齢寿天任せ

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実家の整理とゴミの処理

2021-07-19 11:44:00 | 日記

実家の整理を始めて8年が経過。やっとゴールが見えて来た。時間がかかったのは、遠隔地ゆえ。通えるのは年に2,3回が限度。もう一つの理由は、ゴミの分別である。実家のある地域のゴミの分別ルールは、怒りを覚える程、細かくて、こんな所には住みたくないなと思った(本当はここに色々不満を書きたかったが、止めて置く)。分別ルールに支配された実家の整理も終盤に差し掛かってくると、捨てにくいものが残ってくる。いくつか紹介しよう。

チューブに入った軟膏、靴クリームの類。自治体のルールでは、使い切った上で、チューブを不燃ゴミとして捨てる。中味が入ったままでは捨てられない。チューブは家中から約30本集まった。殆ど使っていない状態。これらの中味は、ワセリンや石油系溶剤を使っているので可燃ゴミである。ビニール袋に中味を全部出して可燃ゴミにすればよい。ただし、ビニール袋だと中味を出す時に中味があちこちについて具合が悪い。可能性は低いが「混ぜるな危険」に遭遇するかもしれない。今回は、ペーパータオルを3枚ぐらい重ねて、一度、三角に折り、それを開いて、その真ん中に、チューブの中味を出す方法にした。最後に、いわゆる薬包のつつみ方にすればよい。軟膏、靴クリームなど種類別に分けることができる。出来た複数の薬包をまとめてビニール袋に入れてしまえば完了である。

香水やオーデコロン。匂いが問題。台所などで中味を不用意に捨てると長期間匂いが消えない。溶剤がアルコールの場合は、そのうちに流れるが、水溶性でない溶剤を使っている場合は、配管に、こびりついて相当長期間匂いがとれない。これは絶対に止めた方がよい。下水処理も大丈夫かと不安がある。また、不燃ゴミとして出して、もし瓶が割れるとゴミの処理場に香水の匂いが充満することになる。これは、シャレにならない。中味は、可燃ゴミなので、入れ物を可燃ゴミにして、中味をその容器に移せば可燃ゴミに出せる。100均に、旅行用に化粧水などを小分けする容器と小分けするための注射器(尖ってない針が付いている)を売っている。これらを使って、中味を小分けして、可燃ゴミに出すことにした。注意点としては、アルコールや溶剤で溶ける容器があること。買うときに選ぶ必要がある。

他にも、捨てにくい物がいくつもあった(電池、ライター、蛍光管、ハンガー、灯油、ペンキなど)が、自治体のゴミ処理ルールとの知恵比べであった。自治体のゴミ処理ルールは、「住み易さ」と直結する。


新型コロナワクチン接種体験記

2021-07-11 13:44:55 | 日記

一回目のワクチン接種を受けてきた。病院嫌いなので、かかりつけ医なんて物はなく、集団接種である。行政はかかりつけ医で受けるように勧めているが、かかりつけ医がいる人なんかどの位いるのであろうか。事前に調べてから広報してるのだろうか。集団接種の予約はインターネットで申し込んだ。電話は終日話し中で繋がらない。ファイザーのワクチンが希望であったが、予約できなかったためモデルナとなった。どうもファイザーの方が人気があるようである。

集団接種の会場は遠い。最寄り駅まで10分歩き、電車が15分、さらに8分歩きである。2時の予約であったが、接種待ちは150人位、受付後、座って待機。この時間帯は5分で30人位が来場してる感じ。全体は流れ作業になっている。予診票のチェック、医師の問診、接種、15分の待機。全行程40分位である。一日中、この作業に従事している方には、誠にご苦労様です。

