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旧『Arsenal and world football topic』 私の世界の中心は、常にアーセナル!

スウォンジー戦マッチリポート

2016-10-16 19:05:44 | 日記

Arsenal 3-2 Swansea City

得点者
Arsenal ウォルコット(27、32)、エジル(57)
Swansea City シグルドソン(38)、ボルハ・バストン(66)

No.10931 アーセナルVSスウォンジー

代表ウィーク明けはホームでスウォンジーと対戦。昨シーズンは優勝争いの中、絶対に落とせない状況下で逆転負けしてしまった同カードですが、この試合では序盤からここ最近冴えを見せるパスワークで翻弄。32分にウォルコットが2点目を奪うと楽勝ムードに。

しかしその6分後に自陣でパスを繋いでいると、ジャカがコントロールを誤ってシグルドソンに1点を返されてしまいます。この失点は自陣ゴール前でパスを繋いで、シグルドソンからプレッシャーを受けたジャカがドリブルでかわそうとしてボールを奪われ、そのままゴール左に叩き込まれるという実にもったいないものでした。ジャカはクリアするか、体の向きからしてムスタフィやツェフに戻すという選択肢が出来た中で、あえてかなりリスクの高い選択をしてしまいました。

前半を2-0で終えていればかなり楽だったのですが、この失点で緊迫した状況になってしまいました。 それでも後半が始まって15分も経たないうちにエジルが素晴らしいボレーシュートを決めてリードを再び2点差に。このまま上手く試合を運んでほしかったのですが、10分後にまたしても1点差に詰め寄られてしまいます。その後もモンレアルがバロウに手を焼かされ、何度となくピンチを迎えます。70分にはジャカがバロウに対して故意にタックルし、退場。残り20分余りを10人で戦わなければならないという非常に厳しい状態に追い込まれてしまいます。

ヴェンゲル監督は守備で貢献できないエジルと、やや疲れの見えるサンチェスを同時に退かせ、ギブス、チェンバレンを投入。散々やられていたバロウが直後に負傷で交代したこともあって、なんとか逃げ切ることに成功しました。

SKYのマッチレポート等を見てみると、やはりアーセナルで最低点を付けられているのはジャカとモンレアルでした。ジャカは素晴らしいフィードもあったりしましたが、失点に繋がる決定的なミスと、退場処分となった酷いタックルはいただけません。モンレアルに関しては守備が本当にどうしようもありません。常に相手の間合いで対峙しているように見えて、やっぱり簡単に抜かれてしまいます。ウイングのフォローがやや弱いというディスアドバンテージがあるにせよ、もっと止めるべき相手に意識を集中するべきでしょう。交代して入ったコクランとギブスがこと守備に関して印象的なプレーを見せていたので、レギュラーが入れ替わる可能性は十分考えられますね。

その他の選手については概ね良いパフォーマンスを見せてくれていましたね。サンチェスは南米から帰ってきてコンディションを整えるが大変でしょうが、それでも素晴らしいアシストがあり、神出鬼没の動きで相手ディフェンスを混乱させていました。2得点のウォルコットはゴール前の嗅覚を見せ、イウォビは巧みな足技で攻撃にアクセントを加えていました。
センターバックの2人は2失点したものの、要所は締めていたと思います。改善してほしい点はもちろんいくつかありますが、今シーズンは効果的にボールが回りますし、守備に締まりがあるので試合が面白いですね。

アーセナルはミッドウィークにCLがあり、日程が厳しいです。しかし幸いなことに、ミッドウィークも週末もホームゲームです。今の良いチーム状態を維持していってほしいですね。 


リーグ戦で久しぶりにチェルシーに勝利!

