女王蟻の宮殿

五感全開にして生きたい。動きのない日常なんやけどね。

どーしょー

2008-09-24 11:57:51 | あれこれ
 関西弁では、「どうしよう」を「どーしょー」と言ったりもするが、これはその「どーしょー」ではない。
「銅賞」のどーしょー。

 銅賞を貰った。
 いつぞや作った「鶏頭バッグ」が。ユザワヤという手芸店が主催しているクラフト展に応募したら、当たった。

銅賞、といっても3番目ではなく、

  グランプリ 1点
  部門大賞  14点
  金賞    20点
  銀賞    40点
  銅賞    150点

という中での銅賞。多いなぁー。それでも、以前応募したときは佳作だったから、1コ、タイトルは上がったことになる。賞金(商品券)も付いたし。1まんえん。銀賞だったら5万円だったのになぁ。そしたら、目をつけているリュック3万円越えが、すんなり買えたのになぁ。残念だ。

 今回、何かしら受賞することはある程度、分かっていた。先日、家に事務所から電話があったから。「本当にオリジナルデザインですか?」という。そういう問い合わせは、落とす作品に対してするまい。
 で、表彰式に出席できるか、という問い合わせは無かったので、銀賞以下だな、と目星が付いていた。それ以上だと、表彰式に出席できなければ受賞できないことになっている、ようなので。
 その表彰式は、今週末に開催されるが、もちろん出席はしない。だって、トーキョーまでの交通費で賞金超えちゃうもん。

 展示会は、
◯東京交通会館12階と3階
  10月4日(土) 9:00~18:00
     5日(日) 9:00~17:00
◯ユザワヤ芸術学院神戸校    
  10月11日(土) 12:00~18:00
     12日(日) 12:00~17:00 
 鶏頭ちゃんが、神戸での展示もあるかは不明ですが。

 鶏頭バッグは1点物で手間もかかり愛着が大きい。なので、多くの人に観てもらいたいな、と思っての応募だったので受賞して嬉しい。展示会では、手に取って頂けないであろうことが、残念ではあるが。トサカがファスナーつまみになっているのですよ。開けてみて欲しいけどねぇ。
 鶏頭ちゃんは使用可能なものだが、ただあるだけ、ただ居るだけ、というものも、もっともっと作りたい。普段の制作も好きだけれど、こういうのはまた、違うココロで違う楽しみがある。
 その時間の確保をしたいというのもあって、働き蟻さん(縫子さん)を募集した。先日、彼女らの作ってくれた鼻ぶらりんが初出陣。無事に巣立って行った。嬉しいな、良かったな。

結構大きな鶏頭です。お時間あれば、観に行ってみてくださいね。

 改めて見ると、目つきこわいなー

たぽたぽちゃん

2008-09-23 11:09:30 | あれこれ
 先日から異様な増え方をしているアクセス数は、どうやら過日の記事「痩せ細ちゃって」にトラックバックを貼っていらっしゃるトコからの訪問者だと思われる。その名も「セルライトオイル」。ダイエット関係ですね。
 そこから飛んで来た人、なんじゃこりゃ?思うでしょうねぇ。面白いから削除しないでおこ。
 今まで、トラックバックは酷いのを除いて削除はしていない。しかし、未だかつてこんなにアクセス数に変化があったことはなかった。ダイエットへの関心の高さを思い知る。
 かくいうワタクシも、締めたい。
 着付けのお稽古も終わったことだしまた、カラダ締めるお稽古を始めようかな。いや、始めなければ、カラダたぽたぽ。

月とかつお節

2008-09-22 19:24:39 | 音楽・映画・美術館
 久しぶりにカフェギャラリー月の山でライブスタッフをしてきた。演奏じゃないです。お料理作ったり、お料理お出ししたり、お料理片したり。
 家でもしない揚げ物を、ワンサカ揚げました。揚げ物には、跳ねた油で苦い思い出が。わたしではなく、母の思い出だが。
 油跳ねが、唇の上、鼻の下に飛んでしまったのだ。薄い皮膚。どうなったと思いますか?ちろちろ細かくめくれちゃった。翌日、歯医者に行った彼女に看護婦さんが言いました。
「かつお節、付いてますよ!」
 そんな笑い者になるのが嫌で、揚げ物は避けて来た。が、良い機会なのでチャレンジ。乗り越えるのだ、かつお節。人にお出しする物を、お金を取ってお出しする物を、苦手意識克服に使って良い物か?と迷いはあったものの、やってみたら全然平気。跳ばない油。母、何を揚げてあないなことになったのであろう。

