
これはアップルストアーで、700円で手に入る
アプリです。どんなすごいソフトかというと、
iPod、iPad などで、
ジャズの伴奏をしてくれる、バッキング演奏アプリです。
写真のように、このアプリがリンクしている自社サイトに
はいると、1200曲のバッキング用データがアルファベット順に
入ります。これは無料です。
調もリズムも♩も自由に変更可能です。
これを聞きながら曲を練習する訳ですが、
1200曲ものバッキングデータを入力する手間も
はぶけて、コード進行どおり練習することで
マイナスワンとしても利用できる優れものです。
コードの変更も自由自在、自分の曲のコード進行も作れますので、
どんどんデータを膨らませることのできるソフトです。
なかなかすごいソフトです。
ただし、コード進行だけの音楽っていうのは、あんまり練習にはならないかもしれません。
ぼくは最近 European Jazz trio をはじめ、気に入ったジャズCDをコピーしたりしていますが、
それより何より、曲を流しながら一緒にパンフルートを吹いたり、鍵盤楽器で同時アドリブしたり
真似したりします。そのときは楽譜は一切見ないで,演奏に集中してついていきます。
とにかくセッションしてる感じで、何度も何度も一緒に演奏します。そのうちすべて覚えてしまうほどに
練習すると、自分の物になっています。またレコーディングされた、もっともキラキラしたパッセージを
自分の物にすることができます。これが まねぶ ということです。
いわゆる師匠の通りを真似するところから自分の物が作れると思います。
邦楽に限らず落語や浄瑠璃歌舞伎はみなそのようにして
師匠から弟子に伝授していきます。僕は師匠はいませんが、いわば ビルエバンスやEJT や無数の
YOUTUBE に集う音楽家の演奏で優れた物はどんどん吸収するようにしています。
コード進行の美しさ、代理コードの洗練されたセンス。流れ、ビート、アドリブの美しさ、自然さ。
そういったのものは、単なるコード進行にはありません。コード進行といのは
目印であって、道路標識のようなもの、誰も道路標識に見とれる人はいません。
ドライブして見とれるのは、美しい紅葉や、夜景や、雲や、夕焼けや そんなとこでしょうか。
だから、このソフトはなかなかいいですが、割り切って使うことをお勧めします。
まあ、いえばコード進行がしっかり覚えているかのチェックとしてはいいかもね。
今使っている ipod は第二世代の物です。3年ほど前に買いましたが、結構重宝しています。
やはり、iTunes のデータをすべて同期できているところがいいと思います。
自分で作った曲やYouTube にアップした物も全部入っているので、
データバンクをいつも携帯できるということでしょうか。
まさにアップルが通した道をそのまま歩いているわけですが、
便利な物は便利な物として使えばいいのです。
Apple が成功しているのは、まさにこのビジネスモデルが完成しているところに
あります。
sharp のガラパゴスが失敗したのはまさに、このコンテンツの少なさです。
スペック的には ガラパゴスもipad もそんなにかわらないはずです。
ただ、本体を持ったときのトキメキはどうでしょうか。
ただの電化製品なのにわくわく感があるのは、そこに入っている人の知恵
のcool なところ、かっこよさにあります。
とにかく使いやすい、つかっていて気持ちがいい。そこに
apple 製品の洗練された美しさが漂うのです。
日本人として、日本の製品を買いたいと思っています。
SONY が DAT WALKMAN 出したときは大枚 8万出して購入しました。
いまでもそれを持っていますが、当時そのような製品は外国のメーカーでは
あり得ない領域でした。いまも WALKMANは ノイズキャンセリングと
すばらしいアンプを搭載して魅力ある製品として売れているようですが、
SONY はとんがっていません。
apple が 損保の会社部門を持っていたらどうでしょうか。
またテレビを作るといったらどうでしょうか。
なにをいまさらっていう感じです。 まだ sony がアイボをつくっているときまでは
よかったのです。
iPod、iPadは日本の技術を総動員しています。しかし全体を一貫した
デザインセンスと使いやすさを武器として、最もとんがった技術を使いながら
もっとも人が求める物を提供しています。
そこにapple のすごさがあります。
日本の物づくり、もっととんがったことを目指してください。
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