ということで、キノピコの歴史を振り返ってみようの巻。
彼女は2003年発売の「マリオカート ダブルダッシュ!!」で、キノピオの相方としてデビューを飾りました。ピンクに白斑点の頭と同色のおさげを持ち、外見上の特徴となっています。服装はピンクのワンピースに赤の上着(いずれもノースリーブ)が基本で、国外版での名前はキノピオの国外版での名前である「Toad」にフランス語で女性名を形作る-etteを加えた「Toadette」となっています。デビュー後、「ペーパーマリオRPG」に新ブーツorハンマー獲得時のアドバイス役として登場し、「マリオパーティ6」において2度目のプレイアブルキャラになりました。2008年の「スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール」を最後に一時期その姿をめっきり見なくなりましたが、6年の時を経て2014年の「マリオゴルフ ワールドツアー」にて見事復活を果たし、同年の「進め!キノピオ隊長」ではデビューから11年目にしてヒロインの座を獲得するなど、重要な役割を担うキャラとしてその地位を不動のものにしつつあります。各出演作品ごとにその活躍を見ていきましょう。
0. マリオストーリー
2000年8月11日に発売されたニンテンドウ64用ソフトで、キノピコという名前が初めて登場したのがこの作品。ただし、外見や性格、口調などはマリオカート ダブルダッシュ!!以降の彼女と全く違うものであり、国外版での名前も「Vanna T.」とこちらも違うものになっている。話しかけるとクイズを出してくる「ハテナ虫」のアシスタントをしていて、話しかけることができるがセリフはなく「♪」のテロップが出るだけである。彼女の名前はマリオの家に届く手紙で初めて明らかになる。ちなみに、本作では以降のペーパーマリオシリーズと違いきんきゅうキノコの色がピンクに白斑点とキノピコそっくりであり、「ペーパーマリオRPG」以降は白地にハート型の赤斑点に変更されている。偶然なのか、はたまた運命なのか……
1. マリオカート ダブルダッシュ!!

2003年11月7日に発売されたニンテンドーゲームキューブ用ソフトで、これが現在一般的に「キノピコ」と呼ばれる彼女のデビュー作。100ccスペシャルカップで優勝することで相方のキノピオとともに出現する。彼女のカート「ピコピコカート」はミラーのキノコカップで優勝すると解放される。スペシャルアイテムはキノピオ同様パワフルキノコ。「マリオカート64」や再びスペシャルアイテムの概念がなくなった「マリオカートDS」以降(アーケードグランプリ2を除く)でもおなじみのアイテムなので説明は不要だろう。ちなみに隠しキャラではあるが、取扱説明書の11ページにアイコンだけ出てたりする。
初期状態のタイトル画面にキノピコの姿はないが、ミラーやオールカップツアー含め全排気量の全カップで優勝するとタイトル画面が上記のものに変わり彼女も登場する。もちろん下記の通りエンドロール後の画像にもバッチリ写っている。

…余談であるが、本作のアートワーク(下記の画像)と次項で述べる「ペーパーマリオRPG」ではまだ方向性が固まってなかったのかピンクのワンピースに赤の上着ではなく赤のワンピースにワインレッドの上着を着用している。

2. ペーパーマリオRPG

2004年7月22日に発売されたニンテンドーゲームキューブ用ソフト。マリオがスーパーブーツ、スーパーハンマー、ウルトラブーツ、ウルトラハンマーの各装備品を手に入れた時の解説役として登場。その回数はたったの4回で、ウルトラハンマー獲得後は二度とゲーム内に出てくることはない。ただし、ボムへいくじにおいて不正を実行することで名前だけ聞くことができるらしい。前出演作「マリオカート ダブルダッシュ!!」のアートワーク同様赤のワンピースにワインレッドの上着となっているのが特徴。最後の出番であるウルトラハンマーの解説を終えて泣きながら退場していく姿が印象的。


3. マリオテニスGC

2004年10月28日に発売されたニンテンドーゲームキューブ用ソフト。Wiiにおいて「Wiiであそぶ マリオテニスGC」のタイトルでWiiリモコン操作に変更された本作が2009年1月15日に発売された。本作ではプレイアブルキャラにはならず、前作「マリオテニス64」でプレイアブルキャラだったキノピオ共々オープニングのトーナメント表にチラっと映るだけである。彼女のテニス参戦は本作から実に12年後の「マリオテニス ウルトラスマッシュ」まで待つことになる。
4. マリオパーティ6

2004年11月18日に発売されたニンテンドーゲームキューブ用ソフト。「マリオカート ダブルダッシュ!!」同様隠しキャラとしての登場で、「スターバンク」にてスター30個と交換することで使用可能になる。
ただ、上記の画像を見れば分かるのだが隠しキャラ扱いなのにタイトル画面でマリオの後ろにいて存在感バッチリなうえ、取扱説明書のキャラクター欄にまで堂々と載ってるのでもはや隠してすらいない。というより隠す気が最初からなかったのだろう。一応Lトリガーを押せばオジャマボイスが流れる。「ミラクルブック」(マリオパーティ6のストーリーを描いた本)のまえがき・あとがきには登場しない(本編には3ページほど出番が存在する)。頭上のものを叩くときやバトルミニゲーム「おせおせスタンプ」などのモーションに(体格が同じキノピオもであるが)癖があり、慣れないうちは少々扱いにくい。性能自体はマリオなどと何ら変わらない。


体格が同じキノピオと多くのモーションは共通化されているが、上記画像のように作り分けられているものもある。これは次作「マリオパーティ7」以降も同様。
5. マリオパーティアドバンス

2005年1月13日に発売されたゲームボーイアドバンス用ソフト。プレイアブルから外されるが、「パーティランド」と「チャレンジランド内、デュエルダッシュ」の案内役として登場する。これが最初で最後のGBAソフトへの出演。
Wii Uにおいてバーチャルコンソールとして2015年10月28日より配信が開始され、税込702円で購入できるようになっている。
6. 役満DS/Wi-Fi対応 役満DS

