帰りました

26日の夜にタイを出て、27日、日曜の朝、無事帰国いたしました。

旅は何時だって、気が付けば帰り道。
おとなしく、静かに過ごした2週間はあっというまにオシマイ。

退院してから時々乗り物酔いをするようになったので、行き帰りの移動がちょっとした不安材料。
♪　行きはよ～いよ～い　帰りは・・・ちょっとばかりダメージ。ホテルを出てから自宅まで、移動中はほとんど食事が喉を通りませんでした。でも29日の今日はすっかり元気。ゆっくりで少しづつですが、一日中食べてばかりおります。旅の間に増えたと確信したはずの体重・・・、すぐに取り戻せることでしょう。

あたたかいコメントの数々、ありがとうございました。帰ってk-koに電話したら「快挙快挙！！！」と涙ちょちょぎれるほどに喜んでくれました。遊びに出掛けて喜んでもらい、褒めてもらえるワタシって・・・？？

27日昼過ぎ、冷え切った我が家に帰り着き、まずは寒さに震えながらうなだれた植木に水をやる。霜枯れてしまった葉っぱを切って、留守中の東京の寒さを想像・・・。ぶるぶるぶる。

あとはひたすらコタツで亀。首だけ出してテレビで大阪国際女子マラソンを観る。

福士加代子を観続けて、最後はべそべそ泣きました。30キロを過ぎて失速してからが凄かった。なんだろねぇ、あれ。
よたよたになっても走り続ける。転んでも転んでも立ち上がる。それもうっすら笑顔なんだ。観ているこちらがおたおたする。なんなんだろうねぇ、あれ。
本人は意識がなかったとか、終わってから面白かったと語ったとの事。

「がんばれ☆」と、思う。同時に、「そんなにがんばらないでよ、もういいよー」と思う。反対方向の同じベクトル。だから心が張り裂ける。
コタツで亀のまんま、凄いものを観てしまいました・・・。


写真は滞在先で仲良くなった野良猫（多分）。このにゃんこの親友は、情けない顔をした大きなわんこ（多分野良犬）です。
私のための特別料理（辛くないタイ料理）を作ってくれた、友人夫婦のやっている屋台のそばでよく遊んでいました。
ふたり（二匹）が遊んでいるところを写真に撮ると、犬が猫を食べているようにしか見えない・・・ので、とりあえずにゃんこをご紹介します。
じゃれ合っている時、にゃんこの頭がまるごとわんこの口の中に入ってしまうので、右のひげが折れちゃっているの・・分かります？

こりゃなんだ

蛇が薩摩芋に化け損ねたような形状。ウロコに似た表皮がキモチワルイのでまだ食べたことのなかった果物です。
名前は知りません。

買ってみました。

膨らんでいる部分の皮が柔らかいので、そこからべりべりと剥く。ベ－ジュの果肉。匂いはゴ－ダチ－ズ。

がぶりと口に含んで「うへっ」表情筋が運動会開始。酸味の強い濃～い味。甘さと共に青林檎のような渋味もある。

あ－オドロイた・・・

異文化の楽しみもそろそろおしまい。

明日の夜には、寒い寒い日本への帰路につきます。

甘い香り

辛い食べ物が大好きです。なのにしばらくは禁止令。唐辛子を入れないタイ料理は・・・やっぱりちょっと辛い（ツラい）。

写真はココナッツや木の実などをバナナの葉で包んで作った伝統的なお菓子。タイのスウィーツも優れた物が多いのです。

枕元にはジャスミンの花輪。摘んできたクチナシをコップに挿して、甘い香りに包まれて甘い物を食べながら、辛い物を食べられる日を待ち侘びています・・・。

夕日

夕日を眺めています。海に沈む太陽を。毎日。

陽の赤が濃くなるにつれ、思い出すのは線香花火。

朱い丸い充実した沈黙。おもむろにはじけるのか、ぼとっ、と落ちてしまうのか・・・。

海に落ちるのなら「じゅっ」と音立てて、湯気を上げるのではないかと期待するのですが・・・。

今日も太陽は静かに沈んでいきました。

とうもろこし

潮風に吹かれながら、茹でたてのとうもろこしを噛みしめています。
タイの海辺です。

とうもろこしが食べられない・・・と泣いていたのは確か去年の6月でした。

光る海。眩しい日差しに目を細めながら、しっかり噛み締めています。この上ない極上の甘さ・・・。

森山裕之さんの絵 3rd.

銀座の吉井画廊にて、昨日の写真。

顔を見ると安心してもらえます。ね、ワタシ、元気そうでしょう。この写真のおふたり（左・常田富士男氏、中央・森山裕之氏）も安心してくれたと思います。会うのが怖かったとのこと・・・?!?

