こちらは後編となっております。前編はこちらです。
5.マリオカートDS

2005年12月8日に発売されたニンテンドーDS用ソフト。後方互換機能を持つニンテンドー3DSでも使用可能。前作と比較するとシステム面ではドライバーは単独に戻り、スペシャルアイテムもなくなっている。カウンター式のミニターボは変わらないが、ドリフト時の挙動のクセが今までよりも格段に減っており、非常に扱いやすくなった(結果として直線でミニターボを連発する「直ドリ」と呼ばれるテクニックが前作以上に横行することになるのだが…)。この他にもVSモードとバトルがCOM相手に1人プレイでも選択可能となったり、新たに「ミッションラン」モードが搭載されるなど、中身はかなり意欲的である。参戦キャラクターは整理が行われ、64・GBAの8キャラとデイジー、ワルイージ、カロン、HVC-12(ロボット)、ダウンロードプレイ専用でヘイホーの13人になった。前作にあった持ちカートシステムは本作でも採用されているが、キャラ側の重量による区別がなくなりすべてのキャラがすべてのカートに乗れる。また、ニンテンドーDSの特徴である2画面システムを活かしたマップ表示の詳細化が実施されている(従来通り全体図の表示も可能)。
・グランプリ
4コースを1度に走るいつものメインモード。前作で一時廃止された評価制が再び採用され、E〜☆☆☆の8段階で表される。ただし、優勝以外はE固定である。その他は特に変更はないが、前作の「オールカップツアー」が廃止された。また、本作ではオリジナルの16コースのほかに過去作のコースをリメイクした「レトロコース」が同じ数だけ収録されている。好評だったため次回作「マリオカートWii」以降にも引き続きレトロコースが登場する。レトロコースのコース名はハード名が先頭につく(例:64 チョコマウンテン、GC キノコブリッジ)。以下各カップ・コース一覧。今回よりレトロコースが登場したため、○○カップのカップは省略する。また、例によって過去作と名称被りが発生しているが全く関係はない。
キノコ第1:エイトクロスサーキット
キノコ第2:ヨッシーフォールズ
キノコ第3:プクプクビーチ
キノコ第4:ルイージマンション
フラワー第1:サンサンさばく
フラワー第2:モンテタウン
フラワー第3:ワルイージピンボール
フラワー第4:キノコリッジウェイ
スター第1:DKスノーマウンテン
スター第2:チクタクロック
スター第3:マリオサーキット
スター第4:キラーシップ
スペシャル第1:ワリオスタジアム
スペシャル第2:ピーチガーデン
スペシャル第3:クッパキャッスル
スペシャル第4:レインボーロード
こうら第1:SFC マリオサーキット1
こうら第2:64 モーモーファーム
こうら第3:GBA ピーチサーキット
こうら第4:GC ルイージサーキット
バナナ第1:SFC ドーナツへいや1
バナナ第2:64 フラッペスノーランド
バナナ第3:GBA クッパキャッスル2
バナナ第4:GC ベビィパーク
このは第1:SFC ノコノコビーチ2
このは第2:64 チョコマウンテン
このは第3:GBA ルイージサーキット
このは第4:GC キノコブリッジ
サンダー第1:SFC チョコレーとう2
サンダー第2:64 ヒュードロいけ
サンダー第3:GBA スカイガーデン
サンダー第4:GC ヨッシーサーキット
GC ベビィパークのみ5週規定、残りは3週規定。
・タイムアタック
最速レコードを目指すいつもの裏メインモード。事実上の直ドリゲーであるためチャンプの記録は凄まじく速い。本作では使用するカートによってキノコの数が1〜3個の間で変動する。
・VSモード
本作よりシステムが大幅に変更された。初代では2人、64以降は最大4人(ダブルダッシュ!!はLANケーブル使用で8人対応)までしかプレイできなかったが、本作では8人まで同時プレイに対応した。チーム戦が可能となり、コース選択も「まいかいえらぶ」「じゅんばん」「ランダム」から選択できる。COMも参戦するようになったため、COMの強さ(2人以上でのプレイなら無しも)も選択可能。ただし、以降のシリーズと違いチーム戦の場合どっちのチームに所属するかの選択権はなくプレイヤー含めてすべてのレーサーがランダムで振り分けられる。
・バトル
おなじみのふうせんバトルのほか、新たにあつめて!シャインが追加された。前作の2ルールは削除されている。VSモード同様1人プレイおよびチーム戦が可能となった。コースはニンテンドーDS、ゆうやみハウス、サザンリーフ、スイートタルト、64 ブロックとりで、GC どかんひろばの6つ。
・ミッションラン
本作最大の特徴であるモード。制限時間内(存在しないものもある)に与えられた課題をクリアすることが出来ればE〜☆☆☆の8段階で評価がつく。1レベル8ステージ+ボスステージの合計9ステージで7レベル存在する。
・アイテムとカート
前作からワンワン、ハート、ジャンボバナナ、クッパこうら、たまご2種が削除され、代わりにトリプルバナナ、キラー、ゲッソーが追加された。また、テレサが復活している。以下アイテム一覧。
・バナナ
・トリプルバナナ
・ミドリこうら
・トリプルミドリこうら
・アカこうら
・トリプルアカこうら
・トゲゾーこうら
・ボムへい
・にせアイテムボックス
・キノコ
・トリプルキノコ
・パワフルキノコ
・サンダー
・スター
・テレサ
・キラー
・ゲッソー
カートは1人あたり3台持っており、12キャラで合計36台。これにダウンロードプレイ専用のヘイホー(性能はヨッシーのスタンダードYSと同じ)を加えて37台が存在する。ある条件を満たすまではほかのキャラクターが持つカートに乗ることはできない。以下ヘイホーを除いたカート一覧。カッコ内は所有キャラ。
・Bダッシュ
・スタンダードMR
・シューティング・スター(以上マリオ)
・オバキューム
・スタンダードLG
・ストリームライン(以上ルイージ)
・ピアレス
・スタンダードPC
・ライトステップPC(以上ピーチ)
・エッグ・ワン
・スタンダードYS
・キューカンバー(以上ヨッシー)
・フラウリィ
・スタンダードDS
・ライトステップDS(以上デイジー)
・マッシュ
・フォー・ホイール・クレイドル
・スタンダードKO(以上キノピオ)
・ブルータル
・スタンダードWR
・ドラゴンフライ(以上ワリオ)
・ゴールド・マンティス
・スタンダードWL
・トリッパー(以上ワルイージ)
・ジャングルカーゴ
・スタンダードDK
・ワイルドライフ(以上ドンキーコング)
・タイラント
・スタンダードKP
・ハリケーン(以上クッパ)
・バニッシュ
・スタンダードKA
・カロン・カノン(以上カロン)
・HVC-BLS
・スタンダードRB
・HVC-LGS(以上HVC-012・ロボット)
6.マリオカートWii

2008年4月10日に発売されたWii用ソフト。新たに「バイク」と「ジャンプアクション」、「オートドリフト」が登場し、バイクは独特のハングオンと呼ばれるドリフト方式(通常のドリフトタイプのバイクも存在する)とウィリーで猛威を振るった。ゲームバランスの調整も上手くいっておらず、意欲作にして問題作という一長一短な作品に仕上がった。本作では初めて複数の形状のコントローラに対応している。使用可能なコントローラはWiiリモコン(+Wiiハンドル)、Wiiリモコン+ヌンチャク、Wiiリモコン+クラシックコントローラ、ニンテンドーゲームキューブコントローラの4つ。また、レースが8人から12人に変更された。前作に続きレーサーは単独で走るため、ダブルダッシュ!!の2人×8ペア=16人に次ぐ人数となっている。本体1台での最大プレイ人数は4人に戻ったが、ニンテンドーWi-Fiコネクションを用いたオンライン対戦は同時に12人まで参加可能になった。なお、本作では持ちカートシステムが廃止され、ダブルダッシュ!!同様に重量クラスごとに乗れるマシンが制限される。