2005年3月31日(無印)/2006年9月14日(Wi-Fi対応版)に発売されたニンテンドーDS用ソフト。マリオシリーズのキャラが麻雀で対戦するという一線を画すものになっている。今回もやはりプレイアブルキャラではないが、本作では史上唯一の「敵キャラ」として登場するのが特徴。スピード重視で役を作るのでかなり手こずる相手らしい。Wi-Fi対応版はニンテンドーWi-Fiコネクションを利用したインターネット対戦機能がついただけで中身自体は同じである上、現在ではそもそもニンテンドーWi-Fiコネクション自体がサービス終了済みなので本当に何も変わらない。
7. Dance Dance Revolution with MARIO

2005年7月14日に発売されたニンテンドーゲームキューブ用ソフト。またしてもプレイアブルキャラにはならず、巻き貝のような形をしたホテル「マキガイホテル」の経営者として登場する。見るも無残な形に変形してしまったホテルを見て憤慨したり、それを直したあとに「やればできるじゃない。かんぜんにもとどおりになったわね。」などと言い、他作品と比べてツンデレ要素が強くなっている。一人称も他作品が「私」なのに対し本作のみ「アタシ」である。
8. ミラクルベースボール

2005年7月21日に発売されたニンテンドーゲームキューブ用ソフト。正式なタイトルは「スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール」。3度目のプレイアブルキャラとなった。本作より「キノピオたちのアイドル」という設定が付加されている。打撃面は(見た目通り)最低レベルであるが、その一方でヨッシーと並んで最速の足を持つ。バッターの時にチャージするとほぼ必ずフライになるのでチャージなしで打ったほうがいいだろう。飛距離はやや落ちるが弾道も低くなるためアウトになりにくく、最速の足があれば塁に進出できる確率もぐんと上がる。一応ホームランも出せるが、調整が非常に難しくトレーニングモードでもかなり確率が低いのでエキシビションで狙うのは避けたほうがいい。今回も隠しキャラであるが、解放条件が曖昧でありどうやって解放したか覚えてないので割愛する。ちなみに本作のキノピコのボイスは大半を「マリオカート ダブルダッシュ!!」から流用している。
9. マリオパーティ7

2005年11月10日に発売されたニンテンドーゲームキューブ用ソフト。初めて初期状態で使えるキャラとなり、結果としてパッケージなどへの露出が大きく増加した。本作のキノピコのボイスは大半が「マリオパーティ6」からの流用であるが、やられボイスがフェードアウトするようになり、前作ではサウンドテストで聞くことができなかった選択時の声をサウンドテストで聞くことができるようになっている。ただし、パーティーツアー終了後の結果発表でスーパースターに輝いた時のモーションが「マリオパーティ6」では専用のものであったのに対し本作では「マリオパーティ6」のミニゲーム勝利時のものと同一になっているほか、一部ミニゲームでもこのモーションを流用している。
ちなみに、本作まではキノピコのボイスはジェン・テイラー氏が担当していた。
10. マリオパーティ8

2007年7月26日に発売されたWii用ソフト。前作「マリオパーティ7」同様初期状態で使えるキャラとなっている。本作からキノピコのボイスを担当する声優がジェン・テイラー氏からサマンサ・ケリー氏に変更された。これは同じ人が担当していたピーチの担当声優が変更されたのに合わせてのもの。一部ミニゲームの勝利時のモーションがやはり「マリオパーティ6」から流用されている。代わりに「マリオパーティ7」で新たに起こされたものは流用されていない。パーティブース内の各ボードでのスター獲得時およびスーパースターに輝いた時のモーションは新規のミニゲーム勝利時のものと同一。
11. スーパーマリオギャラクシー


2007年11月1日に発売されたWii用ソフト。本家スーパーマリオシリーズ初登場。ただし、マリオテニスGC同様オープニング内のみである。同作と違い2カットに増えたが、2カット目にはキノピコが二人いるという小ネタがある。
12. マリオパーティDS

2007年11月8日に発売されたニンテンドーDS用ソフト。ボードマップ「キノピコのおんがくしつ」とともにストーリーモードの2番目に登場。また、ミニゲーム「まとあてクッパ」に彼女のマトが存在するほか、フィギュアやエンブレム(ゲーム内では「エムブレム」表記)も存在する。
13. 大乱闘スマッシュブラザーズX

2008年1月31日に発売されたWii用ソフト。観賞用のフィギュアとして登場する。デビューを飾った「マリオカート ダブルダッシュ!!」が代表作として挙げられている。
14. マリオカートWii

2008年4月10日に発売されたWii用ソフト。前作「マリオカート ダブルダッシュ!!」ではキノピオの相方であったが、本作はシステム変更により単独でレースに参加する。前作に続き隠しキャラ扱いであり、32コースすべてでタイムアタックの記録を出すと使用可能になる。そのためスターカップ・このはカップでの入賞が絶対条件となるが、Wi-Fi対戦回数1000回以上でも解放可能。スピード補正+1とダート走行・グリップ補正それぞれ+2がかかっており、ライド・オン・カメックと組み合わせれば全キャラ中最強のダート性能を誇る。スペシャルアイテムの概念が消滅したためパワフルキノコは再び全キャラが使えるようになった。マルチプレイである操作をすることで同じキャラを複数登場させることができるバグが存在する。

15. ファミリーベースボール

2008年6月19日に発売されたWii用ソフト。正式なタイトルは「スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール」。前作同様スピードタイプで、ヨッシー軍団に次いで足が速い。前作よりもホームランを打ちやすくなったのでそこそこ活躍できると思われる。
しかし、この「スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール」を最後に(2009年のWii版マリオテニスGCを除く)キノピコは表舞台からその姿を消してしまう。2011年12月1日発売のニンテンドー3DS用ソフト「マリオカート7」ではワルイージとともに最終選考まで残ったものの、縮められた開発期間と新キャラの優先から2人まとめて最後の最後で切り捨てられてしまった。最初は2011年内に発売する予定ではなかったようなので、もし当初の予定通り2012年以降の発売となっていたら登場していたのだろうか……
2012年4月26日発売のWii用ソフト「マリオパーティ9」では前作からキノピコ、カロン、テレサ、ゲッソー、ハンマーブロスの5人がリストラされたが、キノピコはただ1人クッパ軍団以外のリストラキャラであり、さらに他の4人が別の形で出番があったのに対し彼女だけは一切の出番がないという仕打ちを受けている。ここからさらに待つこと約2年、ようやく不遇の6年間が終わりを迎え、キノピコの新たな歴史が幕を開ける。
16. マリオゴルフ ワールドツアー

