けばイエスノーくらい答えることもあるけれど、何を聞いてもパターン的会話で返されることのほうが多い。
…疲れるんですよね。

その他に、「床屋に行く」ための了承を貰うためにいろんな形で本人をその気にさせるように工夫する。
行事参加の伝達のタイミングを図る(タイミングを間違って一旦ノーと答えてしまうと、絶対参加しない!)工夫・知恵。
服や靴のサイズを確認するための「試着」の了承を貰う交渉。
ヨダレやお漏らしや食べこぼしなどで発生する大量の洗濯物。
上記水分から機械類を守るための、知恵と工夫と、常のチェックと…ついに壊された時の購入・資金計画。
刻み食の料理、柔らかい食事の工夫。
外食嫌いのための毎日の自宅での食事。

とにかく、毎日が知恵と工夫を凝らし、交渉を重ね、辛抱を重ねる繰り返し。

疲れるんです☆

ホームで暮らしたからと言って、まだまだ親の仕事は終わらない。
後見関係に代表される日常管理。
世話人と悩む知恵と工夫。

せめて、日々の交渉や、会話の相手、家事などの日常から解放されるだけで、母も仕事を持ち、ストレス発散の場を得ることができる。
「根性無し」だから、逃げたいんですよね。

…辛抱強い保護者たちを尊敬してしまいます。

子どもの将来のため!なんて綺麗ごとだけではないのが現実です☆
でも、子どもの将来のためと、自分自身の疲労と、両方の都合が一致しているからこその選択なんです。

終わり良ければ全て良し♪ってね♪







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