私のショートヘアーもだいぶ板につきました。ヘア担当はニキの娘、コト。ヘアークリエイター、コトの作品！です。

昨日から始まりました「森山裕之展」のご案内です。

森山裕之展
2008年1月10日(木)～26日(土)
10:00～19:00 日祭休廊
吉井画廊(GALERIE YOSHII)
〒104-0061 中央区銀座8-2-8　℡03-3572-5727
　

森山さんとの出会いについて、そしてその絵について、以前にもこのブログで紹介させていただきました。

そのパリ在住44年になる森山さんより昨年夏にお便り。2007年に創設された吉井賞を受賞。6月から7月にパリのギャラリー・ヨシイで個展を開催。大好評だったとの事。2008年1月には東京の吉井画廊での個展が開かれるとのお知らせでした。

美術も音楽も何もかにも、偶然出会い、これは！と感じたものを追い掛けている、というパターンが多いので、私の知識は偏っており、美術界のこともあまり知りません。

朝日新聞や美術の窓などに、第一回吉井賞、森山氏受賞の記事。事情が分かるほどに、これはめでたい！すごいことだ！との確信が深まる。自分の好きなものが高い評価を得ると、感情移入しやすい私は自分のことのように嬉しい♪

というわけで勇んで出掛けた昨日の展覧会初日のパーティー。懐かしい方にも何人もお目にかかれて嬉しかった！。一昨年の春に渋谷の文化村ギャラリーで見て心臓がドキドキした作品の前で、記念撮影させていただきました。

素晴らしい充実した作品群です。吉井画廊の展示空間は道路を隔てて二箇所。ぜひ足を運んでくださいますようご案内申し上げます。

追伸
明後日、13日から2週間ばかり、久しぶりにタイに行ってまいります。転地療法・・・なるか ?? もちろん、タイマッサージ巡礼もするつもり！　ちょっとドキドキ。すごく楽しみ。現地から携帯でアップできるかな？モブログ。試してみるつもりですが、上手くいきましたらおなぐさみ～っ。

年賀状

ぼち、お正月気分も終わりの1月7日。
今年いただいた年賀状はほんのちょっぴり。
ちょっぴり淋しいお正月でした。

昨年夏、義母が亡くなりました。年賀状をどうするか・・・連れ合いと散々迷ったのですが、喪中葉書を考えて作ってみて、ま、これでいいかということになり12月中に投函。

現・連れ合いと一緒になるまでは、私に年賀状を出す習慣はありませんでした。一年に一度くらいの葉書のやり取りは楽しい物だーというので、ほんじゃまぁ・・・と始めて何年経ったのでしょう。とにかくこちらから喪中葉書を出すのは始めてでした。

私も彼も、皆がそうするから～と言うようなこと、いわゆる慣習というのが嫌いです。

喪中葉書を受け取っても、それはそれ。こちらからは年賀状を出しておりました。
普通、喪中葉書をもらった人には賀状は出さないと思うけど・・・と私がつぶやいても、そんなの関係ない！と言うので、ま、そういう考え方もあるよねーと・・・。

けれども今年はこちらが喪中葉書。だから年賀状はあまり来ないだろうと、私は思っていたのです。いわゆる世間の常識・・・です。

1月1日。郵便受けをのぞきに行った彼は
「郵政民営化で郵便局がちゃんと機能していない！」
次の日。
「配達員がまとめて捨てたんじゃないか？」
その次の日。
「だからぁ・・・」と言う私に
「俺と付き合っているヤツがそんな風に考えるのか ?!」

2006年の暮れ、ブログを通して知り合ったmuiさんが、年賀状について、そして喪、ということについて、彼女のブログに書いていました。「私は喪に服しません」すごく共感しました。喪に服すというのは儒教に端を発しており、それに神道の死を穢れとする考え方が加わって広まったらしいとのこと。仏教では死は穢れではないということ、等など。ぜひ読んでみてください。目からウロコがボロリです。

ああ、それなのにそれなのに、せっかく学習して、ポンと膝を叩いたのに、喪中の形にした私がばかだった・・・。

葉書の内容に応えて、心のこもったお便りをくださった方も何人もいらっしゃいました。本当に嬉しかった。ありがとうございました。

1月2日昼過ぎ。普段より空気の澄んだ東京の街。住まいから遠くに小さく見える富士山を写してみました。

Happy New Year

Happy New Year !
こころ穏かに
明けましておめでとうございます

昨年の今頃、互いに生きていることを喜び合うのが新年の挨拶なのだろう・・などと書きました。でもって、ホント、今年はわが身をもって実感・・・ですね。

三が日はブログはやめとこうと何となーく思って、いつもと違う町の静かさに身を浸し、おとなしーく過ごしていました。（大晦日はk-koたちと一緒に加藤真一、田中信正、村上寛のトリオを聴きに横浜まで行ってきました♪）

一月一日。この日のお散歩はせっかくですから、世田谷八幡宮へお参り～。
ずいぶん写真をアップしていないので八幡様の鳥居でも撮ろうかと、カメラを持って出掛けたのです。

近所の公園で、嫌いだと思うのになぜか気になる存在、「葉牡丹」発見。なんとな～く撮ってみたら、その一枚でカメラの電池がいきなり切れた・・・。ので、久々の写真は八幡様ならぬ葉牡丹様、です。キャベツみたいなのに食べられないし、花だか葉っぱだか良く分からない変なヤツ。好きじゃないと思いながら何時も見つけると見入ってしまう。これも何かのご縁でしょうか・・・何のことやら・・？？

八幡様は大変な人出。ぞーろぞろと行列に並ぶこと一時間。老いも若きもなんとなく華やいでぞろぞろ。退屈を楽しむかのようにぞろぞろぞろ。ようやくお参りすることが出来ました。

Happy New Year !
どうぞ良い年になりますように・・・