2014年5月1日に発売されたニンテンドー3DS用ソフト。6年の時を経て、ついにキノピコが表舞台へ復活。有料DLCキノコパック(もしくは有料DLC3つセットのまとめ買いパック)を追加購入することで使用可能になる。飛距離はノーマルの状態で198ヤードと全キャラ中最低(200ヤード切り自体キノピコのみ)だが、代わりにコントロールが全キャラ中最高で、常に安定したショットを打つことができるため、ショートホール向きの性能である。パー以外すべて特殊な背景になっていて、バーディ以外ならそれぞれ違う色のキノピオが応援に来てくれる。
17. マリオカート8

2014年5月29日に発売されたWii U用ソフト。本作もまた隠しキャラであるが、解放条件が排気量別未優勝カップで優勝するごとにランダムとなったためどのタイミングで使用可能になるかは分からない。前作「マリオカートWii」で存在したキャラごとの性能補正が廃止されたのでベビィ5人組と軽量級Miiを除く軽量級キャラと性能は同じ。似合うフレームはネコクラシカル。
「マリオパーティDS」でキノピコのおんがくしつというボードマップとともに登場することから分かるように彼女は音楽好きであり、本作では前作の音楽を題材にしたコース「ミュージックパーク」が「3DS ミュージックパーク」としてリメイクされている。もしかしたらミュージックパークはリストラされたキノピコに対するせめてもの代償だったのかもしれない(ちなみに前作には同じように「DS ワルイージピンボール」がリメイク収録されている)。
18. 進め!キノピオ隊長

2014年11月13日に発売されたWii U用ソフト。デビューから11年、とうとうヒロインの座を獲得する。本作ではキノピオ隊長、キノピコともに探検服を着ている。キノピオ隊長のほうがリュックサックが大きいが、2人に性能面での差はない。
ストーリー的には先に発売された「スーパーマリオ 3Dワールド」の前段にあたる。3つのエピソードで構成され、エピソード1はキノピコが大怪鳥ウィンゴにパワースターごとさらわれ、それをキノピオ隊長が助けに行くという形になる。エピソード2はキャラが逆転し、今度はキノピオ隊長がパワースターごとウィンゴにさらわれるのでキノピコが助けに行くことになる。エピソード3はステージによってキャラが変わるが、最終ステージはキノピオ隊長で臨む。エピソード1とエピソード3にはエンドロールが存在するが、ウィンゴとの戦闘が発生しないエピソード2にエンドロールはない。これはエピソード2の最終ステージのパワースター獲得後にキノピコがさらわれる描写がすでに含まれているため。
19. 大乱闘スマッシュブラザーズ for

2014年9月13日(3DS版)/12月6日(Wii U版)に発売されたニンテンドー3DS/Wii U用ソフト。「for 3DS」がニンテンドー3DS版、「for Wii U」がWii U版となっている。前作同様に観賞用フィギュアとして登場する。
20. マリオパーティ10

2015年3月12日に発売されたWii U用ソフト。前作では無慈悲にもたった1人完全リストラされてしまったが、マリオパーティシリーズでも復活を果たす。しかし、再び隠しキャラ扱いになってしまった。幸い、そこそこの腕を持つ人間なら1時間もしないうちに解放できる程度のポイントを手に入れられるので、(COM専としてでも)使いたい人はさっさと解放してしまおう。「クッパパーティ」モードでクッパが近づくと縮こまって震える姿が見られてかわいいのでオススメ。
21. マリオ花札

2015年11月に発売されたかるた。ゲームソフトではない。花札は任天堂が1889年に創業した時から作り続けていて、原点とも言える作品のひとつである。キノピコは「3月 桜」の札のうちの1つに描かれている。
22. マリルイRPG ペーパーマリオMIX

2015年12月3日に発売されたニンテンドー3DS用ソフト。正式なタイトルは「マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX」。一部Newニンテンドー3DS専用の機能があるが、ニンテンドー3DSでも遊ぶことは可能。本作のキノピコはモノづくりの才能を持っていて、ペーパーキノピオたちと協力してストーリーの進行に関わる「ドデカクラフト」の製作を担当する。なお、ペーパーキノピコは登場しない。中盤頃にソクリ山地と呼ばれる雪山にピーチが運ばれたことを知ると「私もあとからソクリ山地に向かいます」と宣言し、心配するマリオたち(特にルイージ)をよそに「私もつい最近冒険に出てましたから」と返答。実際に3人がかりでやっと進んでいた道中をいつの間にか先回りしてマリオたちを驚かせる。
終盤になるにつれてドデカクラフトの製作速度が上がっていき、クッパ城に突入した際には「さっき」、「そこで」、「いま」作ったもの(「ドデカクラフト ヨッシー」)でクッパ側のドデカクラフトを陥落させるなど、非常に優秀。ただし、このドデカクラフトバトルが終わるとカメックにキノピコが拘束され、身柄を預かったプロペラヘイホーを追いかけるミッションが発生する。一定時間が経過するとキノピコが連れ去られてしまうのでさっさととっ捕まえて奪還しよう。その後生まれ変わったクッパ城、「ネオクッパ城」内でクッパに今までのドデカクラフト4種をすべて燃やされてしまうが、慰めてくれるルイージをよそに「ええ、そうですね。たしかにドデカクラフトは残念でした。でも次に進まないと!悲しんでいるヒマはないですよ!」と、とてつもない立ち直りの早さで最後のドデカクラフトの製作に取りかかる。これらドデカクラフト群の功績からか、エンドロールのパレードでもメインメンバーとして参加した。
23. マリオテニス ウルトラスマッシュ

2016年1月28日に発売されたWii U用ソフト。「マリオテニスGC」ではトーナメント表に載っていたにもかかわらず不参戦だったが、12年の時を越えていよいよテニスにも参戦を果たす。ベースボールシリーズと違い本作のキノピコはスライスボールがよく曲がるトリッキータイプで、代わりにキノピオがスピードタイプになっている。キノピコのリーチは(なぜか)体格が同じキノピオよりも長い。コントロールも良く、ベースボールシリーズでの足の速さは健在なので扱いやすい。目立った欠点といえば数少ない2頭身でかつ手足が短いキャラクターであるが故のリーチの短さとこれまたベースボールシリーズと同じく致命的なパワー不足が原因でウルトラスマッシュを叩き込まれやすいことくらいである。上手くやればCPU「かなりつよい」相手にも完封勝利を決められるのでかなりの強さを誇る。
24. スーパーマリオメーカー