・グランプリ
進行方式、採点方法などすべて前作と同じ。ただし、人数が増えたために順位に応じて獲得できるポイントが調整されている。本作でもオリジナル16コースとリメイク16コースの計32コースが収録されている。以下コース一覧。例によってオリジナルコースは過去作の同名コースとの関係は全くない。
キノコ第1:ルイージサーキット
キノコ第2:モーモーカントリー
キノコ第3:キノコキャニオン
キノコ第4:キノピオファクトリー
フラワー第1:マリオサーキット
フラワー第2:ココナッツモール
フラワー第3:DKスノーボードクロス
フラワー第4:ワリオこうざん
スター第1:デイジーサーキット
スター第2:ノコノコみさき
スター第3:メイプルツリーハウス
スター第4:グラグラかざん
スペシャル第1:カラカラいせき
スペシャル第2:ムーンリッジ&ハイウェイ
スペシャル第3:クッパキャッスル
スペシャル第4:レインボーロード
こうら第1:GC ピーチビーチ
こうら第2:DS ヨッシーフォールズ
こうら第3:SFC おばけぬま2
こうら第4:64 マリオサーキット
バナナ第1:64 シャーベットランド
バナナ第2:GBA ヘイホービーチ
バナナ第3:DS モンテタウン
バナナ第4:GC ワルイージスタジアム
このは第1:DS サンサンさばく
このは第2:GBA クッパキャッスル3
このは第3:64 DKジャングルパーク
このは第4:GC マリオサーキット
サンダー第1:SFC マリオサーキット3
サンダー第2:DS ピーチガーデン
サンダー第3:GC DKマウンテン
サンダー第4:64 クッパキャッスル
「ドンキージャングルパーク」が「(64) DKジャングルパーク」に名称変更された以外はハード名+リメイク前のコース名になっている。
・タイムアタック
おなじみ最速タイム追求モード。本作ではアドバンス以来のすべての組み合わせでトリプルキノコ所持でのスタートとなる。
・VSモード
基本的には前作と同じだが、アイテムの出現傾向が「なし」「ストイック」「おすすめ」「ダイナミック」から選べるようになったほか、レース数が一定の数(最小2〜最大32)に統一された。
・バトル
こちらも前作と基本的には同じだが、あつめて!シャインがあつめてコインに変更されている。ステージは以下の10個。
ブロックひろば
アクアリゾート
ファンキースタジアム
ワンワンルーレット
ドッスンさばく
SFC バトルコース4
GBA バトルコース3
64 まてんろう
GC クッキーランド
DS ゆうやみハウス
・キャラクター
本作は参加総数が非常に多いため、独立した項目で一覧形式にする。また、キャラごとに固有の性能補正が存在する。☆は隠しキャラで、このうちベビィデイジーはダブルダッシュ!!のキノピコ以来の新規キャラとなった。
・マリオ
・ルイージ
・ピーチ
・ヨッシー
・デイジー☆
・キャサリン☆
・ディディーコング☆
・クッパJr.☆
・ベビィマリオ
・ベビィルイージ☆
・ベビィピーチ
・ベビィデイジー☆★
・キノピオ
・キノピコ☆
・ノコノコ
・カロン☆
・ワリオ
・ワルイージ
・ドンキーコング
・ファンキーコング☆
・ロゼッタ☆
・クッパ
・ほねクッパ☆
・キングテレサ☆
・MiiスーツA☆
・MiiスーツB☆
・アイテムとマシン
本作ではテレサが再び削除され、きょだいキノコ、POWブロック、カミナリぐもが追加された(いずれも次作で削除)。また、キノコ系がすべて「ダッシュキノコ」に名称変更されている。使用できるアイテムは以下の通り。
・バナナ
・トリプルバナナ
・ミドリこうら
・トリプルミドリこうら
・アカこうら
・トリプルアカこうら
・トゲゾーこうら
・にせアイテムボックス
・ボムへい
・ダッシュキノコ
・トリプルダッシュキノコ
・パワフルダッシュキノコ
・きょだいキノコ
・POWブロック
・カミナリぐも
・ゲッソー
・サンダー
・スーパースター
・キラー
マシンは従来のカートに加えてバイクが増えており、前述の通りウィリーで猛威を振るった。そのため、次作では一旦削除されている。8では復活したが、ウィリーは廃止された。(ハ)印はハングオンバイクを示す。
・軽量級カート
スタンダード・カートS
スーパーベビィカー
ミニ・チャージャー
スーパープクプク
ホットラリー
ブルーファルコン
・軽量級バイク
スタンダード・バイクS
ロケットキラー(ハ)
ポケモーター
スピードスワン(ハ)
ライド・オン・カメック(ハ)
ジェットボール(ハ)
・中量級カート
スタンダード・カートM
ノスタルジア
ワイルドスター
スーパーゲッソー
ファンタジア
BダッシュMk.2
・中量級バイク
スタンダード・バイクS
マッハ・バイク(ハ)
キャンディ
ポロネーズ
インターセプター(ハ)
ドルフィンキック(ハ)
・重量級カート
スタンダード・カートL
サバイバルバギー
ファイアホットロッド
パックンカート
ファストグライド
トリッキー
・重量級バイク
スタンダード・バイクL
スーパーバウザー(ハ)
ワリオバイク
ティンクルスター
ワイルドスピア(ハ)
ファントム
7.マリオカート7

2011年12月1日に発売されたニンテンドー3DS・Newニンテンドー3DS用ソフト。キノピコ・ワルイージ推しにとって最も憎い作品。本作最大の特徴はカートが「フレーム」、「タイヤ」、「グライダー(新登場)」の3パーツに分解され、カスタマイズを楽しむことができるようになったことと、陸上に加えて水中と空中も走行(飛行)することができるようになったこと。また、携帯機ということもあってキャラクター数は大幅に削減されている。レースの人数はDS以前と同じ8人に戻った。本作では初代以来となるコインシステムが復活しており、コース上の至るところに落ちているほか、アイテムボックスからも入手できる。これらすべて初代と同じシステムである。タイムアタックのみ1度回収したコインは復活しない(ばら撒いたものも再回収不可)。一部コースではセクション制が採用され、そのコースは1週でゴールとなる。
・グランプリ
おなじみのモードなのでもう解説は不要だろう。変更点といえば最下位でも1ポイント入るようになったこと。以下コース一覧。本作よりレトロコースが「クラシックコース」に名称変更されている。(セ)印はセクション制コース。
キノコ第1:キノピオサーキット
キノコ第2:デイジーヒルズ
キノコ第3:プクプクラグーン
キノコ第4:ヘイホーカーニバル
フラワー第1:ウーフーアイランド1(セ)
フラワー第2:マリオサーキット
フラワー第3:ミュージックパーク
フラワー第4:ロックロックマウンテン
スター第1:パックンスライダー
スター第2:ワリオシップ
スター第3:ネオクッパシティ
スター第4:ウーフーアイランド2(セ)
スペシャル第1:DKジャングル
スペシャル第2:ロゼッタプラネット
スペシャル第3:クッパキャッスル
スペシャル第4:レインボーロード(セ)
こうら第1:64 ルイージサーキット
こうら第2:GBA クッパキャッスル1
こうら第3:Wii キノコキャニオン
こうら第4:DS ルイージマンション
バナナ第1:64 ノコノコビーチ
バナナ第2:SFC マリオサーキット2
バナナ第3:Wii ココナッツモール