2016-09-25 06:26:47 | 日記

ARSENAL 3-0 CHELSEA

得点者 サンチェス(11)、ウォルコット(14)、エジル(40)

No.10824 アーセナル

チェルシーの不安定なバックラインと創造性に欠ける攻撃に助けられた感もありますが、危なげない戦いぶりで完封勝利。 

前半の立ち上がりからスムーズにパスがつながり、個々のポジショニングも良かったです。チェルシーが後方でパスを回すとスピードのあるトップの3人が圧力をかけて、それが早い段階の先制点につながりました。相手に引かれると手詰まりになり、仕方がないのでとりあえずジルーめがけてクロスを放り込む、というのが近年のアーセナルでしたが、スペースがなければこじ開けられる技術を持った選手が今季は揃っていますね。特にイウォビの存在が大きく、エジルやカソルラと連携してサンチェスとウォルコット、さらには両サイドバックを上手く使っています。昨シーズンもラムジーが右サイドに入った時は比較的機能していましたし、やはりどちらかのサイドには攻撃的なMFタイプの選手を配置した方が良さそうです。

チェルシーで最も怖い男、ジエゴ・コスタも、この試合では沈黙でした。その大きな要因はムスタフィがフィットしたことでしょう。コスタに前を向かせないようにしっかりマークし、コシェルニーとの受け渡しもスムーズでした。ムスタフィは自分からしかけていってアグレッシブにボールを奪いにいくタイプで、やや彼の後方が不安でしたが、試合を重ねる度に判断が良くなっているようですね。コシェルニーとのコンビはプレミア屈指と呼べるのではないでしょうか。

この試合で痛恨だったのはコクランが膝を痛めてしまったことでしょう。体を投げ出してプレーすることが多いので、ケガのリスクは常にあります。昨年の11月、WBA戦で痛めた箇所と同じようだ、というのが初見だそうで、その時は復帰まで2ヶ月程かかりました。この試合ではジャカがコクランの穴を埋める以上の活躍を見せてくれましたが、日程はこれから厳しくなりますし、長引くと誰かに無理をさせざる負えなくなります。エルネニーはベンチ外でしたし、彼も負傷しているとなるといよいよ頭数が怪しくなります。ミッドウィークは休ませたのに…全てがうまくいくなんてことはなかなかないんですね。 

ヴェンゲル監督はコクランの状態に関して、より詳しい情報は48時間後になるとコメント。チャンピオンズリーグ前のスカッド情報で明らかになるのではないでしょうか。続報を待つことといたしましょう。 

 


ハル戦;試合後コメント

2016-09-18 08:30:48 | 日記

ヴェンゲル監督の試合後のコメントです。

-パフォーマンスについて

「二つの異なる状況において説得力のあるパフォーマンスを見せられたと思う。11対11で我々はうまくプレーした。11対10になってしまえば精神的、心理的に同じであるはずがない。だが我々はしっかりと集中し、最終的に説得力ある内容で勝利した。先週はサウサンプトンとの厳しい試合があり、その後パリSGと戦った。アウェイゲームで3ポイントを獲得できて非常に満足している」

「カソルラに代わってアレクシスがペナルティを蹴ったことについて

「確認しなければいけないね。サンティがキッカーの最上位だ。我々にはキッカーが3人いて、おそらく彼は蹴りたがらなかったのかもしれない。彼がアレクシスに言ったのか?私には分からない」

-ペナルティ後のアレクシスの反応について

「決定事項は全て順序に従われるべきで、それは監督としての理想だよ。我々は理想の世界に住んでいるわけではない。誰でもPKを失敗するし、サンティだってそうだ。我々はそれを受け入れなければならない。彼はキックミスをしたわけではないし、キーパーのセーブは素晴らしかった。それも試合の一部ということだね」

-シーズンのスタートについて

「最初の試合で大きなショックを受け、その後どう立ち直るか精神面がテストされると私は言った。我々はすぐにレスターとワトフォードの敵地に向かった。うまく立ち直れたと思っている。シーズン開始直後はフィジカルが万全ではなかった。それが今は良くなってきているし、もっと改善されることを期待しているよ」