2015年9月10日に発売されたWii U用ソフト。2016年3月18日配信開始のイベントステージ「進め!キノピコ」をクリアすることでキャラマリオとして使用可能になる。「進め!キノピオ隊長」同様の探検服での登場であるが、キャラマリオである関係上同作と異なりジャンプが可能になっている。
25. マリオパーティ スターラッシュ

2016年10月20日に発売されたニンテンドー3DS用ソフト。本作でも相変わらず隠しキャラである。キャラクターずかんのキノピコの解説がプリティゴリ押しであり、「キノピオパレード」でのキノピコのサイコロもプリティサイコロとどう見てもプリティをゴリ押ししている。同モード内ではつぼみを開花させることができる特殊能力を持つ。固有サイコロは前述の通りプリティサイコロで、出目は3と4が3つずつという安定したもの。本作のプレイアブルキャラのうち彼女だけはamiiboが存在せず、結果として「マリオギャモン」で唯一使用不可能となっている。
26. スーパーマリオラン

2016年12月15日(iOS版)/2017年3月23日(Android版)に配信が開始されたスマートフォン用アプリ。プラットフォームが異なるが両者の内容は同一。お試しプレイ的な感じで最初の数コースを無料で遊ぶことができるが、キノピコを仲間にするには1200円でアプリを「購入」する必要がある。最初は「キノピオラリー」の審判として登場するので見るだけなら課金無しでも可能。仲間になる条件は全5色のキノピオをすべて200人以上集めて「王国づくり」モードで「キノピコの家」を購入し、王国に配置すること。性能面での特徴はキノピオラリーでコインゲージの溜まるスピードが最も早く、結果発表時に相手のキノピオを一部奪うことができるというもので、キノピオラリー向けになっている。アクション面ではマリオと特に変わらない。扱いづらくはないが、突出して魅力的なキャラというわけでもなく、「ワールドツアー」で使うには愛が試される。また、これまでの作品で唯一キノピオにスピードで負けているのでキノピオラリーでも絶対的に有利というわけではない。
27. マリオカート8デラックス

※画像はWii U版 マリオカート8のもの
2017年4月28日に発売されたNintendo Switch用ソフト。3年前にWii Uで発売された「マリオカート8」の完全版ともいえる作品で、「スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール」以来9年ぶりにキノピコが初期キャラクターとなった。「マリオカート8」の有料DLCを含めたすべての要素が最初から解放されていて、このほか新たにカロン、クッパJr.、キングテレサの3人が復活し、「Splatoon」よりインクリングの2人組、200ccタイムアタックモードが追加されている。
28. スーパーマリオオデッセイ

2017年10月27日に発売されたNintendo Switch用ソフト。箱庭型3Dマリオとしては「スーパーマリオサンシャイン」以来15年ぶりの作品。「スーパーマリオギャラクシー」のオープニングに1回だけ登場して以来10年ぶりの3Dマリオ作品への登場となった。ストーリークリア後に記録係としてピーチ城内に現れる。本家横スクロール型アクションゲームとしてのスーパーマリオシリーズでは初めてとなる探検服姿での登場。また、彼女が帽子を被ったのは全作品を通して初めてのこと。
余談だが、本作ではピーチ城内やパワームーン獲得時のBGMなど、初代3Dマリオ「スーパーマリオ64」のアレンジ曲が比較的多く使われている。
29. マリオパーティ100 ミニゲームコレクション

2017年12月28日に発売されたニンテンドー3DS用ソフト。やはり携帯機でのプレイアブル化は難があるのか、本作では再びサポートキャラクターとなった。ミニゲーム内では「うみぞいドライビング(マリオパーティ6)」のゴールで待機している。この他、一部モードの司会進行役として登場する。
この14年でキノピコは実に29作品(1シーンのみや花札を含み、マリオカート8デラックスを別カウントとした場合)に出演しており、その数は今後も増え続けていくことになると思われます。人気は高いほうなので、自然消滅することはまずないでしょう(過去に6年間1作も出してもらえない時期がありましたが…)。「進め!キノピオ隊長」ではヒロインの座まで手に入れ、いよいよその地位を不動のものにしつつあります。今後も一人のスーパーマリオシリーズファンとして、彼女の活躍を見守っていきたいですね。
その他資料集
①初期キャラ作品数 4(マリオパーティ7・8、ファミリーベースボール、マリオカート8デラックス)
②ヒロイン担当回数 1(進め!キノピオ隊長)
③パッケージ「オモテ」登場回数 7(マリオパーティ6・7・10・アドバンス・スターラッシュ、ファミリーベースボール、進め!キノピオ隊長)
④パッケージ「ウラ」登場回数 4(マリオパーティ7・8、進め!キノピオ隊長、マリオテニス ウルトラスマッシュ)
⑤NPC登場回数※セリフあり 7(ペーパーマリオRPG、マリオパーティアドバンス・DS・100、Dance Dance Revolution with MARIO、マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX、スーパーマリオオデッセイ)
⑥ワンシーンのみ登場作品数 2(マリオテニスGC、スーパーマリオギャラクシー)
※いずれも確認済みの分のみ掲載しています。確認漏れ等があったらコメントなどでお知らせ願います。
※2017.11/13更新 一部文章訂正と画像差し替え、資料集の追加
※2017.11/16更新 一部文章訂正と画像差し替え、スーパーマリオオデッセイの追加およびそれに伴う資料集の更新
※2017.11/21更新 カテゴリ変更および一部文章訂正
※2017.12/27更新 一部文章訂正、画像差し替えおよび追加、資料集の更新
※2017.12/28更新 マリオパーティ100 ミニゲームコレクションの追加およびそれに伴う資料集の更新
彼女は2003年発売の「マリオカート ダブルダッシュ!!」で、キノピオの相方としてデビューを飾りました。ピンクに白斑点の頭と同色のおさげを持ち、外見上の特徴となっています。服装はピンクのワンピースに赤の上着(いずれもノースリーブ)が基本で、国外版での名前はキノピオの国外版での名前である「Toad」にフランス語で女性名を形作る-etteを加えた「Toadette」となっています。デビュー後、「ペーパーマリオRPG」に新ブーツorハンマー獲得時のアドバイス役として登場し、「マリオパーティ6」において2度目のプレイアブルキャラになりました。2008年の「スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール」を最後に一時期その姿をめっきり見なくなりましたが、6年の時を経て2014年の「マリオゴルフ ワールドツアー」にて見事復活を果たし、同年の「進め!キノピオ隊長」ではデビューから11年目にしてヒロインの座を獲得するなど、重要な役割を担うキャラとしてその地位を不動のものにしつつあります。各出演作品ごとにその活躍を見ていきましょう。
0. マリオストーリー
2000年8月11日に発売されたニンテンドウ64用ソフトで、キノピコという名前が初めて登場したのがこの作品。ただし、外見や性格、口調などはマリオカート ダブルダッシュ!!以降の彼女と全く違うものであり、国外版での名前も「Vanna T.」とこちらも違うものになっている。話しかけるとクイズを出してくる「ハテナ虫」のアシスタントをしていて、話しかけることができるがセリフはなく「♪」のテロップが出るだけである。彼女の名前はマリオの家に届く手紙で初めて明らかになる。ちなみに、本作では以降のペーパーマリオシリーズと違いきんきゅうキノコの色がピンクに白斑点とキノピコそっくりであり、「ペーパーマリオRPG」以降は白地にハート型の赤斑点に変更されている。偶然なのか、はたまた運命なのか……
1. マリオカート ダブルダッシュ!!