バナナ第4:DS ワルイージピンボール
このは第1:64 カラカラさばく
このは第2:DS DKスノーマウンテン
このは第3:GC デイジークルーザー
このは第4:Wii メイプルツリーハウス
サンダー第1:Wii ノコノコみさき
サンダー第2:GC ディノディノジャングル
サンダー第3:DS キラーシップ
サンダー第4:SFC レインボーロード
・タイムアタック
これももう説明は不要だろう。グランプリやVS同様にコインが落ちているが、このモードでは回収したコインは復活しない。
・VSモード
なぜか本作ではダブルダッシュ!!以前と同じ複数人プレイ専用にされてしまった。ただしやれることは前作と大差ない。
・バトル
こちらは前作同様1人プレイが可能で、システムもほとんど同じ。あつめてコインが「コインバトル」に名称変更されたほか、最大値が10枚になっている。ステージはハニービーハウス、シャーベットリンク、ウーフータウン、64 ビッグドーナツ、GBA バトルコース1、DS サザンリーフの6つ。
・アイテム、キャラクター
前作の新アイテム3つすべてとにせアイテムボックスが削除され、ファイアフラワー、スーパーこのは、ラッキー7が追加された。また、トゲゾーを食らってもアイテムを落とさなくなっている。トゲゾー自体も羽がなくなりアドバンス以前のものに近い性能になった(追尾性能は変わらず)。使用可能なキャラクターは以下の17人。カッコ内は重量クラスを表す。
・マリオ(中重)
・ルイージ(中重)
・ピーチ(中軽)
・ヨッシー(中軽)
・デイジー(中軽)
・キノピオ(軽)
・ノコノコ(軽)
・ジュゲム(軽)
・ヘイホー(軽)
・ドンキーコング(重軽)
・ロゼッタ(重軽)
・ハナチャン(重軽)
・クッパ(重重)
・ワリオ(重重)
・メタルマリオ(重重)
・ハニークイーン(重重)
・Mii(中重)
ワルイージとキノピコは最終段階まで候補として残っていたものの、開発期間が短縮された影響でリストラとなってしまった。冒頭で書いた憎い作品ってのはそういう意味である。しかも、押し出されたキャラの代わりがジュゲムとハナチャンはともかくとしてほぼコンパチのメタルマリオと誰も歓迎しないであろうハニークイーンじゃそりゃ納得せんわな。ワルイージはDSのワルイージピンボールがリメイクされたし、キノピコは新規でミュージックパークがあるからそれで妥協してくれってことなんだろうけど、とてもそれに見合う代償ではない。実際この件に関してはクレームも多かったそうな。
・マシン
本作ではフレーム、タイヤ、グライダーに分割され、それぞれを組み合わせてカスタマイズすることになる。
・フレーム
スタンダード
スケルトン
Bダッシュ
バースデーガール
バナナバギー
エッグワン
ダンガンダック
H2O
ワルデービル
タルポッポ
ジェットサイダー
レトロまる
サンドランナー
クッパクラウン
コバルトセブン
マッハクイーン
ゴールドカート
・タイヤ
ノーマルタイヤ
スリックタイヤ
リングタイヤ
ローラータイヤ
スポンジタイヤ
ワイルドタイヤ
ワイルドレッド
ゴールドタイヤ
スーパーキノコ
ウッドリング
・グライダー
スーパーカイト
ピーチパラソル
パラフォイル
フラワーカイト
ビーストカイト
バサバサカイト
ゴールドカイト
8A.マリオカート8

2014年5月29日に発売されたWiiU用ソフト。走行コースに新たに反重力が追加され、ずっと問題視されてきたコースアウト時の復帰方法も変更されるなど、いわゆる「審判の買収」が事実上の廃止となり喜ばれた。しかし、アイテムバランスの明らかな調整不足やどう見てもやる気皆無なバトルモードなど、シリーズ最大の問題作でもある。せっかくコースアウト判定のバグがなくなったのに…
ちなみに、据置機ということもあってレース人数は再び12人となった。
・グランプリ
毎度おなじみ4コースの合計点数を競うモード。本作ではダブルダッシュ!!以来となるグランプリの4人同時プレイが可能となった。以下コース一覧。
キノコ第1:マリオカートスタジアム
キノコ第2:ウォーターパーク
キノコ第3:スイーツキャニオン
キノコ第4:ドッスンいせき
フラワー第1:マリオサーキット
フラワー第2:キノピオハーバー
フラワー第3:ねじれマンション
フラワー第4:ヘイホーこうざん
スター第1:サンシャインくうこう
スター第2:ドルフィンみさき
スター第3:エレクトロドリーム
スター第4:ワリオスノーマウンテン
スペシャル第1:スカイガーデン
スペシャル第2:ホネホネさばく
スペシャル第3:クッパキャッスル
スペシャル第4:レインボーロード
こうら第1:Wii モーモーカントリー
こうら第2:GBA マリオサーキット
こうら第3:DS プクプクビーチ
こうら第4:N64 キノピオハイウェイ
バナナ第1:GC カラカラさばく
バナナ第2:SFC ドーナツへいや3
バナナ第3:N64 ピーチサーキット
バナナ第4:3DS DKジャングル
このは第1:DS ワリオスタジアム
このは第2:GC シャーベットランド
このは第3:3DS ミュージックパーク
このは第4:N64 ヨッシーバレー
サンダー第1:DS チクタクロック
サンダー第2:3DS パックンスライダー
サンダー第3:Wii グラグラかざん
サンダー第4:N64 レインボーロード
たまご第1:GC ヨッシーサーキット
たまご第2:エキサイトバイク
たまご第3:ドラゴンロード
たまご第4:ミュートシティ
どうぶつ第1:GC ベビィパーク
どうぶつ第2:GBA チーズランド
どうぶつ第3:ネイチャーロード
どうぶつ第4:どうぶつの森
ゼルダ第1:Wii ワリオこうざん
ゼルダ第2:SFC レインボーロード
ゼルダ第3:ツルツルツイスター
ゼルダ第4:ハイラルサーキット
ベル第1:3DS ネオクッパシティ
ベル第2:GBA リボンロード
ベル第3:リンリンメトロ
ベル第4:ビッグブルー
・タイムアタック
毎度おなじみ最速タイムを追求するモード。システムはこちらも前作と全く同じで、1度回収したコインが復活しないのも変わってない。ただ、ゴーストのリプレイだとコインが回収されてない(左下の枚数表示は正常にカウントされる)のはいかがなものだろうか。
・VSモード
前作で1人プレイが不可能になったのはクレームが多かったためか、本作では再び1人プレイができるようになった。基本的にはWiiと同じだが、同作と比べて設定がキャラ選択前からレース開始直前に変わっている。チーム戦機能も引き続き搭載されているが、Wiiとは違って同じチームが投げたこうら等でも食らった扱いになる。
・バトル
歴代で最もやる気がないバトルモードだと思う。ステージはなんと8つすべてレースコースの使い回し。そしてルールはアドバンス以来となるふうせんバトルオンリーに(そもそも選択画面の表示がバトルではなくふうせんバトル)。選択可能なステージはマリオサーキット、キノピオハーバー、Wii モーモーカントリー、N64 キノピオハイウェイ、GC カラカラさばく、SFC ドーナツへいや3、GC シャーベットランド、N64 ヨッシーバレー。
・アイテム
本作では出現範囲の仕様が変更され、順位基準から1位との距離基準になった。結果的に特に混戦状態においてアイテムの威力が大幅に弱体化した。また、ラッキー7がコインを追加する形でミラクル8に昇格され、ブーメランフラワー、パックンフラワー、スーパークラクションが新たに追加された。サンダー、トリプルバナナ、トリプルダッシュキノコの仕様に少し変更が加えられ、スーパースター状態でもサンダーを食らうとアイテムが消えるようになっている(後述の8デラックスでは無敵に戻された)。トリプルバナナとトリプルダッシュキノコはトリプルミドリこうら・トリプルアカこうら同様マシンの周りを回るようになった(タイムアタックのトリプルダッシュキノコは従来通り)。以下一覧。