 そんなこんなで料理も会場も万端整え始まるライブ。お客様のほとんどは、広いお庭で聴いている。スタッフは、座敷にて。
 最初の数曲は何だかいやぁな響き。なんとなく気持ち悪く、奏者ふたりの息もちぐはぐなような。
しかし、ピアソラでがちっと来る。それからはもう彼らのまんま。
 終わってから、分かる人に聞いたところ、不協の原因は朝方まで降っていた雨のせいではないか、と。地面から立ち上る湿気に影響を受けたのでは、て。お外ならではの事だったのだな。そうと分かればそれも風情。

 そのうちにわたしは、革の椅子に丸くまって聴いていた。膝を抱えて背もたれに顔を載せ、膝を抱えてたまごのように。そういう姿勢は安定するの。体も気持ちも。そしてつい、と背後の窓の外を伺うと、お月様が雲の切れ間から出て来た。ちょうど、「月の山」という曲が奏でられたとき。出来過ぎよねぇ。お客様、気付いてる?そこから見える?心の中で必死に訴える。

 終わり間近に椅子から立ち上がりギャラリースペースへ移動したら、お向かいのお家の窓から子供が3人、ライブを観てる。最初、カーテン越し。次に、カーテンをめくって窓にへばり。そしてとうとう、窓を開けて手拍子。可愛いなぁ。子供の頃、こんな音楽に触れてもわたし、関心持たなかったかもなぁ、あの子達はセンスいいなぁ。

 ライブ終了後は、一気にヘナヘナになっちゃった。激しい空腹で。自分でもびっくり。カレー食べて持ち直す。
 打ち上げを、先ほど座っていた革の椅子に座って迎える。皆さんは床に座っていらっしゃったので、
「なんでそんなとこ座ってるの。」
「女王様は上から見下ろすんかぁ?」等とからかわれ、女王蟻サマ、皆様と同じ床に座を構えましたとさ。

手づくり市後記

2008-09-20 18:40:34 | 手づくり市・イベント
 昨日のここ「女王蟻の宮殿」へのアクセス数がいつもの10倍あるんですけど。何故?何かしましたか、わたし。

 先日の手づくり市は、覚悟していた雨が午後入ってすぐ降り始め、天気予報も午後から雨らしいなぁ、と早々店仕舞いした。そしたら、止んだ。
 しかし、お客様も午後から降ることはご存知だったのか、午前中に多くいらっしゃった。

 春先の京都アートフリーマーケットでたまたま言葉を交わしたお客様同士が、今回またまた、たまたま同時刻に来られて、
「あ!」となったり。
 ご婦人が、鼻ぶらりんに惹かれつつ、
「でもちょっと高いわぁ。」と一旦ウチを後にされたが舞い戻って来て、連れ帰ってくださったらり。ちなみに、お土産にされるらしい。
 同じく鼻ぶらさんを、ご夫婦でぶら下げる、と2体お求めになってくださった若奥様。
 小学生さんだろうか?女の子が「気になる。でもちょっと高い。」といいながら、鼻つまみとコバラスキーを交互に手にし、場を去り、舞い戻り、そして鼻つまみをひとり、下げて帰ってくれた。小さな弟さんも、バッジをして帰ってくれた。
 たまたま、知恩寺の前の道を通りかかり、人出に誘われて境内に足を踏み入れ、ウチと出会ってしまい、京都土産にと、ズルズルT-シャツのニャーを注文してくださった大分からのトラベラーさん。
 「あー、でも家帰ってからやっぱり買えば良かった、て夢に見そうやし。」と大口さんを求めてくださったお姉さん。
 「使ってますよ!」と鞄から取り出された鼻穴キーホルダー。
 2歩程離れて指差して、笑う人々。

 みんなみーんな、ありがとう。また会いに来てね。わたし、あんま人の顔覚えないけど、会いに来てね!