東京都心より2度ばかり気温が低いという千葉県柏市。なるほど。木々がすっかり秋の色。日差しが眩しく、空が高く、空気が肌に心地よい。ごきげんな小春日和。こんなにいいお天気の日に、目指すは我らががんセンター。
「紗羅、ダイジョーブー?」
枕元にk-ko。内視鏡検査を終えた私のそばでいつものように笑う。
この日、私は採血とCT。そして大嫌いな内視鏡検査。この春見つかった食道がんを化学療法で治療し、退院してから2度目の検査です。検査結果は11月30日。完治にはまだまだ時間がかかりそうな・・そんな今日の手応えでした。
k-koはがんのキャリアで、この厄介な病気の先輩でもある友人です。この日、k-koは入院。新たに出来た食道がんを内視鏡で切除する。なんとまぁの久々の入院です。
数年前に下咽頭がんの発覚でスタートした彼女の闘病生活。その最初の頃は咽頭部から食道へと、がんのもぐら叩き状態でした。ハズバンドのりゅうちゃんがメールで送ってくれる病状報告を読むだけで、なすすべ無く、遠くで見守るしかなかった私たち。
果敢に闘い、元気になってからしか会おうとしない彼女の生き方。その潔さ。
なのに私の罹患を知るや、k-koはフルエンジンであらゆる事で支えてくれました。病気への対処からメンタル面から読む本まで・・・手作りの料理を届けてくれたこともしばしばでした。
電話があると「どこから掛けてんの」と聞いてみる。「いまムンバイ(インド)」「新潟よ。ウラジオストックから帰ったばっか」信じられないフットワークでばりばり仕事をしているk-ko。私は甘えっぱなしです。
この日のk-koは患者さん。さっさと自分の入院手続きを終え、病室に荷物を置いて私の様子を見に来てくれる。
「心電図が何時になるかまだ判らないのよ。紗羅を送りがてら一緒に食事に行こうと思ったのに~」
内視鏡の手術は何度もしたことがあるから大丈夫。早ければ5日位で退院出来るかもしれない。慣れているから問題ないよ。と、彼女は言うのです。
検査を終えて、k-koに送られ、病院の外に出る。眩しい日差しに目を細め、カサコソと枯葉を踏んで歩く。肩をならべてゆっくり歩く。高い高い空の下。青い青い空の下。
「どっか行きたいよねー」
「ホントにねー」
「送って行けなくてごめんねー」
ひとり家路に着くワタシ。見送る彼女の温かい視線を感じつつ、振り返ることが出来ない・・・。
「紗羅、ダイジョーブー?」
枕元にk-ko。内視鏡検査を終えた私のそばでいつものように笑う。
この日、私は採血とCT。そして大嫌いな内視鏡検査。この春見つかった食道がんを化学療法で治療し、退院してから2度目の検査です。検査結果は11月30日。完治にはまだまだ時間がかかりそうな・・そんな今日の手応えでした。
k-koはがんのキャリアで、この厄介な病気の先輩でもある友人です。この日、k-koは入院。新たに出来た食道がんを内視鏡で切除する。なんとまぁの久々の入院です。
数年前に下咽頭がんの発覚でスタートした彼女の闘病生活。その最初の頃は咽頭部から食道へと、がんのもぐら叩き状態でした。ハズバンドのりゅうちゃんがメールで送ってくれる病状報告を読むだけで、なすすべ無く、遠くで見守るしかなかった私たち。
果敢に闘い、元気になってからしか会おうとしない彼女の生き方。その潔さ。
なのに私の罹患を知るや、k-koはフルエンジンであらゆる事で支えてくれました。病気への対処からメンタル面から読む本まで・・・手作りの料理を届けてくれたこともしばしばでした。
電話があると「どこから掛けてんの」と聞いてみる。「いまムンバイ(インド)」「新潟よ。ウラジオストックから帰ったばっか」信じられないフットワークでばりばり仕事をしているk-ko。私は甘えっぱなしです。
この日のk-koは患者さん。さっさと自分の入院手続きを終え、病室に荷物を置いて私の様子を見に来てくれる。
「心電図が何時になるかまだ判らないのよ。紗羅を送りがてら一緒に食事に行こうと思ったのに~」
内視鏡の手術は何度もしたことがあるから大丈夫。早ければ5日位で退院出来るかもしれない。慣れているから問題ないよ。と、彼女は言うのです。
検査を終えて、k-koに送られ、病院の外に出る。眩しい日差しに目を細め、カサコソと枯葉を踏んで歩く。肩をならべてゆっくり歩く。高い高い空の下。青い青い空の下。
「どっか行きたいよねー」
「ホントにねー」
「送って行けなくてごめんねー」
ひとり家路に着くワタシ。見送る彼女の温かい視線を感じつつ、振り返ることが出来ない・・・。
k-koから教えてもらった果物療法、毎日続けています。朝起きたらまず果物を食べる。20分以上立ってから
朝食をとる。
空腹時の果物は体に酵素が充分に行き渡り、活性酸素を除去するそうです。単独では脂肪に変化しないから太らないんですって。
つまりお猿さんのように果物と木の実を食べるのがいいらしいけど、やっぱり時々お肉や魚も食べちゃいます。
一日一日が大切で、いろとりどりの色に満ち溢れ、空は無限で、明日のことなんて誰にもわかりゃあしないもんね。
暗い歌を聴いちゃ駄目だよ、せっかく聞くんならぬけるように高らかで,明確なのがいい。ホラ音楽なら離れていても同じ音を楽しめるしね。絵画も音楽を奏でるし、香りも色で想像できたりするよね。透明な色や音や香りがあったりもする。
飛びますが、日付けの前の、[がんとのお付き合い]っての、なんとか別なのにできないの?