・バナナ
・トリプルバナナ
・ミドリこうら
・トリプルミドリこうら
・アカこうら
・トリプルアカこうら
・ファイアフラワー
・トゲゾーこうら
・ダッシュキノコ
・トリプルダッシュキノコ
・パワフルダッシュキノコ
・スーパースター
・キラー
・ボムへい
・ゲッソー
・サンダー
・ミラクル8
・パックンフラワー
・ブーメランフラワー
・コイン
冒頭で「アイテムバランスの明らかな調整不足」と書いたが、上記の仕様変更に加えてアイテムボックスの数が異常なほど減っており、1周するごとに3回程度しか取得できない。48コースの中で最も長いキノピオハーバーですら路面電車の後ろのものを除くと4箇所しかない上、仕様変更による全体的な弱体化やコースアウト後復帰の高速化も相まって非常に評判が悪い。特にトゲゾーこうらの大幅な弱体化とそのトゲゾーこうらを破壊できるスーパークラクションの登場は1位の独走をみすみす許すことになる確率が非常に高い。さらに2位〜6位では1位同様バナナやこうら系ばかりが出てくるので醜い潰し合いになることが多い。アイテムによるハチャメチャで熱いレース展開が売りだったが故にそれを自ら消してしまうような変更はどうなのか。
・キャラクター
基本的にはWiiのものをベースとしており、一部撤退や新規キャラが存在する。前作で最後の最後でリストラし大ブーイングを受けたワルイージ、キノピコもめでたく復活し、さらにクッパ7人衆が全員揃って参戦するなど嬉しい変更が目立つ。そして完全新規でベビィロゼッタが爆誕。キノピコ、ベビィデイジーに次いで3番目のマリオカート出身キャラとなった。その一方で残念ながら消えてしまったキャラも存在し、キャサリン、ディディーコング、、クッパJr.、カロン、キングテレサが本作でリストラ。代わりにメタルマリオとピンクゴールドピーチが追加されているが、なぜメタル系コンパチを選んだのか。ちょっと採用担当者を問い詰めたい。以下一覧。カッコ書きはDLC購入特典のキャラ。カラーバリエーションは省略している。
・マリオ
・ルイージ
・ピーチ
・ヨッシー
・(タヌキマリオ)
・デイジー
・(ネコピーチ)
・キノピオ
・キノピコ
・ベビィマリオ
・ベビィルイージ
・ベビィピーチ
・ベビィデイジー
・ベビィロゼッタ
・(しずえ)
・ノコノコ
・ヘイホー
・ジュゲム
・(むらびと)
・レミー
・ラリー
・イギー
・ウェンディ
・ルドウィッグ
・ロイ
・モートン
・ワリオ
・ワルイージ
・ロゼッタ
・クッパ
・(ほねクッパ)
・ピンクゴールドピーチ
・ドンキーコング
・(リンク)
・メタルマリオ
・Mii
・マシン
前作と同じく3つに分類され、カスタマイズが可能となっている。本作ではウィリーが演出のみ(性能に影響なし)になった上でバイクが復活し、オフロードに強いATV(バギー)が登場。バイクはウィリー廃止の代わりにスーパーミニターボがかかるようになっている。以下一覧。フレームのカッコ内はカ=カート、ド=ドリフトバイク、ハ=ハングオンバイク、ATV=ATV(バギー)。
・フレーム
スタンダードカート(カ)
スケルトン(カ)
ネコクラシカル(カ)
スタンダードバイク(ド)
スーパーコメット(ハ)
マッハGP(ハ)
バーニングボール(ド)
モト・ドーザー(ド)
ジェットライダー(ハ)
ヨッシーバイク(ハ)
マスターバイク(ハ)
そらまめ(ド)
きせかえスクーター(ド)
スニーカート(カ)
パタテンテン(カ)
クッパシップ(カ)
スティールダイバー(カ)
スタンダードATV(ATV)
くまライド(ATV)
ハナチャンバギー(ATV)
バウザートライク(ATV)
ビートデイモン(カ)
トライマッシュ(カ)
Gフォース(カ)
ターボ・ワン(カ)
スーパースター(カ)
ゴールドカート(カ)
GLA(カ)
300SL ロードスター(カ)
W25 シルバーアロー(カ)
ブルーファルコン(カ)
Bダッシュ(カ)
タヌキバギー(カ)
わくわくビートル(カ)
Pウイング(カ)
・タイヤ
ノーマルタイヤ
ノーマルブルー
スリックタイヤ
サイバースリック
ワイルドタイヤ
ワイルドホット
ローラータイヤ
スカイローラー
リングタイヤ
スパイシーリング
ブロックタイヤ
クリームブロック
メタルタイヤ
ボタンタイヤ
スポンジタイヤ
ウッドリング
ゴールドタイヤ
クッションタイヤ
GLAホイール
トライフォースタイヤ
リーフタイヤ
・グライダー
スーパーカイト
セイルプレーン
ズングリカイト
ワリオカイト
パラシュート
パラフォイル
もくもくバルーン
ピーチパラソル
フラワーカイト
パラフォイル MKTV
クッパだこ
ゴールドカイト
かみひこうき
ハイラルカイト
8B:マリオカート8デラックス

2017年4月28日に発売されたNintendo Switch用ソフト。タイトルから分かる通りWiiUですでに発売済みのマリオカート8(以降8無印と表記)を完成形にした上でのSwitch移植であり、基本は同じものの結構な違いが存在する。本項では8無印から変更された点のみを扱う。
・ウルトラミニターボの追加
新たに3段階目となるミニターボが設定された。火花の色はピンク。
・アイテムの2個持ち復活
ダブルダッシュ以来となるアイテムの2個持ちができるようになり、それに伴ってダブルアイテムボックスが出現するようになった。8無印ではアイテムが大幅な弱体化となってしまったのでこの変更により再びアイテムが乱れ飛ぶマリオカートらしさが蘇っている(ただし、アイテムそのものはほとんど変わっていない)。ダブルダッシュ!!と違いアイテムの順番を入れ替えることはできない。
・アイテムに「羽根」「テレサ」が復活
羽根はスーパーマリオカート以来25年ぶりの復活。バトルでのみ出現し、相手を羽根で飛び越えると風船を奪うことができる。テレサはマリオカートDS以来の復活で、効果もかつてと同じ。
・レーサーの復活と追加
8無印ではリストラされてしまった「カロン」「キングテレサ」「クッパJr.」の3キャラが復活し、「ボーイ」「ガール」「ゴールドマリオ」が新規で追加。ゴールドマリオのみ隠し扱いで、それ以外は既存キャラも含めてすべて初期状態で使用可能。
・バトルの大幅な改善
8無印ではやる気皆無だったバトルがリニューアルされ、モードに「いただきシャイン」「ドッカン!ボムへい」「あつめてコイン」が復活、「パックンVSスパイ」が新規で追加されている。新規追加のパックンVSスパイのみチーム戦専用。鬼ごっこと似たルールで、スパイ側が1人でも逃げ切ればスパイ側の勝利、スパイ側が全滅すればパックン側の勝利。復活したもののルールに変更はないが、ドッカン!ボムへいのボムへいはスティックを上に倒してる時間が長いほど遠くへ飛ぶシステムに変更された。
また、ステージも一新され、8無印の8ステージは選択不可能になった。新たなバトルステージはバトルスタジアム、スカイスイーツ、ドラゴンドージョー、ムーンステーション、3DS ウーフータウン、GC ルイージマンション、
SFC バトルコース1、デカライン高架下の8つ。
・その他
使用可能なコントローラはJoy-Con、Nintendo Switch PROコントローラであるが、本体ver4.0.0以上ではスマブラfor用接続タップを介することでニンテンドーゲームキューブコントローラが使用可能になった。