2003年11月7日に発売されたニンテンドーゲームキューブ用ソフトで、これが現在一般的に「キノピコ」と呼ばれる彼女のデビュー作。100ccスペシャルカップで優勝することで相方のキノピオとともに出現する。彼女のカート「ピコピコカート」はミラーのキノコカップで優勝すると解放される。スペシャルアイテムはキノピオ同様パワフルキノコ。「マリオカート64」や再びスペシャルアイテムの概念がなくなった「マリオカートDS」以降(アーケードグランプリ2を除く)でもおなじみのアイテムなので説明は不要だろう。ちなみに隠しキャラではあるが、取扱説明書の11ページにアイコンだけ出てたりする。
初期状態のタイトル画面にキノピコの姿はないが、ミラーやオールカップツアー含め全排気量の全カップで優勝するとタイトル画面が上記のものに変わり彼女も登場する。もちろん下記の通りエンドロール後の画像にもバッチリ写っている。

…余談であるが、本作のアートワーク(下記の画像)と次項で述べる「ペーパーマリオRPG」ではまだ方向性が固まってなかったのかピンクのワンピースに赤の上着ではなく赤のワンピースにワインレッドの上着を着用している。

2. ペーパーマリオRPG

2004年7月22日に発売されたニンテンドーゲームキューブ用ソフト。マリオがスーパーブーツ、スーパーハンマー、ウルトラブーツ、ウルトラハンマーの各装備品を手に入れた時の解説役として登場。その回数はたったの4回で、ウルトラハンマー獲得後は二度とゲーム内に出てくることはない。ただし、ボムへいくじにおいて不正を実行することで名前だけ聞くことができるらしい。前出演作「マリオカート ダブルダッシュ!!」のアートワーク同様赤のワンピースにワインレッドの上着となっているのが特徴。最後の出番であるウルトラハンマーの解説を終えて泣きながら退場していく姿が印象的。


3. マリオテニスGC

2004年10月28日に発売されたニンテンドーゲームキューブ用ソフト。Wiiにおいて「Wiiであそぶ マリオテニスGC」のタイトルでWiiリモコン操作に変更された本作が2009年1月15日に発売された。本作ではプレイアブルキャラにはならず、前作「マリオテニス64」でプレイアブルキャラだったキノピオ共々オープニングのトーナメント表にチラっと映るだけである。彼女のテニス参戦は本作から実に12年後の「マリオテニス ウルトラスマッシュ」まで待つことになる。
4. マリオパーティ6

2004年11月18日に発売されたニンテンドーゲームキューブ用ソフト。「マリオカート ダブルダッシュ!!」同様隠しキャラとしての登場で、「スターバンク」にてスター30個と交換することで使用可能になる。
ただ、上記の画像を見れば分かるのだが隠しキャラ扱いなのにタイトル画面でマリオの後ろにいて存在感バッチリなうえ、取扱説明書のキャラクター欄にまで堂々と載ってるのでもはや隠してすらいない。というより隠す気が最初からなかったのだろう。一応Lトリガーを押せばオジャマボイスが流れる。「ミラクルブック」(マリオパーティ6のストーリーを描いた本)のまえがき・あとがきには登場しない(本編には3ページほど出番が存在する)。頭上のものを叩くときやバトルミニゲーム「おせおせスタンプ」などのモーションに(体格が同じキノピオもであるが)癖があり、慣れないうちは少々扱いにくい。性能自体はマリオなどと何ら変わらない。


体格が同じキノピオと多くのモーションは共通化されているが、上記画像のように作り分けられているものもある。これは次作「マリオパーティ7」以降も同様。
5. マリオパーティアドバンス

2005年1月13日に発売されたゲームボーイアドバンス用ソフト。プレイアブルから外されるが、「パーティランド」と「チャレンジランド内、デュエルダッシュ」の案内役として登場する。これが最初で最後のGBAソフトへの出演。
Wii Uにおいてバーチャルコンソールとして2015年10月28日より配信が開始され、税込702円で購入できるようになっている。
6. 役満DS/Wi-Fi対応 役満DS

2005年3月31日(無印)/2006年9月14日(Wi-Fi対応版)に発売されたニンテンドーDS用ソフト。マリオシリーズのキャラが麻雀で対戦するという一線を画すものになっている。今回もやはりプレイアブルキャラではないが、本作では史上唯一の「敵キャラ」として登場するのが特徴。スピード重視で役を作るのでかなり手こずる相手らしい。Wi-Fi対応版はニンテンドーWi-Fiコネクションを利用したインターネット対戦機能がついただけで中身自体は同じである上、現在ではそもそもニンテンドーWi-Fiコネクション自体がサービス終了済みなので本当に何も変わらない。
7. Dance Dance Revolution with MARIO

