月と空の浜辺

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AT3 ヒュムノスコンサート 頂上の星

2010-02-11 22:06:15 | Music
前回記事
AT3:アルトネリコ 3 ヒュムノスコンサート 志方無双

「今回のヒュムノスコンサート。結局どうだったの?」と言うのが今回のテーマです。
色々とある程度聞いたので、それなりに深い部分まで言及できるかな?
とりあえず今回の頂点に立ったのは「みとせのりこ」かな(^o^)


まずヒュムノスコンサートで注意点は以下の通り。

「なるべくマスターCDで」
MP3に圧縮したりすると、音が欠損して「音が足りない」可能性があります。
人によって聞き取れる範囲は異なりますが「分かる人には分かる」レベルでは違います。
不正DL品とか、品質が落ちている場合、魅力を著しく衰退させる恐れがありますね(~-~)
(Waveで入手出来るなら大丈夫かも知れないけど)

「良い音源で再生」
当然のことながら、音楽データ自体が良くても、それを表現しきる性能がある音源機器で再生しないと効果がありません。

「出来るだけヘッドフォンで」
そして、音は再生出来たら後は聞き手の問題です。
折角音が出ていても、ちゃんとそれらの音を聞ける状態でないと以上の項目も意味がなくなってしまいます。
高級車を所持している人なら、音響に拘っているカーステなども良いかも知れませんね。


アルトネリコの場合、志方あきこのように高度な曲を重視しているアーティストが多数参加しています。
普通の音響機器では、聞き取りづらいコーラスパートに、重要な意味が込められているケースなどが非常に多いので、出来れば全ての音を聞けるようにしておきたいですね(^o^)

とは言え、全てを理解できなくても十分楽しめるのが、アルトネリコ作品の良いところ。
色々じっくり聞いてみると、次々と発見することがあると思います。


さて、どうでも良い前置きは置いておいて(~-~)

気に入った、及び優れていると思う曲リスト。

1位 紅9. XaaaCi.(みとせのりこ)
2位 紅7. EXEC_Z/.(歌:東川遙 作曲・編曲:井内舞子)
3位 紅5. EXEC_ViiBaCi_MjiiRa/.(霜月はるか)

わお、見事にサイド紅で、なおかつ火属性(分かる人は分かるはず)ばっか。
私の好みですね(~-~)


兎にも角にも、今回はみとせのりこのザキ(XaaaCi)が圧倒的でした。
ヒュムノスではなく、ヒュムノスを凌ぐ存在の新しい「詩」との設定ですが、確かにその通りかも。
7分を超える長い曲にも限らず、どんどんシーンが変化し「気づいたら終わっていた」と言うほど引き込まれます。

多分、初めて聞いた時点だと、普通の人は理解できない気がするのですが・・・。
私も初めは「う~ん・・・? 所々にみとせ節が炸裂してるだけ?」みたいな感じだったのですが、聞けば聞くほど良さが伝わってきますね。

前作のデスペディアのように、ギザ付いた「耳障りかな?」とも思えるエフェクトから、ガラスのように澄んだみとせ声で巧く締める。
「声で得している」と思えるアーティストです。

曲自体も、アルトネリコのボス戦を意識しており、流石「アルトネリコに詳しいアーティスト」の威厳を発揮していますね。
お見事です(^o^)/


正直、今回の志方は「ランキング外」かなぁと言う感じ(~-~)..o

信者的立場で言うと「今一」という感じかな。
全体的な印象は Harmonia 風に「ゴチャゴチャしている」感が強く、不完全燃焼気味。
勿論、良い曲ばかりだとは思うのですけど、ね。

その中でも「フリップ・アルフェイジ(月+風)」が一番良いかな?と思います。
曲構成とかかなり良いとは思うのですが、再生時間2:50くらいに出てくる南国系の打楽器の音とか、今一統一感が薄い気がします。
躍動感を出したかったのだとは思うのですが、ミスマッチ?
ただその楽器が鳴っていないはずの所で「鳴っていると錯覚する」事があるくらい「刷り込み効果の計算」がされているのが憎い。
志方の曲のセンスにはやられちゃいますね。

「謳う丘のティリア(土)」は、志方の次のアルバムでフルバージョンが出てみないと何とも言えないですし。
エンディングと思われる「Ec Tisia(月+土)」は一番「志方らしい」とは思う物の、不意打ち的な飛び道具みたいな曲なので、評価もし辛い・・・。
(エンディングにはオリジン3人揃うんでしょ?みたいな意味で)

そして「トキノスナ」が「花+水」の伝統の曲ですが、今回は少し明るいですね。
(歌詞は相変わらず切ないですが)


