北の窓から(芦田っち)

PC関連と私的雑感のブログ。
2015年7月10日、カッコ内に名前を加えました。昔の友だちに気付いてほしくて・・・

USB - Type-C に見る進化の方向 -

2013-12-14 00:00:00 | PC
スピードの出る車がいいよね、
でも、運転の楽な車はもっといいかも・・・

転送速度の向上を目指して、ある程度それが達成できたら、
次は使い勝手の良さに目を向ける・・・

USB って、そんな方向に向かっていませんか?
USB がさらに使いやすくなる・・・大歓迎です。
今だって相当に使いやすい汎用インターフェイスだと思っています。

ところで、USB とは Universal Serial Bus の略。
汎用的な「シリアル」バス・・・ 何の説明にもなっていませんね (^_^;)

昔、「シリアル」には遅いイメージがありました。
ビットを一つひとつ直列で送る・・・そんな感じでしょうか。

それに対して「パラレル」がありました。
直列ではなく、並列でビットを送る。
信号線が8本あれば、1クロックでまとめて8ビットを転送できる・・・そんな感じ。

今では(たぶん)どんなパソコンにも付いていない「シリアル」ポートと「パラレル」ポート。
(COM ポートと、プリンターポート)

昔、PCのシリアルポートの先にはモデム(MODEM)が付いていました。
工場では制御用のコンピューターと工作機が繋がっていることもありました。
一方、パラレルポートの先にはプリンターやスキャナーが付いていました。

当時の常識では、どちらが速いかといえば「パラレル」でした。
でも、時代は「シリアル」の方向に進みました。

何本もの線を使って一気に「パラレル」転送すれば、信号の同期を取るのが難しい。
速くしたければ線の数を増やせばいいのですが、
そうしたらますます同期が取れなくなる・・・

それよりも、「シリアル」転送でもクロック数を上げれば十分に高速転送できる・・・
信号線を増やす必要はありません。
(信号線を増やせばケーブルが太くなってウレシクないし・・・)。

さて、話を USB に戻します。

  

USB のバージョンが上がるにつれて、転送速度も上がってきました。
USB 3.1 では 10 Gbps。
どんなに USB が速くなっても、リービッヒの法則(最小律)のとおり最も低速なデバイスに縛られます。
SATA 6.0 接続のデバイスだと USB 3.1 の速度を活かしきれません(理論値ですが)。

♯ 下の表は Wikipedia に載っていたものです。
  

で、最近注目したのは USB の新規格「Type-C」です。
USB コネクターの「裏表(上下)」が無くなり、ケーブルの向きも気にしなくてもよいとか。

オヤヂには朗報です。

ノートPCなら、USB ポートをみればコネクターの上下はすぐに分かります。
でも、メインPCは(大きなケースなので)机の下に縦置きしています、
メインPCに USB ケーブルを挿す時は、机の下にもぐって作業します、
暗いので懐中電灯を点けるのですが、USB ポートの上下が分かりにくいので困ります。

Type-C なら、ポート(穴)の位置さえ分かればよいのです。
コネクターの上下を気にする必要はありません。
しかも、ケーブルの両端は同じ形なので、どちら側を使っても大丈夫。

穴があったら挿すだけです(Hなことを想像してはダメですよ)。

そんな記事を読んで、
USB も高速化が進めば、使い勝手を良くする方向に進化するのかなぁ・・・と思った次第です。

# USB「Type-C」を単純におススメできるかというと、そうでもありません。

  Type-C ポートを持つPCはまだありませんし、お持ちの USB デバイス/周辺機器にしても同様です。
  Type-C のケーブルを買えばそれだけで済むわけではありません。
  ただ、救いなのは(まず間違いなく)変換アダプターが発売されるであろうこと。
  既存の資産でも恩恵にあずかれるはずです。

  もう一つ懸念点があるとすれば・・・
  Type-C ポートは、サイズが現行の USB 2.0 マイクロBと同じです。
  どんどん小型化する(薄くなる)コンピューターに対応するためには
  ポートサイズも小さくしなければならないので、マイクロになったのだと思います。
  ただ、オヤヂ的感想では、マイクロBは小さくて挿しにくい(老眼ゆえ?)、
  また、壊れやすいのでは?と思います。
  (が、小型化とのトレードオフなのでやむなし。Type-C に一票を投じます)

  詳しくはここをクリックしてご参照下さい。
「どちら向きにも挿せるUSB Type-Cコネクタ策定中、マイクロUSBサイズ」


  USB 3.1 についてはここをクリックして下さい。



ここをクリックして、北窓舎のサイトにもお立ち寄りください・・・
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