明日からはの~んびり、ぼちぼちと自分ちを片付けようと思います。
「がんとのお付き合い」ってカテゴリータイトルは・・・、んんん・・・困ったな。がんであることから逃げるまいと思って付けたのですが・・・。そろそろ別のカテゴリーの内容も書きたいと思いつつ、まだ出てこない。もうちょっと待ってくださ~~~い。
[体験するがん]とか[がんよ、私についておいで]とかに変えられないのでしょうか?、ということなのです。もちろん沙羅の紡ぐ別のカテゴリーが読めたら、そして写真もみれたら、それは素敵なことです。
セッションの時、お腹のマッサージをお願いしたことがあるの、覚えていますか?
実は調子悪いなーと思いつつもお腹の張りが良くならないまま放っておいたら、潜血陽性となり、昨日大腸の精密検査を受ける羽目になってしまいました。
先生の脅し、準備から検査まで結構苦しい思いをしましたが、紗羅さんのプログで力をもらった私はへこたれることはありませんでした。
結果は1週間後。どう出るか心して待ってみようと思います。
ブログ本体のタイトル「紗羅のアトリエ」
これは変えずに参ります。何をしていても私は私~ってことで♪
akiさま。お久しぶり~と喜んだら、潜血陽性とのこと・・・。内視鏡検査などをなさったのでしょうね。結果を知らせてくださいね。心配です。
母の亡くなった二十数年前とは全然違うのです。がんと言う病気のこと。医学の進歩は本当にすごいものです。自分の病状をしっかり把握して主治医と共に闘う。なっちまった場合はもうこれっきゃない!とつくづく思うこの頃です。
最近私は、事実を真正面から受け止めて、次に何をしたら良いのか前向きに考えて行動することが、やっとできるようになってきた気がしています。
今回検査を受ける時も、結果を待っている今も驚く程冷静です。それは、このプログに参加することで、人が生きるひたむきさ、勇気、苦しみ、悩み、迷い、安堵、楽しさ、悲しみなど、「あるがままの自分を素直に受け止め生きつづける」ということを学んだからと思っています。
検査結果が出たらきちんと報告しますね。
ご心配おかけしました。異常なしとの診断でした。
待合室で1時間待った後、診察室に。目の前にはカルテ、シャーカステンにレントゲン写真が10枚セッティング、内視鏡フィルム映写機が置かれ準備万端。看護師さんが「そんなに緊張しないで楽にしてお待ち下さいね。」と笑顔で対応。30分待機の間の落ち着きのなさを見てとったのでしょう。(私は冷静でいたつもりでしたが・・・・)
先生開口一番、「きれいで問題なし、何にもない。とりあえず説明だけはしておこう。」
内視鏡フィルムで盲腸、結腸、直腸全体の状態を丁寧に説明していただきました。
最後に、「一次検査で陰性でもがんがある場合もあり、陽性でもないこともある。それくらい当てにならないものだ。最高の検査方法である内視鏡検査を、年一回は必ず受けるようにしなさい。」
妻や娘に結果を伝えたところ、異口同音に「良かった、良かった、結果がわかるまでは憂鬱で落ち着かなかった。」とのこと。こんなにも心配してくれていたとは。
自分だけで生きているのではない。独りよがりの覚悟や判断は必要ない。もっと、家族の心の幸せを考えて自分を大切にして生きていくことが必要だと、あらためてその思いを強くしました。