5.マリオカートDS

2005年12月8日に発売されたニンテンドーDS用ソフト。後方互換機能を持つニンテンドー3DSでも使用可能。前作と比較するとシステム面ではドライバーは単独に戻り、スペシャルアイテムもなくなっている。カウンター式のミニターボは変わらないが、ドリフト時の挙動のクセが今までよりも格段に減っており、非常に扱いやすくなった(結果として直線でミニターボを連発する「直ドリ」と呼ばれるテクニックが前作以上に横行することになるのだが…)。この他にもVSモードとバトルがCOM相手に1人プレイでも選択可能となったり、新たに「ミッションラン」モードが搭載されるなど、中身はかなり意欲的である。参戦キャラクターは整理が行われ、64・GBAの8キャラとデイジー、ワルイージ、カロン、HVC-12(ロボット)、ダウンロードプレイ専用でヘイホーの13人になった。前作にあった持ちカートシステムは本作でも採用されているが、キャラ側の重量による区別がなくなりすべてのキャラがすべてのカートに乗れる。また、ニンテンドーDSの特徴である2画面システムを活かしたマップ表示の詳細化が実施されている(従来通り全体図の表示も可能)。
・グランプリ
4コースを1度に走るいつものメインモード。前作で一時廃止された評価制が再び採用され、E〜☆☆☆の8段階で表される。ただし、優勝以外はE固定である。その他は特に変更はないが、前作の「オールカップツアー」が廃止された。また、本作ではオリジナルの16コースのほかに過去作のコースをリメイクした「レトロコース」が同じ数だけ収録されている。好評だったため次回作「マリオカートWii」以降にも引き続きレトロコースが登場する。レトロコースのコース名はハード名が先頭につく(例:64 チョコマウンテン、GC キノコブリッジ)。以下各カップ・コース一覧。今回よりレトロコースが登場したため、○○カップのカップは省略する。また、例によって過去作と名称被りが発生しているが全く関係はない。
キノコ第1:エイトクロスサーキット
キノコ第2:ヨッシーフォールズ
キノコ第3:プクプクビーチ
キノコ第4:ルイージマンション
フラワー第1:サンサンさばく
フラワー第2:モンテタウン
フラワー第3:ワルイージピンボール
フラワー第4:キノコリッジウェイ
スター第1:DKスノーマウンテン
スター第2:チクタクロック
スター第3:マリオサーキット
スター第4:キラーシップ
スペシャル第1:ワリオスタジアム
スペシャル第2:ピーチガーデン
スペシャル第3:クッパキャッスル
スペシャル第4:レインボーロード
こうら第1:SFC マリオサーキット1
こうら第2:64 モーモーファーム
こうら第3:GBA ピーチサーキット
こうら第4:GC ルイージサーキット
バナナ第1:SFC ドーナツへいや1
バナナ第2:64 フラッペスノーランド
バナナ第3:GBA クッパキャッスル2
バナナ第4:GC ベビィパーク
このは第1:SFC ノコノコビーチ2
このは第2:64 チョコマウンテン
このは第3:GBA ルイージサーキット
このは第4:GC キノコブリッジ
サンダー第1:SFC チョコレーとう2
サンダー第2:64 ヒュードロいけ
サンダー第3:GBA スカイガーデン
サンダー第4:GC ヨッシーサーキット
GC ベビィパークのみ5週規定、残りは3週規定。
・タイムアタック
最速レコードを目指すいつもの裏メインモード。事実上の直ドリゲーであるためチャンプの記録は凄まじく速い。本作では使用するカートによってキノコの数が1〜3個の間で変動する。
・VSモード
本作よりシステムが大幅に変更された。初代では2人、64以降は最大4人(ダブルダッシュ!!はLANケーブル使用で8人対応)までしかプレイできなかったが、本作では8人まで同時プレイに対応した。チーム戦が可能となり、コース選択も「まいかいえらぶ」「じゅんばん」「ランダム」から選択できる。COMも参戦するようになったため、COMの強さ(2人以上でのプレイなら無しも)も選択可能。ただし、以降のシリーズと違いチーム戦の場合どっちのチームに所属するかの選択権はなくプレイヤー含めてすべてのレーサーがランダムで振り分けられる。
・バトル
おなじみのふうせんバトルのほか、新たにあつめて!シャインが追加された。前作の2ルールは削除されている。VSモード同様1人プレイおよびチーム戦が可能となった。コースはニンテンドーDS、ゆうやみハウス、サザンリーフ、スイートタルト、64 ブロックとりで、GC どかんひろばの6つ。
・ミッションラン
本作最大の特徴であるモード。制限時間内(存在しないものもある)に与えられた課題をクリアすることが出来ればE〜☆☆☆の8段階で評価がつく。1レベル8ステージ+ボスステージの合計9ステージで7レベル存在する。
・アイテムとカート
前作からワンワン、ハート、ジャンボバナナ、クッパこうら、たまご2種が削除され、代わりにトリプルバナナ、キラー、ゲッソーが追加された。また、テレサが復活している。以下アイテム一覧。
・バナナ
・トリプルバナナ
・ミドリこうら
・トリプルミドリこうら
・アカこうら
・トリプルアカこうら
・トゲゾーこうら
・ボムへい
・にせアイテムボックス
・キノコ
・トリプルキノコ
・パワフルキノコ
・サンダー
・スター
・テレサ
・キラー
・ゲッソー
カートは1人あたり3台持っており、12キャラで合計36台。これにダウンロードプレイ専用のヘイホー(性能はヨッシーのスタンダードYSと同じ)を加えて37台が存在する。ある条件を満たすまではほかのキャラクターが持つカートに乗ることはできない。以下ヘイホーを除いたカート一覧。カッコ内は所有キャラ。
・Bダッシュ
・スタンダードMR
・シューティング・スター(以上マリオ)
・オバキューム
・スタンダードLG
・ストリームライン(以上ルイージ)
・ピアレス
・スタンダードPC
・ライトステップPC(以上ピーチ)
・エッグ・ワン
・スタンダードYS
・キューカンバー(以上ヨッシー)
・フラウリィ
・スタンダードDS
・ライトステップDS(以上デイジー)
・マッシュ
・フォー・ホイール・クレイドル
・スタンダードKO(以上キノピオ)
・ブルータル
・スタンダードWR
・ドラゴンフライ(以上ワリオ)
・ゴールド・マンティス
・スタンダードWL
・トリッパー(以上ワルイージ)
・ジャングルカーゴ
・スタンダードDK
・ワイルドライフ(以上ドンキーコング)
・タイラント
・スタンダードKP
・ハリケーン(以上クッパ)
・バニッシュ
・スタンダードKA
・カロン・カノン(以上カロン)
・HVC-BLS
・スタンダードRB
・HVC-LGS(以上HVC-012・ロボット)
6.マリオカートWii

2008年4月10日に発売されたWii用ソフト。新たに「バイク」と「ジャンプアクション」、「オートドリフト」が登場し、バイクは独特のハングオンと呼ばれるドリフト方式(通常のドリフトタイプのバイクも存在する)とウィリーで猛威を振るった。ゲームバランスの調整も上手くいっておらず、意欲作にして問題作という一長一短な作品に仕上がった。本作では初めて複数の形状のコントローラに対応している。使用可能なコントローラはWiiリモコン(+Wiiハンドル)、Wiiリモコン+ヌンチャク、Wiiリモコン+クラシックコントローラ、ニンテンドーゲームキューブコントローラの4つ。また、レースが8人から12人に変更された。前作に続きレーサーは単独で走るため、ダブルダッシュ!!の2人×8ペア=16人に次ぐ人数となっている。本体1台での最大プレイ人数は4人に戻ったが、ニンテンドーWi-Fiコネクションを用いたオンライン対戦は同時に12人まで参加可能になった。なお、本作では持ちカートシステムが廃止され、ダブルダッシュ!!同様に重量クラスごとに乗れるマシンが制限される。
