既報通り、ボルトンからロブ・ホールディングがアーセナルに加入することとなりました。公式にアップされているファーストインタヴューを要約します。
-ロブ、ようそこアーセナルへ。クラブと契約してどんな気持ちかな?
「そうだね。とても大きなクラブと契約した。子供なら誰もが夢見るようなね。ここでキャリアをスタートさせることが待ちきれないよ」
-アーセナルが興味を持っていると聞いた時どう思った?
「飛び上がる程だったね。最初は信じられなかった。身の丈を超えているって。契約が成立して落ち着くまで長い道のりだったよ」
-若手を育てるという理念がどのくらい決断を後押しした?
「若い選手にとって大切なことだよね。ハードワークすればチャンスをもらえるってことを皆分かっている」
-君の前にはメルテザッカー、コシェルニー、チャンバース、ガブリエルが立ちはだかる。真の競争がそこにあるわけだけど…
「厳しい競争が待っている。それこそが自分を成長させる唯一のものだ。僕を新しい局面へと導いてくれる。自分の価値を証明したいね」
-アーセナルについてどのくらい知っている?
「主にテレビで見ていたよ。ロンドンには一度も来たことがない。常に優れたフットボールをプレーし、評判も凄く良い。自分に合っていると思うし、長所を活かせるんじゃないかな」
-アーセナルの何を一番魅力に感じる?フットボールのスタイルかな?
「パスをつなぎ、ボックス内をワン、ツーで突破する、間違いなくスタイルだね」
-ボルトンではフルバックの複数のポジションでプレーしてたけど、ナチュラルポジションは何処だと思っている?
「間違いなくセンター。ライトバックよりもセンターバックの方が自分らしくプレーできるね」
-両ポジションでプレーできることは、君とってどれくらい強み?
「たくさんのポジションをカバーすることができれば、チャンスを得られる可能性も膨らむよね。バックの様々なポジションで求められるのならば、それはハッピーなことだよ」
-ボルトンを去ることはタフな決断だった?
「そうだね。ボルトンはいつまでも心のクラブで、彼らの結果はいつでも気にかけておく。そこで友と出会えたし、コーチとは連絡を取り合ってる。関わりが途切れることはないだろう。彼らに素晴らしい未来が待っていることを願っている」
ホールディングは7歳でボルトンに加入し、トップチームデヴューは昨シーズンだったようです。デヴューしたその年にクラブの年間最優秀選手に選ばれ、ネクストストーンズ、ネクストケイヒルなんて呼ばれているようです。上背はちょうど6フィートくらいなので、CBとしてはちょうど良いくらいですが、プレミアリーグだともう少し高さがほしいところかもしれません。素材としては非常に優秀なので今後に期待ですね。背番号も16を与えられたようで、ローンで貸し出されることは、とりあえずはなさそうです。
さて、昨日はプレシーズンの初戦が行われ、アーセナルはフランスのリーグドゥに所属するRCランスと対戦。結果は1-1のドローでした。試合後にヴェンゲル監督がインタヴューに応答し、その中で移籍市場に関する話が出ていましたので抜粋します。
「我々は非常にアクティブだ。相応しい候補が見つかれば大金を費やすだろう。我々は既にそれを証明している。今季も大きな投資をしたが、まだ動きを止めたわけではない」
-トゥラン、ラカゼット、イカルディ…etc
「名前を出すことはしたくない。いちいち尋ねられてもキリがないからね。毎日模索している。まだ終わりでないんだ。今日は7月22日で、マーケットの締切は8月31日だ。最終週に多くのことが起こることはご存知だろう。長い道のりだ。我々は精力的に動くよ」
だそうです。ヴェンゲル監督は中盤に人を加えることはしないということを示唆していたので、ここからのターゲットは主に前線の選手ということになりそうです。