旧 自分ブランド「COMME des KAORI」

私が他の誰でもない私になるために・・・
独立系FPを目指す私の成功ノート

剱岳〈点の記〉・・・なぜ、山に登るのか

2009年06月27日 | 趣味

620日(土)より、映画 点の記公開中
原作:新田次郎劒岳―点の記 (文春文庫)
監督:木村大作
出演:浅野忠信、香川照之、松田龍平、宮崎あおい、仲村トオル、役所広司

これは、日本地図完成のために、命を賭けて登頂に挑んだ男たちのドラマである。
明治40年、地図の測量手として、実績を上げていた柴崎芳太郎(山形出身!)は、突然、陸軍参謀本部から呼び出される。「日本地図最後の空白地点、劔岳の頂点を目指せ」当時、ほとんどの山は陸地測量部によって初登頂されてきたが、未だに登頂されていないのは劔岳だけだった。柴崎らは山の案内人、宇治長次郎や助手の生田信らと頂への登り口を探す。その頃、創立間もない日本山岳会の会員も剱岳の登頂を計画していた。
測量に携わる人たちの情熱と尊厳を描いた、新田次郎の同名小説が原作。『八甲田山』『火宅の人』などの撮影を手掛けた日本映画界を代表する名カメラマン・木村大作が、50年の映画人生全てをかけて監督・撮影に取り組んだ。日本地図を完成させるために、未踏峰の劔岳山頂を目指す測量手と山の案内人をそれぞれ浅野忠信と香川照之が演じるほか、松田龍平、仲村トオル、役所広司など名だたる俳優たちが集結。CGに頼らない本物の大自然を撮影することにこだわり、危険を冒しながら圧巻の雪山シーンにも挑んだ。出演者が異口同音に「今までで一番つらい撮影だった」と語る妥協を許さない過酷な撮影を想像しながら、その映像美に酔いしれたい。(USENより)


私は公開に先駆けて、4月21日にこの映画を見ている
映画があることはだいぶ前に知っていたので公開を心待ちにしていた。
そして試写会情報を知り、どうしても行きたくて行きたくて・・・人脈くじ運によりなんとチケット4枚もゲット。ほんと私ツイテルなぁ。ありがとうございました。


自宅にあるにもかかわらず、自分用に買った原作本。映画より測量の話が多い。名刺は会場入り口で木村監督より直接いただいた。


木村監督の自家用車。自分で運転し全国行脚されたとか・・・69歳とは信じられない!さすが長年にわたって最前線で活躍し続けている名カメラマンだけある。
もしかしたら主人公柴崎同様に、監督も「自分は何をやっているのか」と葛藤しつつも、やはり「誰かが行かねば、道はできない」と命がけで戦
ってきたのかもしれない。



素人の映画評ほど主観的でつまらないものはないと思いつつ、山好きの自分としては素晴らしいの一言。CGを使わないこだわりはこういう新鮮さをもたらすわけだ!山の色が本物だった。同時に撮影隊の苦労も伺える。
山好きはもちろん、登山というのは人生そのものであるから、是非多くの方にみていただきたい。なお、エンドロールにもメッセージが込められているので最後までお見逃しなく!

何をやったのか、が大事なのではない。
何のためにそれをやったか、が大事なのだ。
なぜ山に登るのか・・・それは人それぞれだとしても、そこに至るプロセスが重要でしかも意外と物事は単純なのかも知れない。


さて、映画にはクラシックの名曲がふんだんに使用されている
J.S.バッハ(編曲/池辺晋一郎):幻想曲とフーガ ト短調 BWV542 より「幻想曲」
J.S.
バッハ:管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068 より“G線上のアリア
ヴィヴァルディ:四季「冬」作品8 RV297
ヴィヴァルディ:四季「春」作品8 RV269 より 第2楽章
ヴィヴァルディ:四季「秋」作品8 RV293 より 第2楽章
ヘンデル(編曲/池辺晋一郎):ハープシコード組曲第2 HWV437 より 第4曲サラバンド
マルチェッロ:オーボエ協奏曲 ニ短調 より 第2楽章
アルビノーニ:アダージョ ト短調
この音源は「仙台フィルハーモニー管弦楽団」による生演奏である。どうして仙台フィルなのかはわからないが・・・

特に重要なシーンとあいまってバッハの線上アリア・sawari03.wmaは印象的だった。
それはちょうどこの試写会の数日前に出かけた山響「第196回定期演奏会」で聴いたばかりだったこともある。
今年は思わぬところでいろんな繋がりが生まれ、自分の中で集約されていくことが面白くて仕方がない。私の大好きなターシャ・テューダーがいうように年をとるっていろんなことが見えてくる素敵なことなのかもしれないね。


今日は33度とめちゃめちゃ暑かった。いちおう机に向かっていたけどつい得意の居眠りをしてしまい、そしたらバイオリンの演奏が頭の片隅から流れてきた。これって幻聴じゃないよね・・・
最近めっぽう星野道夫、ナイノア・トンプソン、フリーマン・ダイソン、ガイアシンフォニーといった「おおいなる命の繋がり」にどっぷりな上、バイオリンという「内なる声」だから、そんな寝ぼけた話を家族にしたら「今生きているのは現実の世界。Beingばかりではなくdoingにも生きなさい!」な~んて言われてしまった・・・、やられた(笑)
おかげで勉強・・・ではなく、パワーサーキットトレーニングでバリバリ筋トレしてしまった私です(笑)

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