・グランプリ
進行方式、採点方法などすべて前作と同じ。ただし、人数が増えたために順位に応じて獲得できるポイントが調整されている。本作でもオリジナル16コースとリメイク16コースの計32コースが収録されている。以下コース一覧。例によってオリジナルコースは過去作の同名コースとの関係は全くない。
キノコ第1:ルイージサーキット
キノコ第2:モーモーカントリー
キノコ第3:キノコキャニオン
キノコ第4:キノピオファクトリー
フラワー第1:マリオサーキット
フラワー第2:ココナッツモール
フラワー第3:DKスノーボードクロス
フラワー第4:ワリオこうざん
スター第1:デイジーサーキット
スター第2:ノコノコみさき
スター第3:メイプルツリーハウス
スター第4:グラグラかざん
スペシャル第1:カラカラいせき
スペシャル第2:ムーンリッジ&ハイウェイ
スペシャル第3:クッパキャッスル
スペシャル第4:レインボーロード
こうら第1:GC ピーチビーチ
こうら第2:DS ヨッシーフォールズ
こうら第3:SFC おばけぬま2
こうら第4:64 マリオサーキット
バナナ第1:64 シャーベットランド
バナナ第2:GBA ヘイホービーチ
バナナ第3:DS モンテタウン
バナナ第4:GC ワルイージスタジアム
このは第1:DS サンサンさばく
このは第2:GBA クッパキャッスル3
このは第3:64 DKジャングルパーク
このは第4:GC マリオサーキット
サンダー第1:SFC マリオサーキット3
サンダー第2:DS ピーチガーデン
サンダー第3:GC DKマウンテン
サンダー第4:64 クッパキャッスル
「ドンキージャングルパーク」が「(64) DKジャングルパーク」に名称変更された以外はハード名+リメイク前のコース名になっている。
・タイムアタック
おなじみ最速タイム追求モード。本作ではアドバンス以来のすべての組み合わせでトリプルキノコ所持でのスタートとなる。
・VSモード
基本的には前作と同じだが、アイテムの出現傾向が「なし」「ストイック」「おすすめ」「ダイナミック」から選べるようになったほか、レース数が一定の数(最小2〜最大32)に統一された。
・バトル
こちらも前作と基本的には同じだが、あつめて!シャインがあつめてコインに変更されている。ステージは以下の10個。
ブロックひろば
アクアリゾート
ファンキースタジアム
ワンワンルーレット
ドッスンさばく
SFC バトルコース4
GBA バトルコース3
64 まてんろう
GC クッキーランド
DS ゆうやみハウス
・キャラクター
本作は参加総数が非常に多いため、独立した項目で一覧形式にする。また、キャラごとに固有の性能補正が存在する。☆は隠しキャラで、このうちベビィデイジーはダブルダッシュ!!のキノピコ以来の新規キャラとなった。
・マリオ
・ルイージ
・ピーチ
・ヨッシー
・デイジー☆
・キャサリン☆
・ディディーコング☆
・クッパJr.☆
・ベビィマリオ
・ベビィルイージ☆
・ベビィピーチ
・ベビィデイジー☆★
・キノピオ
・キノピコ☆
・ノコノコ
・カロン☆
・ワリオ
・ワルイージ
・ドンキーコング
・ファンキーコング☆
・ロゼッタ☆
・クッパ
・ほねクッパ☆
・キングテレサ☆
・MiiスーツA☆
・MiiスーツB☆
・アイテムとマシン
本作ではテレサが再び削除され、きょだいキノコ、POWブロック、カミナリぐもが追加された(いずれも次作で削除)。また、キノコ系がすべて「ダッシュキノコ」に名称変更されている。使用できるアイテムは以下の通り。
・バナナ
・トリプルバナナ
・ミドリこうら
・トリプルミドリこうら
・アカこうら
・トリプルアカこうら
・トゲゾーこうら
・にせアイテムボックス
・ボムへい
・ダッシュキノコ
・トリプルダッシュキノコ
・パワフルダッシュキノコ
・きょだいキノコ
・POWブロック
・カミナリぐも
・ゲッソー
・サンダー
・スーパースター
・キラー
マシンは従来のカートに加えてバイクが増えており、前述の通りウィリーで猛威を振るった。そのため、次作では一旦削除されている。8では復活したが、ウィリーは廃止された。(ハ)印はハングオンバイクを示す。
・軽量級カート
スタンダード・カートS
スーパーベビィカー
ミニ・チャージャー
スーパープクプク
ホットラリー
ブルーファルコン
・軽量級バイク
スタンダード・バイクS
ロケットキラー(ハ)
ポケモーター
スピードスワン(ハ)
ライド・オン・カメック(ハ)
ジェットボール(ハ)
・中量級カート
スタンダード・カートM
ノスタルジア
ワイルドスター
スーパーゲッソー
ファンタジア
BダッシュMk.2
・中量級バイク
スタンダード・バイクS
マッハ・バイク(ハ)
キャンディ
ポロネーズ
インターセプター(ハ)
ドルフィンキック(ハ)
・重量級カート
スタンダード・カートL
サバイバルバギー
ファイアホットロッド
パックンカート
ファストグライド
トリッキー
・重量級バイク
スタンダード・バイクL
スーパーバウザー(ハ)
ワリオバイク
ティンクルスター
ワイルドスピア(ハ)
ファントム
7.マリオカート7

2011年12月1日に発売されたニンテンドー3DS・Newニンテンドー3DS用ソフト。キノピコ・ワルイージ推しにとって最も憎い作品。本作最大の特徴はカートが「フレーム」、「タイヤ」、「グライダー(新登場)」の3パーツに分解され、カスタマイズを楽しむことができるようになったことと、陸上に加えて水中と空中も走行(飛行)することができるようになったこと。また、携帯機ということもあってキャラクター数は大幅に削減されている。レースの人数はDS以前と同じ8人に戻った。本作では初代以来となるコインシステムが復活しており、コース上の至るところに落ちているほか、アイテムボックスからも入手できる。これらすべて初代と同じシステムである。タイムアタックのみ1度回収したコインは復活しない(ばら撒いたものも再回収不可)。一部コースではセクション制が採用され、そのコースは1週でゴールとなる。
・グランプリ
おなじみのモードなのでもう解説は不要だろう。変更点といえば最下位でも1ポイント入るようになったこと。以下コース一覧。本作よりレトロコースが「クラシックコース」に名称変更されている。(セ)印はセクション制コース。
キノコ第1:キノピオサーキット
キノコ第2:デイジーヒルズ
キノコ第3:プクプクラグーン
キノコ第4:ヘイホーカーニバル
フラワー第1:ウーフーアイランド1(セ)
フラワー第2:マリオサーキット
フラワー第3:ミュージックパーク
フラワー第4:ロックロックマウンテン
スター第1:パックンスライダー
スター第2:ワリオシップ
スター第3:ネオクッパシティ
スター第4:ウーフーアイランド2(セ)
スペシャル第1:DKジャングル
スペシャル第2:ロゼッタプラネット
スペシャル第3:クッパキャッスル
スペシャル第4:レインボーロード(セ)
こうら第1:64 ルイージサーキット
こうら第2:GBA クッパキャッスル1
こうら第3:Wii キノコキャニオン
こうら第4:DS ルイージマンション
バナナ第1:64 ノコノコビーチ
バナナ第2:SFC マリオサーキット2
バナナ第3:Wii ココナッツモール
バナナ第4:DS ワルイージピンボール
