世界最小国ヴァチカンにはルネッサンスの作品が大量に飾られている
ミケランジェロ ラフアエロ レオナルドら天才たち
感動の旅イタリア ヴァチカン
0.5K㎡という世界最小の独立国であるヴァチカン。
世界中に11億人の信者をもつキリスト教カトリックの総本山である。
三大聖地の最高峰 ヴァチカン
約2000年に及ぶカトリック教会の歴史を築いてきたが主権国家としてヴァチカン市国として成立したのが1929年。
ラテラーノ協定により領土権が認められ、現在 国連にも加盟しているのだ。
そもそも西暦1世紀カリグラとネロ両帝の競技場があり、その北側に並行して聖ペトロを中心としたキリスト教徒の墓が並んでいた。この墓地はキリスト教が公認される以前のものである。
市国内にはサン・ピエトロ大聖堂,バチカン宮殿,バチカン市国政庁,庭園などがあり,イタリア警察の管轄のもとに一般に開放されているサン・ピエトロ大聖堂を除くと,国境は市壁によって囲まれ,華麗な服装のスイス衛兵が警備に当たっている。バチカン宮殿は歴代教皇によって増築を重ねられた建物で,そのうち壁画に彩られたシスティーナ礼拝堂,教皇館の〈ラファエロの間〉〈ボルジアの間〉などはバチカン美術館の一部をなしている。
ヴァチカン市国の概要
ローマのバチカン市国にある教皇の宮殿。教皇グレゴリウス9世がアビニョンからローマに帰った 1377年以来,教皇の常住の宮殿となった。 1450年教皇ニコラウス5世によって聖堂の修築が始められ,以後歴代の教皇による拡張が進められた。特に教皇シクスツス4世の頃からの増築および改築にはブラマンテ,ミケランジェロ,ラファエロ,ベルニーニなど,数多くの著名な建築家,美術家が参加した。中庭を含め,面積4万 4000m2。付属礼拝堂や大小の部屋数は 1400。教皇の住居は一部分で,大部分は美術館,図書館などに使用されている。
僅か0.5K㎡の国土
世界最大の教会 サン ピエトロ大聖堂のドーム<クープラ>
大聖堂は奥行187Mという巨大さである。
1546年着手 1588年完成
大きく半円に両翼を広げた柱廊はベルニーニの作である
あらゆる人を招きいれ、大聖堂が開かれた教会であることを
匂わせている。円柱廊の上には140体の彫刻が飾られている。
内部の天井 ミケランジェロ設計
ホテルの屋上から大聖堂のドームを眺める。
1998年12月に個人旅行でローマに1週間滞在 遺跡三昧な日々を送った時のもの。ヴァチカンの館内は写真撮影禁止のため内部は撮れなかった。現地のガイド本<日本語版>で代用します。
宮殿内は見学できるのはごく1部。
ここはおびただしい美術品の宝庫。
古くは古代エジプトの作品から15世紀のルネッサンス初期の作品、1900年代までの絵画が壁面 天井など空間を埋め、神々の彫像、皇帝像、フレスコ画 装飾品 石棺など彫刻 建物など目に触れるものすべてが美術品である。
ヴァチカン美術館には小さな美術館が20ほどあり、ミケランジェロの作品が多いシスチーナ礼拝堂 ラフアエロの間、などが目を引く。
システイーナ礼拝堂の展示 解説。
ミケランジェロの作品が大部分を占めている。
ピエタ
哀悼の意味 降下直後のキリストの死を悼む場面
現地販売のガイド誌「ローマ2000年」からの抜粋。
システイーナ壁画の解説文。
天井の画 ミケランジェロ作 アダムの創造
出典「ミケランジェロ&ラフアエロ、ヴァチカン」から
礼拝堂奥の主祭壇の壁画 最後の審判 ミケランジェロ作
システイーナ礼拝堂の主祭壇を含む全体像
参考にしたガイド誌 写真集。