イウォビ、ウォルコットについても言及しています。

-イウォビについて

「去年から彼を起用し始めたわけだが、それは彼のヴィジョンやムーブメントに感銘を受けたからだ。彼はパスで相手のラインを破ることができるし、個人としての能力が高い。わずか20歳でありながら、自信に満ち溢れている。彼は周囲からの信頼を勝ち取り、力もついた。何を成し遂げるか興味深いね」

-ウォルコットについて

「ゆっくりと良い方向に進んでいる。彼のフィジカルは完璧ではなかったが、後半は前半よりもずっと良かった。我々にとって彼の能力は魅力なんだ。多くの選手が足元でボールをもらいたがるが、彼は後方に走り込む。走力と反応における彼のクオリティは非常に危険だ。前半の彼は組立に関与することで貢献していたと思う。得点も決めたし効率が良かったね」

-ウォルコットに対する信頼

「Yes。チームの全体的なバランスを考慮しているからね。それと、我々にはバックの後方に上手く走り込める選手が必要だ。サンチェスがセンターでプレーすると、彼はボールを保持したがる。その時に後方に走り出す選手がいると選択肢が増えることになる」

ハル戦は今シーズン一番の出来でした。特に3トップの連携が良くて、3人がそれぞれ得点に絡みましたね。それから選択肢の多いセンターハーフは、やはりコンビネーションを考えるとカソルラとコクランがベストなのでしょう。今後対戦相手次第で変化は見られると思いますが、とりあえずはこの二人が優先されることになりそうですね。
ムスタフィも少しづつ慣れてきて、良い守備が何度もありました。反面凡ミスもチラホラ見られますが、まだ若いのでこれから改善されていくでしょう。



 


サウサンプトン戦プレヴュー

2016-09-10 04:41:50 | 日記

ガーディアン紙予想布陣

Probable starters in bold, contenders in light.

 まずは負傷者の状況から。開幕戦で負傷したイウォビとラムジーの両名は前者がフルトレーニングに復帰し、今節から出場可能。一方ラムジーは経過こそ順調のようですが、今節とミッドウィークのCLは欠場となる見込み。それからガブリエウもトレーニングに戻っているようですね。

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復帰まで6~8週間程度と言われていましたが、なんと4週間でトレーニングに戻ってきました。今までだと大抵予想した復帰時期よりも遅れていたのですが、今回は随分早かったですね。過去にもあまり例がないです。メディカルプログラムが改善したのでしょうかね。まぁラムジーの復帰はやや遅れているようですが…。

それから南米予選を戦ったサンチェスとオスピナなんですが、ロンドンに帰ってきたのが木曜日の深夜ということで、準備期間がかなり短いです。2人とも状態は良いそうですが、ミッドウィークはアウェイでパリSGと戦わなければならないので、無理をさせずベンチスタートとなるかもしれません。

さて、やはり注目は新加入の選手ですね。ムスタフィはドイツ代表に招集されていましたが、出場は先週の水曜日に行われたフィンランドとの親善試合だけ。今節アーセナルデヴューとなりそうです。コシェルニーとのコンビは楽しみですね。ルーカス・ペレスの方はムスタフィよりも先にアーセナルに合流し、しっかりとトレーニングをこなしていたようなので先発起用も十分考えられます。個人的には左のウイングで使ってほしいなと。このポジションで縦に突破できる選手がいたら攻撃の幅が広がるのではないでしょうか。

そして対戦相手となるサウサンプトンですが、ここまで2分1敗。監督がクーマンからクロード・ピュエルに替わり、まだやりたいフットボールが浸透していないようですね。ただクーマン在任期間中は攻守に非常にバランスのとれたチームでした。なにせGDが14~15シーズン+21、15~16シーズン+18。これは中堅クラブからしたら驚異的な成績でしょう。ワニャマが抜けたのは痛いかもしれませんが、とりあえずクーマンの遺産を踏襲しながら戦っていけばそんなに大崩はしないはず。アーセナルは昨シーズン、ホームでも勝てていないのでやや苦手意識を持っているかもしれません。なにせ点がとれていないんですよね(ここ4戦で2得点)。監督交代で試行錯誤している内に勝っておきたいところ。ミッドウィークに向けて勢いに乗れるような勝利を期待しています。


(続)ルーカス・ペレス&ムスタフィ獲得を公式発表

2016-08-31 16:06:36 | 日記

前回の続きで、ムスタフィのファーストインタヴューを要約します。

-シュコドラン、いろいろな事があったけど、ついに君をアーセナルに迎え入れることができた。契約を交わした感想は?