このは第1:64 カラカラさばく
このは第2:DS DKスノーマウンテン
このは第3:GC デイジークルーザー
このは第4:Wii メイプルツリーハウス
サンダー第1:Wii ノコノコみさき
サンダー第2:GC ディノディノジャングル
サンダー第3:DS キラーシップ
サンダー第4:SFC レインボーロード
・タイムアタック
これももう説明は不要だろう。グランプリやVS同様にコインが落ちているが、このモードでは回収したコインは復活しない。
・VSモード
なぜか本作ではダブルダッシュ!!以前と同じ複数人プレイ専用にされてしまった。ただしやれることは前作と大差ない。
・バトル
こちらは前作同様1人プレイが可能で、システムもほとんど同じ。あつめてコインが「コインバトル」に名称変更されたほか、最大値が10枚になっている。ステージはハニービーハウス、シャーベットリンク、ウーフータウン、64 ビッグドーナツ、GBA バトルコース1、DS サザンリーフの6つ。
・アイテム、キャラクター
前作の新アイテム3つすべてとにせアイテムボックスが削除され、ファイアフラワー、スーパーこのは、ラッキー7が追加された。また、トゲゾーを食らってもアイテムを落とさなくなっている。トゲゾー自体も羽がなくなりアドバンス以前のものに近い性能になった(追尾性能は変わらず)。使用可能なキャラクターは以下の17人。カッコ内は重量クラスを表す。
・マリオ(中重)
・ルイージ(中重)
・ピーチ(中軽)
・ヨッシー(中軽)
・デイジー(中軽)
・キノピオ(軽)
・ノコノコ(軽)
・ジュゲム(軽)
・ヘイホー(軽)
・ドンキーコング(重軽)
・ロゼッタ(重軽)
・ハナチャン(重軽)
・クッパ(重重)
・ワリオ(重重)
・メタルマリオ(重重)
・ハニークイーン(重重)
・Mii(中重)
ワルイージとキノピコは最終段階まで候補として残っていたものの、開発期間が短縮された影響でリストラとなってしまった。冒頭で書いた憎い作品ってのはそういう意味である。しかも、押し出されたキャラの代わりがジュゲムとハナチャンはともかくとしてほぼコンパチのメタルマリオと誰も歓迎しないであろうハニークイーンじゃそりゃ納得せんわな。ワルイージはDSのワルイージピンボールがリメイクされたし、キノピコは新規でミュージックパークがあるからそれで妥協してくれってことなんだろうけど、とてもそれに見合う代償ではない。実際この件に関してはクレームも多かったそうな。
・マシン
本作ではフレーム、タイヤ、グライダーに分割され、それぞれを組み合わせてカスタマイズすることになる。
・フレーム
スタンダード
スケルトン
Bダッシュ
バースデーガール
バナナバギー
エッグワン
ダンガンダック
H2O
ワルデービル
タルポッポ
ジェットサイダー
レトロまる
サンドランナー
クッパクラウン
コバルトセブン
マッハクイーン
ゴールドカート
・タイヤ
ノーマルタイヤ
スリックタイヤ
リングタイヤ
ローラータイヤ
スポンジタイヤ
ワイルドタイヤ
ワイルドレッド
ゴールドタイヤ
スーパーキノコ
ウッドリング
・グライダー
スーパーカイト
ピーチパラソル
パラフォイル
フラワーカイト
ビーストカイト
バサバサカイト
ゴールドカイト
8A.マリオカート8

2014年5月29日に発売されたWiiU用ソフト。走行コースに新たに反重力が追加され、ずっと問題視されてきたコースアウト時の復帰方法も変更されるなど、いわゆる「審判の買収」が事実上の廃止となり喜ばれた。しかし、アイテムバランスの明らかな調整不足やどう見てもやる気皆無なバトルモードなど、シリーズ最大の問題作でもある。せっかくコースアウト判定のバグがなくなったのに…
ちなみに、据置機ということもあってレース人数は再び12人となった。
・グランプリ
毎度おなじみ4コースの合計点数を競うモード。本作ではダブルダッシュ!!以来となるグランプリの4人同時プレイが可能となった。以下コース一覧。
キノコ第1:マリオカートスタジアム
キノコ第2:ウォーターパーク
キノコ第3:スイーツキャニオン
キノコ第4:ドッスンいせき
フラワー第1:マリオサーキット
フラワー第2:キノピオハーバー
フラワー第3:ねじれマンション
フラワー第4:ヘイホーこうざん
スター第1:サンシャインくうこう
スター第2:ドルフィンみさき
スター第3:エレクトロドリーム
スター第4:ワリオスノーマウンテン
スペシャル第1:スカイガーデン
スペシャル第2:ホネホネさばく
スペシャル第3:クッパキャッスル
スペシャル第4:レインボーロード
こうら第1:Wii モーモーカントリー
こうら第2:GBA マリオサーキット
こうら第3:DS プクプクビーチ
こうら第4:N64 キノピオハイウェイ
バナナ第1:GC カラカラさばく
バナナ第2:SFC ドーナツへいや3
バナナ第3:N64 ピーチサーキット
バナナ第4:3DS DKジャングル
このは第1:DS ワリオスタジアム
このは第2:GC シャーベットランド
このは第3:3DS ミュージックパーク
このは第4:N64 ヨッシーバレー
サンダー第1:DS チクタクロック
サンダー第2:3DS パックンスライダー
サンダー第3:Wii グラグラかざん
サンダー第4:N64 レインボーロード
たまご第1:GC ヨッシーサーキット
たまご第2:エキサイトバイク
たまご第3:ドラゴンロード
たまご第4:ミュートシティ
どうぶつ第1:GC ベビィパーク
どうぶつ第2:GBA チーズランド
どうぶつ第3:ネイチャーロード
どうぶつ第4:どうぶつの森
ゼルダ第1:Wii ワリオこうざん
ゼルダ第2:SFC レインボーロード
ゼルダ第3:ツルツルツイスター
ゼルダ第4:ハイラルサーキット
ベル第1:3DS ネオクッパシティ
ベル第2:GBA リボンロード
ベル第3:リンリンメトロ
ベル第4:ビッグブルー
・タイムアタック
毎度おなじみ最速タイムを追求するモード。システムはこちらも前作と全く同じで、1度回収したコインが復活しないのも変わってない。ただ、ゴーストのリプレイだとコインが回収されてない(左下の枚数表示は正常にカウントされる)のはいかがなものだろうか。
・VSモード
前作で1人プレイが不可能になったのはクレームが多かったためか、本作では再び1人プレイができるようになった。基本的にはWiiと同じだが、同作と比べて設定がキャラ選択前からレース開始直前に変わっている。チーム戦機能も引き続き搭載されているが、Wiiとは違って同じチームが投げたこうら等でも食らった扱いになる。
・バトル
歴代で最もやる気がないバトルモードだと思う。ステージはなんと8つすべてレースコースの使い回し。そしてルールはアドバンス以来となるふうせんバトルオンリーに(そもそも選択画面の表示がバトルではなくふうせんバトル)。選択可能なステージはマリオサーキット、キノピオハーバー、Wii モーモーカントリー、N64 キノピオハイウェイ、GC カラカラさばく、SFC ドーナツへいや3、GC シャーベットランド、N64 ヨッシーバレー。
・アイテム
本作では出現範囲の仕様が変更され、順位基準から1位との距離基準になった。結果的に特に混戦状態においてアイテムの威力が大幅に弱体化した。また、ラッキー7がコインを追加する形でミラクル8に昇格され、ブーメランフラワー、パックンフラワー、スーパークラクションが新たに追加された。サンダー、トリプルバナナ、トリプルダッシュキノコの仕様に少し変更が加えられ、スーパースター状態でもサンダーを食らうとアイテムが消えるようになっている(後述の8デラックスでは無敵に戻された)。トリプルバナナとトリプルダッシュキノコはトリプルミドリこうら・トリプルアカこうら同様マシンの周りを回るようになった(タイムアタックのトリプルダッシュキノコは従来通り)。以下一覧。
