1997年9月30日終車。この日をもって信越本線の横川〜軽井沢間(通称"横軽")が廃止、翌10月1日より軽井沢〜篠ノ井間が第三セクターのしなの鉄道に移管され、北陸新幹線の高崎〜長野間(2015年3月13日までは旅客案内では長野新幹線を使用)が開業しました。あれから20年、"横軽"の記憶を偲ぶため、碓氷峠鉄道文化むらへと行ってきました。今回のスポットはEF63形です。

かつて信越本線だった横川駅付近の線路上にはEF63が動態保存されている。ここにいるのは主にEF63 24であるが、11や12、25も時たま顔を出す。

旧・横川機関区の建屋にはEF63 10の姿が。20年の節目ということで記念ヘッドマーク(廃止惜別の際に使用したもの)が取り付けられている。

現役時代と変わらぬ姿を保ち続けるEF63 24+25。ただし、廃止時は復刻塗装でぶどう色2号一色であったが現在は新製時と同じ青15号とクリーム1号に戻されている

EF63 24の1エンド側には記念ヘッドマーク(EF63 10と同じく廃止惜別の際に使用したものだが、10のものは絵柄が3900形蒸気機関車に対し24のものはEF63形電気機関車)を取り付け。

碓氷峠鉄道文化むら内で展示されている試作車EF63 1。こちらは24・25ペアとは逆に廃車時は青15号+クリーム1号を纏っていたが、新製時と同じぶどう色2号一色に復刻されている。この時は"白山"のヘッドマークを掲げていた