
このHRT-10が中国製だからといって特に精度が悪いわけではなかったのです。
未だに中国製に偏見を持つ私ですが、そろそろその偏見も払拭する時期が来ましたね。
中国製の技術的な新規性には疑いの余地がありますが、コピーする、あるいは
設計図通りのものをつくる技術はかつての日本と同じようにそれは世界的水準に
達しています。中国の企業の多くは日本の技術者を雇い入れたりすることで、技術的な追い上げが
すごいです。ですからブログで紹介している商品の殆どは中国製です。
先日買ったデジタルノギスしかり、オーディオインターフェイスしかりです。
先日買ったNikonのカメラもMade in China です。(ただ、革製のカバーは
ベトナム製です。
コルグのキーボードもMicrokey も、SV-1 も全て中国製です。
鍵盤は日本製ですが、組み立ては中国なのです。
大量に製品を作るときは中国に委託したほうが絶対に安いでしょう。
ただ、このようにして日本の産業の空洞化をおこしているとすれば、
安い製品を手に入れられる代わりにたくさんのリストラを引き起こしているのは
間違いないわけです。ただその中国もチャイナリスクにより、日本から進出した企業は
東南アジアに工場をシフトしているわけです。
僕の弟はある企業でブラジル支社の工場で
工場長をしていますが、中国の取引ではいろいろ問題があったと言っています。
また中国本土から工場を撤退するときは使っていた機械は全て破壊していまうそうです。
そうしなければ、すべての技術を盗まれてしまうからなんだそうです。
おそるべし、中国ですが、それは非合法であれなんであれ結局人のものを盗まなければ、
利益はない、それは正義。
かつて日本だって基礎研究にお金をかけず、欧米の真似ばかりしていましたから、
日本も他国のことをとやかくは言えないでしょうが・・・
さて、話を本題に戻します。
写真のリード板は今回わざわざ作って送ってくれました。
リード板にどのようにリードを取り付けばいいのかということを
しっかりと実物で教えていただきました。
もちろん、これはHRT-10を購入したからこそだと思います。
この道具を最大限利用するにはやはりテクニックが要るわけで、
その詳細を伝授してくれました。そういう意味ではとても日本の企業らしい
決めの細かさと親切さを感じます。
これで少し正確にリードを付けることが出来るようになると思います。
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