・バナナ
・トリプルバナナ
・ミドリこうら
・トリプルミドリこうら
・アカこうら
・トリプルアカこうら
・ファイアフラワー
・トゲゾーこうら
・ダッシュキノコ
・トリプルダッシュキノコ
・パワフルダッシュキノコ
・スーパースター
・キラー
・ボムへい
・ゲッソー
・サンダー
・ミラクル8
・パックンフラワー
・ブーメランフラワー
・コイン
冒頭で「アイテムバランスの明らかな調整不足」と書いたが、上記の仕様変更に加えてアイテムボックスの数が異常なほど減っており、1周するごとに3回程度しか取得できない。48コースの中で最も長いキノピオハーバーですら路面電車の後ろのものを除くと4箇所しかない上、仕様変更による全体的な弱体化やコースアウト後復帰の高速化も相まって非常に評判が悪い。特にトゲゾーこうらの大幅な弱体化とそのトゲゾーこうらを破壊できるスーパークラクションの登場は1位の独走をみすみす許すことになる確率が非常に高い。さらに2位〜6位では1位同様バナナやこうら系ばかりが出てくるので醜い潰し合いになることが多い。アイテムによるハチャメチャで熱いレース展開が売りだったが故にそれを自ら消してしまうような変更はどうなのか。
・キャラクター
基本的にはWiiのものをベースとしており、一部撤退や新規キャラが存在する。前作で最後の最後でリストラし大ブーイングを受けたワルイージ、キノピコもめでたく復活し、さらにクッパ7人衆が全員揃って参戦するなど嬉しい変更が目立つ。そして完全新規でベビィロゼッタが爆誕。キノピコ、ベビィデイジーに次いで3番目のマリオカート出身キャラとなった。その一方で残念ながら消えてしまったキャラも存在し、キャサリン、ディディーコング、、クッパJr.、カロン、キングテレサが本作でリストラ。代わりにメタルマリオとピンクゴールドピーチが追加されているが、なぜメタル系コンパチを選んだのか。ちょっと採用担当者を問い詰めたい。以下一覧。カッコ書きはDLC購入特典のキャラ。カラーバリエーションは省略している。
・マリオ
・ルイージ
・ピーチ
・ヨッシー
・(タヌキマリオ)
・デイジー
・(ネコピーチ)
・キノピオ
・キノピコ
・ベビィマリオ
・ベビィルイージ
・ベビィピーチ
・ベビィデイジー
・ベビィロゼッタ
・(しずえ)
・ノコノコ
・ヘイホー
・ジュゲム
・(むらびと)
・レミー
・ラリー
・イギー
・ウェンディ
・ルドウィッグ
・ロイ
・モートン
・ワリオ
・ワルイージ
・ロゼッタ
・クッパ
・(ほねクッパ)
・ピンクゴールドピーチ
・ドンキーコング
・(リンク)
・メタルマリオ
・Mii
・マシン
前作と同じく3つに分類され、カスタマイズが可能となっている。本作ではウィリーが演出のみ(性能に影響なし)になった上でバイクが復活し、オフロードに強いATV(バギー)が登場。バイクはウィリー廃止の代わりにスーパーミニターボがかかるようになっている。以下一覧。フレームのカッコ内はカ=カート、ド=ドリフトバイク、ハ=ハングオンバイク、ATV=ATV(バギー)。
・フレーム
スタンダードカート(カ)
スケルトン(カ)
ネコクラシカル(カ)
スタンダードバイク(ド)
スーパーコメット(ハ)
マッハGP(ハ)
バーニングボール(ド)
モト・ドーザー(ド)
ジェットライダー(ハ)
ヨッシーバイク(ハ)
マスターバイク(ハ)
そらまめ(ド)
きせかえスクーター(ド)
スニーカート(カ)
パタテンテン(カ)
クッパシップ(カ)
スティールダイバー(カ)
スタンダードATV(ATV)
くまライド(ATV)
ハナチャンバギー(ATV)
バウザートライク(ATV)
ビートデイモン(カ)
トライマッシュ(カ)
Gフォース(カ)
ターボ・ワン(カ)
スーパースター(カ)
ゴールドカート(カ)
GLA(カ)
300SL ロードスター(カ)
W25 シルバーアロー(カ)
ブルーファルコン(カ)
Bダッシュ(カ)
タヌキバギー(カ)
わくわくビートル(カ)
Pウイング(カ)
・タイヤ
ノーマルタイヤ
ノーマルブルー
スリックタイヤ
サイバースリック
ワイルドタイヤ
ワイルドホット
ローラータイヤ
スカイローラー
リングタイヤ
スパイシーリング
ブロックタイヤ
クリームブロック
メタルタイヤ
ボタンタイヤ
スポンジタイヤ
ウッドリング
ゴールドタイヤ
クッションタイヤ
GLAホイール
トライフォースタイヤ
リーフタイヤ
・グライダー
スーパーカイト
セイルプレーン
ズングリカイト
ワリオカイト
パラシュート
パラフォイル
もくもくバルーン
ピーチパラソル
フラワーカイト
パラフォイル MKTV
クッパだこ
ゴールドカイト
かみひこうき
ハイラルカイト
8B:マリオカート8デラックス

2017年4月28日に発売されたNintendo Switch用ソフト。タイトルから分かる通りWiiUですでに発売済みのマリオカート8(以降8無印と表記)を完成形にした上でのSwitch移植であり、基本は同じものの結構な違いが存在する。本項では8無印から変更された点のみを扱う。
・ウルトラミニターボの追加
新たに3段階目となるミニターボが設定された。火花の色はピンク。
・アイテムの2個持ち復活
ダブルダッシュ以来となるアイテムの2個持ちができるようになり、それに伴ってダブルアイテムボックスが出現するようになった。8無印ではアイテムが大幅な弱体化となってしまったのでこの変更により再びアイテムが乱れ飛ぶマリオカートらしさが蘇っている(ただし、アイテムそのものはほとんど変わっていない)。ダブルダッシュ!!と違いアイテムの順番を入れ替えることはできない。
・アイテムに「羽根」「テレサ」が復活
羽根はスーパーマリオカート以来25年ぶりの復活。バトルでのみ出現し、相手を羽根で飛び越えると風船を奪うことができる。テレサはマリオカートDS以来の復活で、効果もかつてと同じ。
・レーサーの復活と追加
8無印ではリストラされてしまった「カロン」「キングテレサ」「クッパJr.」の3キャラが復活し、「ボーイ」「ガール」「ゴールドマリオ」が新規で追加。ゴールドマリオのみ隠し扱いで、それ以外は既存キャラも含めてすべて初期状態で使用可能。
・バトルの大幅な改善
8無印ではやる気皆無だったバトルがリニューアルされ、モードに「いただきシャイン」「ドッカン!ボムへい」「あつめてコイン」が復活、「パックンVSスパイ」が新規で追加されている。新規追加のパックンVSスパイのみチーム戦専用。鬼ごっこと似たルールで、スパイ側が1人でも逃げ切ればスパイ側の勝利、スパイ側が全滅すればパックン側の勝利。復活したもののルールに変更はないが、ドッカン!ボムへいのボムへいはスティックを上に倒してる時間が長いほど遠くへ飛ぶシステムに変更された。
また、ステージも一新され、8無印の8ステージは選択不可能になった。新たなバトルステージはバトルスタジアム、スカイスイーツ、ドラゴンドージョー、ムーンステーション、3DS ウーフータウン、GC ルイージマンション、
SFC バトルコース1、デカライン高架下の8つ。
・その他
使用可能なコントローラはJoy-Con、Nintendo Switch PROコントローラであるが、本体ver4.0.0以上ではスマブラfor用接続タップを介することでニンテンドーゲームキューブコントローラが使用可能になった。
触れてほしいです。