「時間がかかったけどここに来られて嬉しい。また前に足を踏み出せた。このクラブに加入するということはそういう意味を持っている。ここで素晴らしい時間を過ごせたらと思っている」

-ヴェンゲルとは既に話をしただろうけど、彼が君をどのように説得したの?

「アーセナルのようなクラブに興味を持たれるということは特別なんだ。アーセナルの関係者が私をここに連れてくるために頑張ってくれていた。簡単なものではなかったはずだけど、熱意が伝わったよ」

-契約に関してメディアから様々な憶測が飛び交っていた。ファンがあなたの加入を待ち望んでいたことは気付いていた?

「そうだね。たくさんの写真がSNS上に出回っていたのを見たよ。おかしなものもいくつかあったね。 フットボールを観戦する人たちにとって新加入する選手を待つことは時として簡単ではないことがある。移籍するとなるといろいろと考えなければならないこともあるんだ。良いスタートをきるためには全てが揃わないとね。時間をかけて最高の環境となるよう努めた。それが事の成り行きだよ」

-ファンの中には君についてそれほどよく知らない人もいるかもしれない。君のプレースタイルを教えて

「これまで異なるいくつかの国でプレーした。まだ24歳だけどイタリア、ドイツ、イングランドでもプレーしたね。そしてスペインだ。それぞれの国のスタイルに合わせてきたんだ。アグレッシブな選手ということだけは主張できるかな。全てを吸収してきた。イングランドでも学んだ。イタリアでは戦術的な側面、試合の流れを読むことを学んだ。ボールを持つことも得意だ」

-エバートンでは何を学べた?

「イングランドに来たときは若すぎた。まだ17歳で、異なる国、言語、文化、それからフットボールのスタイルに適応するのは簡単ではなかったよ。少年から男になるための過程だったんだ。言い訳無用のフットボールスタイルは私を成長させた」

-君のルーツを探りたいんだけど、どのような生い立ちだったのかな?フットボール狂だった?

「両親が私を語る時はいつも手のかからない幼少期だったと言うよ。なにせボールとスペースさえあれば友達とそれで遊んでいたからね。常にフットボールをプレーすることだけ考えていた。観戦もしなかったし、グッズを買うこともない。ただプレーしていたんだ。それが一番楽しかった。ほとんどの時間、友達と外でボールを蹴っていたね」

-そんな少年時代だけど、君が若い時に夢見た選手はいた?

「何人かのプレーを見るのは好きだったね。ジダンはその内の1人だ。ロナウジーニョもそう。ベッカムもその1人だ。好きな選手は何人かいたな」

-アーセナルと契約できて、何に一番興奮している? 

「チームを変えるときは前進しようとする時だ。アーセナルはビッグクラブで、素晴らしい選手達と監督がいる。だからここに来られたことはステップアップなんだ。私にとって最も重要なのは何かを変えるときは、何を学べるか、そして成長に繋がるかなんだよ。このクラブは私を成長させてくれると思っている」

ムスタフィは24歳にもかかわらず4大リーグ全てでプレー経験があるというジャーニーマンです。サンプ在籍時には3バックやライトバックでプレーしていたそうで、幅広いエリアをあバーしてくれそう。コシェルニー、メルテザッカー、ムスタフィ、ガブリエウ、ホールディング、チャンバースと、バランスの良い年齢層となりました。バックは今後数年安泰ですかね。