せっかくなのでブランコをもう1曲ご紹介します
今回はフレイタス・ブランコ(FREITAS BRANCO:1890年-1955年ポルトガル)作曲の「人工楽園」をご紹介いたします。
この曲も前回ご紹介した曲「ゲーラ・ジュンケイロの読書の後に」同様に美しい(と言っても単純な美しさでは無く、耽美的な美しさを秘めている)曲です。
エディターレビューによりますと、この曲は阿片愛好家の告白から喚起されたものだそうで、そうして聴くと確かに単純では無い美しさが感じ取れます。なお、この曲も「秘曲」に入ると思います。
それでは、曲のご紹介と参りましょう。演奏時間は約14分ほどの管弦楽曲です。
神秘的な響きで曲は始まります。そして高揚感のある演奏のあと、甘美的(耽美的?)なメロディーが続きます。
中盤になると、やや爽やかなメロディーも登場し、やがて雄大さも感じさせつつ美しいメロディーが輝かしく奏でられます。
その後は、ほの暗い感じのメロディーが奏でられ、混沌をイメージさせるような曲調となり、最後は混沌の中に光が射したところで幕を閉じます
参考までに、私の所有するCDから1枚ご紹介します。
レーベルはNAXOSで、アルヴァロ・カッスート指揮、アイルランド国立交響楽団の演奏のものです
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