2005年7月14日に発売されたニンテンドーゲームキューブ用ソフト。またしてもプレイアブルキャラにはならず、巻き貝のような形をしたホテル「マキガイホテル」の経営者として登場する。見るも無残な形に変形してしまったホテルを見て憤慨したり、それを直したあとに「やればできるじゃない。かんぜんにもとどおりになったわね。」などと言い、他作品と比べてツンデレ要素が強くなっている。一人称も他作品が「私」なのに対し本作のみ「アタシ」である。

8. ミラクルベースボール

2005年7月21日に発売されたニンテンドーゲームキューブ用ソフト。正式なタイトルは「スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール」。3度目のプレイアブルキャラとなった。本作より「キノピオたちのアイドル」という設定が付加されている。打撃面は(見た目通り)最低レベルであるが、その一方でヨッシーと並んで最速の足を持つ。バッターの時にチャージするとほぼ必ずフライになるのでチャージなしで打ったほうがいいだろう。飛距離はやや落ちるが弾道も低くなるためアウトになりにくく、最速の足があれば塁に進出できる確率もぐんと上がる。一応ホームランも出せるが、調整が非常に難しくトレーニングモードでもかなり確率が低いのでエキシビションで狙うのは避けたほうがいい。今回も隠しキャラであるが、解放条件が曖昧でありどうやって解放したか覚えてないので割愛する。ちなみに本作のキノピコのボイスは大半を「マリオカート ダブルダッシュ!!」から流用している。
9. マリオパーティ7

2005年11月10日に発売されたニンテンドーゲームキューブ用ソフト。初めて初期状態で使えるキャラとなり、結果としてパッケージなどへの露出が大きく増加した。本作のキノピコのボイスは大半が「マリオパーティ6」からの流用であるが、やられボイスがフェードアウトするようになり、前作ではサウンドテストで聞くことができなかった選択時の声をサウンドテストで聞くことができるようになっている。ただし、パーティーツアー終了後の結果発表でスーパースターに輝いた時のモーションが「マリオパーティ6」では専用のものであったのに対し本作では「マリオパーティ6」のミニゲーム勝利時のものと同一になっているほか、一部ミニゲームでもこのモーションを流用している。
ちなみに、本作まではキノピコのボイスはジェン・テイラー氏が担当していた。
10. マリオパーティ8

2007年7月26日に発売されたWii用ソフト。前作「マリオパーティ7」同様初期状態で使えるキャラとなっている。本作からキノピコのボイスを担当する声優がジェン・テイラー氏からサマンサ・ケリー氏に変更された。これは同じ人が担当していたピーチの担当声優が変更されたのに合わせてのもの。一部ミニゲームの勝利時のモーションがやはり「マリオパーティ6」から流用されている。代わりに「マリオパーティ7」で新たに起こされたものは流用されていない。パーティブース内の各ボードでのスター獲得時およびスーパースターに輝いた時のモーションは新規のミニゲーム勝利時のものと同一。
11. スーパーマリオギャラクシー


2007年11月1日に発売されたWii用ソフト。本家スーパーマリオシリーズ初登場。ただし、マリオテニスGC同様オープニング内のみである。同作と違い2カットに増えたが、2カット目にはキノピコが二人いるという小ネタがある。
12. マリオパーティDS

2007年11月8日に発売されたニンテンドーDS用ソフト。ボードマップ「キノピコのおんがくしつ」とともにストーリーモードの2番目に登場。また、ミニゲーム「まとあてクッパ」に彼女のマトが存在するほか、フィギュアやエンブレム(ゲーム内では「エムブレム」表記)も存在する。
13. 大乱闘スマッシュブラザーズX

2008年1月31日に発売されたWii用ソフト。観賞用のフィギュアとして登場する。デビューを飾った「マリオカート ダブルダッシュ!!」が代表作として挙げられている。
14. マリオカートWii

2008年4月10日に発売されたWii用ソフト。前作「マリオカート ダブルダッシュ!!」ではキノピオの相方であったが、本作はシステム変更により単独でレースに参加する。前作に続き隠しキャラ扱いであり、32コースすべてでタイムアタックの記録を出すと使用可能になる。そのためスターカップ・このはカップでの入賞が絶対条件となるが、Wi-Fi対戦回数1000回以上でも解放可能。スピード補正+1とダート走行・グリップ補正それぞれ+2がかかっており、ライド・オン・カメックと組み合わせれば全キャラ中最強のダート性能を誇る。スペシャルアイテムの概念が消滅したためパワフルキノコは再び全キャラが使えるようになった。マルチプレイである操作をすることで同じキャラを複数登場させることができるバグが存在する。

15. ファミリーベースボール

2008年6月19日に発売されたWii用ソフト。正式なタイトルは「スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール」。前作同様スピードタイプで、ヨッシー軍団に次いで足が速い。前作よりもホームランを打ちやすくなったのでそこそこ活躍できると思われる。
しかし、この「スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール」を最後に(2009年のWii版マリオテニスGCを除く)キノピコは表舞台からその姿を消してしまう。2011年12月1日発売のニンテンドー3DS用ソフト「マリオカート7」ではワルイージとともに最終選考まで残ったものの、縮められた開発期間と新キャラの優先から2人まとめて最後の最後で切り捨てられてしまった。最初は2011年内に発売する予定ではなかったようなので、もし当初の予定通り2012年以降の発売となっていたら登場していたのだろうか……
2012年4月26日発売のWii用ソフト「マリオパーティ9」では前作からキノピコ、カロン、テレサ、ゲッソー、ハンマーブロスの5人がリストラされたが、キノピコはただ1人クッパ軍団以外のリストラキャラであり、さらに他の4人が別の形で出番があったのに対し彼女だけは一切の出番がないという仕打ちを受けている。ここからさらに待つこと約2年、ようやく不遇の6年間が終わりを迎え、キノピコの新たな歴史が幕を開ける。
16. マリオゴルフ ワールドツアー

