ありがとうから始まる♪

まずは、ありがとうって言ってみよう、そこから変わる事もあるかも・・

2024年03月01日 | つぶやき

「親」

表札が、ある風の強い朝に飛んでいってもう1年が過ぎている、
無くても郵便物も宅配も届いているので問題はない!!自己完結で終わるはずだったが、
親が来る度に、「無言で表札のカタログを置いて行く」
我が家の親子喧嘩は双方が論破し結論がうやむやになり終わらないオチでフェードアウトする。
近年は僕の論破に磨きがかかり「あ」も「う」も言わせないで勝利する。
が、流石「親」である、新しい手法で攻撃をうけることになったのだ。
成長を遂げる子供は、新手法で返さなければと知恵を絞った。
「自筆の毛筆版で自作を計画中であり、木版の表札に毛筆で一発書きでやると」と手紙を送ってやった。
勿論、直ぐ出来ていない理由を端的に理解させる最高の屁理屈である。

しかし、実をなさなければ嘘になると焦り、
ホームセンターセンターに向かい筆、墨汁を買い込み、大工の兄貴に木版を依頼し準備はできた。
改めて思い起こすと、筆で字を書くなんて、小学生くらいで卒業し、すっかり忘れていた。

人間はできる気がすると、妙な自信が湧いてくるもので、少し鼻歌交じりで筆をとり木版に字を書き始めたが、
突然、筆が予測不能な動きをし、修正を図るが「なんとかの上塗り」でなんともならなくなってしまい結果、
象形文字が完成された、ま、どう見ても読むことが不能な作品の完成だ。

兄貴に修正依頼のため木版を持参すれば、大爆笑され、半日コーチングされてしまった。
冷静に考えれば「当たり前」の事である。

改め、字の練習から始める事になった、何時できることやらの話になってしまったが、気持ちは変にウキウキしている。
100文字くらい書き上げた頃、奇跡が起きた、いや!!達筆!!という文字が出来てしまったのだ。
しかし、ここからが大変で、これに近い字を普通に書けなければ「表札」は完成しないと言う事になる、困ったぞ!!途方に暮れそうになった時「大谷選手が結婚」というニュースが目入った。
あ、おめでとうございます。

大谷選手だって、日々の知恵や努力を惜しまずやって今があるのではないか、
たかが僕ぐらいの者が、それをせずに結果を出そうと考える方が甘いのだよ!!
なんかそう思うと元気ができてきて、いまだに半紙に奇跡の「作品」を手本に格闘している。

疲れ果て、たばこに火をつけ休憩である、そんなタイミングで良く息子が話かけてくる。
親として、上手く子供に「背中」を見せれているんだなぁと思いながら、少し嬉しくなった。

コメント
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