地中海 エーゲ海 アドリア海 ボスポラス海峡のクルーズ。
かって地中海クルーズを経験した時の印象をこう書いている。
蒼い海を白い豪華客船が走る。
地中海からアドリア海 エーゲ海へ ローマ ギリシャ シチリア島 クレタ島 ビザンチン イスラム ルネッサンス・・・数々の文化 文明を育んだ海を巡る。
船上では澄み切った青空の下 プールサイドで寝転びながらの読書。
水着姿でくつろぐ人々。
ウエイターが付きっきりの豪華な食事。毎晩楽しめるショー スポーツ。
はるかかなた エーゲ海に沈む夕日。
アメリカ ヨーロッパ 中東の人人が直ぐ傍にいる。なんという 多民族 多様性!!
島国日本。東京五輪がコロナ「緊急事態宣言」の下 聖火台点灯者は多様性の象徴としてテニスの大阪なおみ選手が務めた。それぞれのマルチカルチャーのなかで、文化 文明 伝統を尊重した 生活文化圏が出来上がりつつある。
クルーズとは、異なる文化圏の人々が一緒の空間で生活する場となっているのです。
地中海の一足早い世界の潮流をそこに見ることができる。
ボスポラス海峡 マルマラ海クルーズ
また緊迫する黒海の出入り口、トルコイスタンブールのボスポラス海峡をクルーズした時、サバのサンドイッチをほほばりながら、アジア側の別荘群とヨーロッパ側の近代的な建物を見ながら、1千年つづいたビザンチン文化に思いをはせたことを思い出す。
「千年の都」といわれるイスタンブール。オスマン帝国のスレイマン皇帝が築き上げたイスタンブールの街、ボスポラス海峡を出てエーゲ海へ抜ける海 マルマラ海へ足を延ばしたとき、トルコのヒットドラマ「オスマン帝国外伝」でスレイマンのハーレムに連れてこられた女奴隷が不始末をして殺され、殆どがこのマルマラ海に麻袋に詰めれられ石の重しをつけて沈められていたという。その海の上をイルカが泳ぎ回まわり、現代人が船で行き交う。
自分のクルーズ歴は少ない、
アメリカのカリブ海 アラスカ 大西洋 インド洋などは経験していない。
エーゲ海 アドリア海 地中海だけだ。
西洋文明の淵源となった地域だけである。、
今回 はじめて日本近海と東アジアの海を旅する。
旅をして、人生に何か役立てたいなどとは 全然思っていない。
そこに意義を見出すとすれば、その時間を楽しくすごせるということぐらいだ。
ただ、今まではグルメについて無頓着に過ごしてきた。
今回は 世界中の料理を朝 昼 晩 食べてみる。
恐らく、今回が自分の最後の海外旅行になりそうな予感がしている。
自分の好きな歌。寝るときこれらの曲を聴きながら寝入ってしまう。
金も縁故もなく、一人で戦ってきた長い旅だが、
終わりに近づいてみれば アッという間の出来事でした。
今 鮮烈に思い出して よくきくう歌を並べています。
「旅のおわりに」<冠二郎>
流れ流れて さすらう旅は
きょうは函館 あしたは釧路
希望も恋も 忘れた俺の
肩につめたい 夜の雨
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旅の終りに みつけた夢は
北の港の ちいさな酒場
暗い灯影に 肩寄せあって
歌う故郷の 子守唄。