問題の「超ロングー♪」「喧嘩はや・め・て!」こと、エプ・ノヴァが風属性。
普通に聞くと非常に愉快な曲なのですが、この曲「今回のヒュムノスコンサートで最も高度な曲」です。

何やっているの志方。
こんな曲に全力投球とか!(~o~)/

この曲、歌詞とかはふざけていますが、実際は恐怖の「志方流超早口多重コーラス」を全力でやっています。
細かな音など、曲の作り込みも半端無く、前作レプレキア並の技術力を、この曲に投入しているんです。
こんなお遊びが出来るのは「王者故の余裕」と見ることも出来ますが、どちらかというと今回は「火属性担当者」が多いので、あえて外してきた感じがします。

本命とも言える火属性が牙を剥くと、みとせやその他の新規参入組と「ガチバトル」になってしまうので、あえて「譲った」という感じでしょうね。

ファンとしては前作が圧倒的だった分「物足りなさ」を感じてしまいます。
レプレキアからサブリメイションまで、前作は凄すぎました・・・。

やっぱり Harmonia の「埋火」や「レプリカーレ」みたいなのを期待するじゃない?(~-~)
ある意味、みとせと最終決戦して欲しかった(~o~)..oO
(Ec Tisia が XaaaCi に対応している気はしますけどね)

Zを2位にランクインしていますが、完全に個人的な趣味です。
I'veサウンドの「普通の曲」で、ヒュムノスか?って聞かれたら否なのですが・・・、完全にアイデア勝ちです。
プロデューサーの手腕を評価ですね。
設定と世界観の勝利です。
この曲を聴くだけで、シナリオがある程度想像出来てしまいますもの(~o~)..oO

アルトネリコの曲の条件として「曲を聴くだけである程度世界観が分かる事」っていうのはあると思いますから(^o^)


3位は、霜月ですが、やっぱりこの人は凄いです。
「アルトネリコには外せない」人であり、絶対必要な人だなと思わせてくれますね。
今回は即効性のある曲と、じっくり聞いてくると段々ジワッと感じてくる味わい深い曲と幅広く用意されているのが嬉しいですね。
前回までは「飽きちゃう曲」とかあったのですが、今回はどれも長く楽しめそうです。


続いて新規参入組で良いと思ったのが二人。
片霧烈火と上野洋子。
二人とも「ヒュムノス」という観念で見て、結構良い線行っている気がします。
初代ヒュムノスコンサートの「初々しさ」を感じた部分があるのも事実。
(今作で一応完結だけど)次があるなら「伸びそう」と感じますね。


片霧烈火は今回、本編のサントラの方で、戦闘曲とか多く手がけているようで、そのお陰か「アルトネリコを良く理解している」ように感じました。
(サントラのブックレットに片霧烈火が作曲している曲にマークが付いているので確認可能:他に志方とか霜月とかも)
曲の雰囲気は聖剣伝説っぽいですけどね。


上野洋子は曲のバランスが少し良くない気がします。
癖が強いとも言えますが、その癖に中毒性があるというのも、また事実。
この人が「アルトネリコ」という物を理解したら、面白い曲を作れそうな気はしますね。


その他の人達は正直、微妙だと思いました。
「アルトネリコでやる必要はなかったのでは?」と言うのが正直な感想かな。
一応ゲーム側で「色々と後付設定」を付けて、誤魔化しては居ますが、そのせいで今までのヒュムノスコンサートよりも「乱雑」な印象が増えてしまったのは否定できません。

そう言えば、レーヴァテイル・オリジンのティリア様の曲は、マーヤ(ティリアの声優)が歌った方が良かったんじゃないの?ってネタで言われていたり(笑)


と言うわけで、アルトネリコ 3 ヒュムノスコンサートの感想でした(^-^)
今回は紅が優勢、と言う珍しい結果だったかな?
志方が火属性を一曲作っておいた方が、バランスは良かったかなぁ・・・と思ったりもしますが、全体的に見れば今回の構成でも良いのかも知れないですね。



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3 コメント

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Unknown (普通)
2010-03-21 22:41:58
う~ん。評価ってよりこれはもう好みの問題ってことですね;
返信する
Unknown (のむ)
2010-08-05 19:59:32
サントラの片霧さんはコーラスで作曲はしてないよー
返信する
ありがとうございます(^o^)/ (Rui)
2010-08-05 20:56:39
>のむさん
コメントありがとうございます(^o^)

コーラス担当なのですね(^-^)
片霧烈火は勉強家のようで、今回で随分活躍されましたね。
ゲーム内の扱いも、普通のヒロインより大きいくらいなのが衝撃的でした(笑)

ココナの扱いは、前作ヒロインのクローシェ様並かな(^o^)
返信する

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