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あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。「花火」

2011-06-21 | あの花
とうとう明日に迫った「めんま」の願いを叶える日。そのことを仏壇に手を合わせて「じんたん」の母親に報告する「めんま」は、ふと見た自分の手が、薄く透けはじめていることに気付く。その手を見つめる「めんま」は…。
(公式サイトより)


あと1話らしいのですが・・・

終わるのか、これ?

というのが、最初の感想ですよね。
最終話の予告映像に全く明るい展開が見えないのだが・・・。
にしても、「めんま」が亡くなったのは小学校3年くらいだったのか。てっきりもう少し高学年かと思っていたんですが・・・、年齢を考えると妥当かな?


・本間家
「俺の身長分かる、この一年でかなり伸びたんだぜ。」
「めんま弟」、登場回数は非常に少ないのにこれほど印象に残るキャラクターはいないよなぁ・・・。第1話では、ただの反抗期真っ盛りのただの嫌なガキにしか見えなかったのに・・・。「イレーヌ」の「ふざけてるわね」といい、本当に一言の重みを実感する作品。
「めんまパパ」の描写は「ゆきあつ」土下座で終わっちゃっているけど、あの後一騒動あったんだと思う。「ゆきあつ」と「つるこ」のことだから「めんま」(と女装)の事をうまくごまかして「めんまパパ」を説得したのではないだろうか。
他のブログの方はちょっと急すぎるという意見が目立つけど、彼らは少なくとも歩み寄ろうとしていた。しかし、「イレーヌ」が強い拒絶を示していたから最後の一歩が踏み出せなかった。その一歩を踏み出すきっかけを探していたのではないかと思う。今回、そのきっかけを作ったのが超平和バスターズであり、「めんま弟」のあの言葉を引き出し、「めんまパパ」のあのしぐさを呼び起こしたのではないかと思います。この点だけでも超平和バスターズを再結成した意味があったのではないかと思います。



・超平和バスターズ
何かのグループである以上、それぞれには必然的に役割が与えられる。それは子供同士のグループでも同じだろう。
「じんたん」がみんなを引張り、「めんま」が鼓舞し、「あなる」がサポートし、「ゆきあつ」が路線を修正し、「つるこ」が包み込み、「ぽっぽ」が皆についていく。
大きくなったら、
「じんたん」がぶち壊し、「ぽっぽ」が支え、「あなる」は振り回され、「ゆきあつ」が裏で手を回し、「つるこ」は皆を見つめる。
役割が変わってもやる事は変わらない。

一つ、心のすれ違いを除けば・・・。

「めんま」が成仏できなかった一番の要因はここでしょうね。



ここから下は妄想による次回予想です。

・「めんま」と「じんたん母」
幽霊がこの世に現れる場合、おおよそ2通りが考えられる。
1、昔ながらの怨恨、思い残しタイプ。
2、反魂の術に象徴される誰かに呼び出されるタイプ。

「めんま」の場合、なんとなく後者で、呼び出した人物は「じんたん母」ではないかと妄想しています。勿論、そこに「めんま」の思いも絡んではいると思いますが・・・。
母としての役割、そして「めんま」の気持ちを併せて登場したのが今回の「めんま」。
今のところ、「めんま」の本当のお願いは分かりませんが、「じんたん」が社会的にだいぶ自立を果たし超平和バスターズの面々のわだかまりがほぼ解消された時、今の「めんま」の必要性は無くなって消滅。
最終話はフラグを解消しつつ、ここを描いていくのではないかと思います。



・「ぽっぽ」の悔恨とは。
おそらく彼は「めんま」が溺れる瞬間or溺れている所or溺死している所を目撃してしまったのではないかと思います。それで彼は助けを呼びに行った。小さい彼には精一杯の行動だった・・・。
しかし、結果として「めんま」は溺れ死んでしまった。あの時自分が助けに入れば・・・というのが彼の最近見せる暗さの正体ではないかと思います。そのように考えると他のメンバーよりも積極的な姿勢というのが説明つくんですよね。今、「めんま」をきちんと成仏させる事が、あの時のせめても償いにと・・・。ここにきて癒しキャラから一気に重いキャラに変わった彼にも幸せを。



いろいろ言われながらも見事に期待に答えてくれている「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」
最終話はどのような形で閉めてくれるのでしょうか?
楽しみに待つ以外ないのがつらいです。(東のエデン展開だけは勘弁)





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