2014年5月1日に発売されたニンテンドー3DS用ソフト。6年の時を経て、ついにキノピコが表舞台へ復活。有料DLCキノコパック(もしくは有料DLC3つセットのまとめ買いパック)を追加購入することで使用可能になる。飛距離はノーマルの状態で198ヤードと全キャラ中最低(200ヤード切り自体キノピコのみ)だが、代わりにコントロールが全キャラ中最高で、常に安定したショットを打つことができるため、ショートホール向きの性能である。パー以外すべて特殊な背景になっていて、バーディ以外ならそれぞれ違う色のキノピオが応援に来てくれる。
17. マリオカート8

2014年5月29日に発売されたWii U用ソフト。本作もまた隠しキャラであるが、解放条件が排気量別未優勝カップで優勝するごとにランダムとなったためどのタイミングで使用可能になるかは分からない。前作「マリオカートWii」で存在したキャラごとの性能補正が廃止されたのでベビィ5人組と軽量級Miiを除く軽量級キャラと性能は同じ。似合うフレームはネコクラシカル。
「マリオパーティDS」でキノピコのおんがくしつというボードマップとともに登場することから分かるように彼女は音楽好きであり、本作では前作の音楽を題材にしたコース「ミュージックパーク」が「3DS ミュージックパーク」としてリメイクされている。もしかしたらミュージックパークはリストラされたキノピコに対するせめてもの代償だったのかもしれない(ちなみに前作には同じように「DS ワルイージピンボール」がリメイク収録されている)。
18. 進め!キノピオ隊長

2014年11月13日に発売されたWii U用ソフト。デビューから11年、とうとうヒロインの座を獲得する。本作ではキノピオ隊長、キノピコともに探検服を着ている。キノピオ隊長のほうがリュックサックが大きいが、2人に性能面での差はない。
ストーリー的には先に発売された「スーパーマリオ 3Dワールド」の前段にあたる。3つのエピソードで構成され、エピソード1はキノピコが大怪鳥ウィンゴにパワースターごとさらわれ、それをキノピオ隊長が助けに行くという形になる。エピソード2はキャラが逆転し、今度はキノピオ隊長がパワースターごとウィンゴにさらわれるのでキノピコが助けに行くことになる。エピソード3はステージによってキャラが変わるが、最終ステージはキノピオ隊長で臨む。エピソード1とエピソード3にはエンドロールが存在するが、ウィンゴとの戦闘が発生しないエピソード2にエンドロールはない。これはエピソード2の最終ステージのパワースター獲得後にキノピコがさらわれる描写がすでに含まれているため。
19. 大乱闘スマッシュブラザーズ for

2014年9月13日(3DS版)/12月6日(Wii U版)に発売されたニンテンドー3DS/Wii U用ソフト。「for 3DS」がニンテンドー3DS版、「for Wii U」がWii U版となっている。前作同様に観賞用フィギュアとして登場する。
20. マリオパーティ10

2015年3月12日に発売されたWii U用ソフト。前作では無慈悲にもたった1人完全リストラされてしまったが、マリオパーティシリーズでも復活を果たす。しかし、再び隠しキャラ扱いになってしまった。幸い、そこそこの腕を持つ人間なら1時間もしないうちに解放できる程度のポイントを手に入れられるので、(COM専としてでも)使いたい人はさっさと解放してしまおう。「クッパパーティ」モードでクッパが近づくと縮こまって震える姿が見られてかわいいのでオススメ。
21. マリオ花札

2015年11月に発売されたかるた。ゲームソフトではない。花札は任天堂が1889年に創業した時から作り続けていて、原点とも言える作品のひとつである。キノピコは「3月 桜」の札のうちの1つに描かれている。
22. マリルイRPG ペーパーマリオMIX

2015年12月3日に発売されたニンテンドー3DS用ソフト。正式なタイトルは「マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX」。一部Newニンテンドー3DS専用の機能があるが、ニンテンドー3DSでも遊ぶことは可能。本作のキノピコはモノづくりの才能を持っていて、ペーパーキノピオたちと協力してストーリーの進行に関わる「ドデカクラフト」の製作を担当する。なお、ペーパーキノピコは登場しない。中盤頃にソクリ山地と呼ばれる雪山にピーチが運ばれたことを知ると「私もあとからソクリ山地に向かいます」と宣言し、心配するマリオたち(特にルイージ)をよそに「私もつい最近冒険に出てましたから」と返答。実際に3人がかりでやっと進んでいた道中をいつの間にか先回りしてマリオたちを驚かせる。
終盤になるにつれてドデカクラフトの製作速度が上がっていき、クッパ城に突入した際には「さっき」、「そこで」、「いま」作ったもの(「ドデカクラフト ヨッシー」)でクッパ側のドデカクラフトを陥落させるなど、非常に優秀。ただし、このドデカクラフトバトルが終わるとカメックにキノピコが拘束され、身柄を預かったプロペラヘイホーを追いかけるミッションが発生する。一定時間が経過するとキノピコが連れ去られてしまうのでさっさととっ捕まえて奪還しよう。その後生まれ変わったクッパ城、「ネオクッパ城」内でクッパに今までのドデカクラフト4種をすべて燃やされてしまうが、慰めてくれるルイージをよそに「ええ、そうですね。たしかにドデカクラフトは残念でした。でも次に進まないと!悲しんでいるヒマはないですよ!」と、とてつもない立ち直りの早さで最後のドデカクラフトの製作に取りかかる。これらドデカクラフト群の功績からか、エンドロールのパレードでもメインメンバーとして参加した。
23. マリオテニス ウルトラスマッシュ

2016年1月28日に発売されたWii U用ソフト。「マリオテニスGC」ではトーナメント表に載っていたにもかかわらず不参戦だったが、12年の時を越えていよいよテニスにも参戦を果たす。ベースボールシリーズと違い本作のキノピコはスライスボールがよく曲がるトリッキータイプで、代わりにキノピオがスピードタイプになっている。キノピコのリーチは(なぜか)体格が同じキノピオよりも長い。コントロールも良く、ベースボールシリーズでの足の速さは健在なので扱いやすい。目立った欠点といえば数少ない2頭身でかつ手足が短いキャラクターであるが故のリーチの短さとこれまたベースボールシリーズと同じく致命的なパワー不足が原因でウルトラスマッシュを叩き込まれやすいことくらいである。上手くやればCPU「かなりつよい」相手にも完封勝利を決められるのでかなりの強さを誇る。
24. スーパーマリオメーカー