さて、問題の副反応であるが、2時間位で、接種部位(左肩)に痛みを感じてきた。その後は、それが段々と広がる感じ。モデルナのワクチンは量が、0.5ccで、ファイザーは0.3cc。どうも、この違いは大きいようである。接種時に薬液の注入感を感じたが副反応の強さにも影響するようである。翌日は、左腕がだるく、動かすと痛いのでなるべく動かさないようにしていた。就寝時、左側を下にして寝ることができなかった。2日目は、痛みは少し和らいだが、夕方頃に疲労感が出てきて、早め就寝した。この日も、左側を下にして寝ることができなかった。3日目は、痛みは、接種部位だけになった。疲労感も回復した。どうやら、これで治まりそうである。ただし、モデルナには、10日位で、接種部位を上端に腕が赤く腫れる「モデルナ・アーム」(割合は3~4%という話も)というのがあるそうで、これが目下の懸念である。なお、「モデルナ・アーム」は治るまで、1週間位かかるそうである。

モデルナの2回目は、4週間後である。ファイザーの2回目は3週間後で、早く済む。ファイザーの方が人気があるのは、「モデルナ・アーム」と早く済むという点にありそうである。

モデルナの2回目の報告である。「モデルナ・アーム」にはならなかったが、お約束の発熱があった。当日は無事だったが、翌日は、38.5度まで熱が上がった。さすがに何も出来ず、1日、横になっていた。アセトアミノフェンの入った風邪薬が効いて、切れると熱がぶり返すという感じだった。発熱は3日目の午前中までで、昼に風邪薬を飲んでからは発熱はなかった。解熱剤とスポーツドリンクは必須である。

追記です。「モデルナ・アーム」になりました。2回目接種から4日目、接種部位と違うところが直径5センチ位赤く腫れてきました。接種部位周辺は痒みが。痒み止めを塗ってます。副反応、フルオプションです。デルタ株にはファイザーより効くらしいのが救い。

 


高一スーパー・トランジスタラジオを作ってみた

2021-07-01 17:42:05 | 電子工作

AM波ラジオのFM波移行が加速されるようである。その昔、ゲルマニウムラジオはラジオ少年の入門アイテムであった。AM波だからゲルマニウムラジオで放送が受信できた訳であり、FM波になるとそうはいかない、少々寂しさを感じる。

当時、真空管のラジオは既にレガシーで、ラジオと言えばトランジスタラジオの時代であった。6石スーパーラジオというのが標準であった。「6石」というのは、トランジスタを6個使用しており、「スーパー」というのは、スーパーヘテロダイン方式という受信回路の方式名である。トランジスタラジオは、小さなボディに部品が一杯詰め込んであり、とても自作できる代物とは思えなかったのを憶えている。

部品箱の中に、ラジオ用の高周波コイルが転がっているのは知っていたが、ずっとそのままにしていた。ところが、あるWebの記事を見た時に、高周波コイルのコアの色により用途が分かるという解説があり、3個(赤、白、黒の3種類)あった高周波コイルを使えば、トランジスタラジオを作ることが可能であると気が付いた。ただ、問題は高周波コイルが、今でも使用可能であるかどうかである。テスターでチェックすると案の定、3個の内、2個が導通が無い。ダメもとで、高周波コイルを分解したところ、2個とも端子のところで断線していた。断線しているところをハンダ付けし直すと見事に復活した(本当のところは動作するまで分からない)。あと、手元に無いのは、バーアンテナとバリコンである。手持ちのラジオを分解して手に入れることを考えたが、思い止まり、通販で購入することした。

というわけで、高一スーパー・トランジスタラジオを作ってみた。回路は電子うさぎさんの記事を参考にしている。「高一」(高周波一段増幅)のところには、古典的なFETである2SK19を使用、局発(局部発振回路)・周波数変換には、これも古典的な2SC372を使用。中間周波数増幅には、電子工作定番の2SC1815を使用した。低周波増幅回路には別稿にて紹介したSEPPのトランジスタ増幅回路を使用している。

利用してみた感想であるが、バーアンテナでは、地元のNHK第一、第二の2局は受信可能、民放局は雑音レベル以下で受信不可であった。特に感じたのは、都市環境の雑音が酷く、AM波だとかなり電波が強くないと受信できないということである。外部アンテナを繋いでみると雑音一色になって、放送波に同調できなくなってしまう。その昔、アンテナ線を長く伸ばして、夜間に微かに聞こえる遠くの放送局を受信して楽しんだ中波帯は(都市環境では)ダメになってしまったと感じる。残念ながらFM化もやむを得ないのかなぁ。