2015年9月10日に発売されたWii U用ソフト。2016年3月18日配信開始のイベントステージ「進め!キノピコ」をクリアすることでキャラマリオとして使用可能になる。「進め!キノピオ隊長」同様の探検服での登場であるが、キャラマリオである関係上同作と異なりジャンプが可能になっている。
25. マリオパーティ スターラッシュ

2016年10月20日に発売されたニンテンドー3DS用ソフト。本作でも相変わらず隠しキャラである。キャラクターずかんのキノピコの解説がプリティゴリ押しであり、「キノピオパレード」でのキノピコのサイコロもプリティサイコロとどう見てもプリティをゴリ押ししている。同モード内ではつぼみを開花させることができる特殊能力を持つ。固有サイコロは前述の通りプリティサイコロで、出目は3と4が3つずつという安定したもの。本作のプレイアブルキャラのうち彼女だけはamiiboが存在せず、結果として「マリオギャモン」で唯一使用不可能となっている。
26. スーパーマリオラン

2016年12月15日(iOS版)/2017年3月23日(Android版)に配信が開始されたスマートフォン用アプリ。プラットフォームが異なるが両者の内容は同一。お試しプレイ的な感じで最初の数コースを無料で遊ぶことができるが、キノピコを仲間にするには1200円でアプリを「購入」する必要がある。最初は「キノピオラリー」の審判として登場するので見るだけなら課金無しでも可能。仲間になる条件は全5色のキノピオをすべて200人以上集めて「王国づくり」モードで「キノピコの家」を購入し、王国に配置すること。性能面での特徴はキノピオラリーでコインゲージの溜まるスピードが最も早く、結果発表時に相手のキノピオを一部奪うことができるというもので、キノピオラリー向けになっている。アクション面ではマリオと特に変わらない。扱いづらくはないが、突出して魅力的なキャラというわけでもなく、「ワールドツアー」で使うには愛が試される。また、これまでの作品で唯一キノピオにスピードで負けているのでキノピオラリーでも絶対的に有利というわけではない。
27. マリオカート8デラックス

※画像はWii U版 マリオカート8のもの
2017年4月28日に発売されたNintendo Switch用ソフト。3年前にWii Uで発売された「マリオカート8」の完全版ともいえる作品で、「スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール」以来9年ぶりにキノピコが初期キャラクターとなった。「マリオカート8」の有料DLCを含めたすべての要素が最初から解放されていて、このほか新たにカロン、クッパJr.、キングテレサの3人が復活し、「Splatoon」よりインクリングの2人組、200ccタイムアタックモードが追加されている。
28. スーパーマリオオデッセイ

2017年10月27日に発売されたNintendo Switch用ソフト。箱庭型3Dマリオとしては「スーパーマリオサンシャイン」以来15年ぶりの作品。「スーパーマリオギャラクシー」のオープニングに1回だけ登場して以来10年ぶりの3Dマリオ作品への登場となった。ストーリークリア後に記録係としてピーチ城内に現れる。本家横スクロール型アクションゲームとしてのスーパーマリオシリーズでは初めてとなる探検服姿での登場。また、彼女が帽子を被ったのは全作品を通して初めてのこと。
余談だが、本作ではピーチ城内やパワームーン獲得時のBGMなど、初代3Dマリオ「スーパーマリオ64」のアレンジ曲が比較的多く使われている。
29. マリオパーティ100 ミニゲームコレクション

2017年12月28日に発売されたニンテンドー3DS用ソフト。やはり携帯機でのプレイアブル化は難があるのか、本作では再びサポートキャラクターとなった。ミニゲーム内では「うみぞいドライビング(マリオパーティ6)」のゴールで待機している。この他、一部モードの司会進行役として登場する。
この14年でキノピコは実に29作品(1シーンのみや花札を含み、マリオカート8デラックスを別カウントとした場合)に出演しており、その数は今後も増え続けていくことになると思われます。人気は高いほうなので、自然消滅することはまずないでしょう(過去に6年間1作も出してもらえない時期がありましたが…)。「進め!キノピオ隊長」ではヒロインの座まで手に入れ、いよいよその地位を不動のものにしつつあります。今後も一人のスーパーマリオシリーズファンとして、彼女の活躍を見守っていきたいですね。
その他資料集
①初期キャラ作品数 4(マリオパーティ7・8、ファミリーベースボール、マリオカート8デラックス)
②ヒロイン担当回数 1(進め!キノピオ隊長)
③パッケージ「オモテ」登場回数 7(マリオパーティ6・7・10・アドバンス・スターラッシュ、ファミリーベースボール、進め!キノピオ隊長)
④パッケージ「ウラ」登場回数 4(マリオパーティ7・8、進め!キノピオ隊長、マリオテニス ウルトラスマッシュ)
⑤NPC登場回数※セリフあり 7(ペーパーマリオRPG、マリオパーティアドバンス・DS・100、Dance Dance Revolution with MARIO、マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX、スーパーマリオオデッセイ)
⑥ワンシーンのみ登場作品数 2(マリオテニスGC、スーパーマリオギャラクシー)
※いずれも確認済みの分のみ掲載しています。確認漏れ等があったらコメントなどでお知らせ願います。
※2017.11/13更新 一部文章訂正と画像差し替え、資料集の追加
※2017.11/16更新 一部文章訂正と画像差し替え、スーパーマリオオデッセイの追加およびそれに伴う資料集の更新
※2017.11/21更新 カテゴリ変更および一部文章訂正
※2017.12/27更新 一部文章訂正、画像差し替えおよび追加、資料集の更新
※2017.12/28更新 マリオパーティ100 ミニゲームコレクションの追加およびそれに伴う資料集の更新
(あと、出来れば今後なんかの番組でマリオのことを取り上げる際に触れて欲しい(もちろん再現VTR付きで))
テレビ番組の件に関しては厳しいでしょうね。知名度は決して低くはなく、ヒロイン経験もありますがもっと功績のある者がいるので…私としては取り上げてもらいたいものですが。