カフェ&ギャラリ-月の山でのジュスカ・グランペールのライブ、始まる直前にトラブルがあって、開始時間が遅れたものの、素敵だった。
トラブルで、ジュスカさんたちの心情が乱されないか心配だったのだけど、本人達がどうであれわたしはやはり「いいなぁ」と感じる。
ここで思い出すのは、ローザンヌバレエコンクール。世界の若いバレエダンサー達の登竜門。毎年NHKで放送していて、楽しみにしている番組。これには、辛口のコメンテーターが出ている。名前は覚えていないがきっと、世界的に有名な女性なのだろう。どうしようもない身体のことまで容赦なく、言う。熊川哲也など「頭が大きすぎる」と言われたらしい。ほんと、どうしようもない。
そんな彼女がある少女ダンサーをとても気に入っていた。
まず、クラシックを踊って次に創作を踊るのだが、クラシックのときからベタ誉めで、創作を踊り終えた時、解説の人に「どうでした?」と聞かれて
「もうわたしは彼女のダンスは冷静に見ることができませんね。」と言った。好きすぎて、適切な判断が出来ない状態なのだと。
わたしがジュスカを観る目もそんな風だと思う。盲目。好きすぎて、音があるってだけで満足。演奏者にしたら、良い客とは言いがたいだろう。でも、そんなことはどうでもいいの。
音を身体のなかに充満させて、いっしょくたになって。色んなことに思いを馳せて。音に合わせて腹筋に力入れたり、逆に弛緩したり。
そしてそして。祈りのボレロでは、歌い踊った。ふらつきながら踊った。お客様はペンライトを灯し、歌う。何だかあんまり記憶がないなぁ。ただ、ほわんと心地よかったような気がする。
打上げで、またまたジュスカが演奏してくれているとき、キリコさんが軽く踊ってらしたので、わたしも立ち上がってゆらぁゆらぁ揺れていた。考えてみたら思いきったモンだ。ダンサーと共にってね。他のお客様は座って聴いているのに。でもね、揺れたいような曲と気持ちだったのよ。
揺れていると気持ち良くって。アルコールも程よく効いているし。ゆらぁゆらぁと揺れる度に、身体の細胞が音楽の空気に拡散して行くような心地よさ。そうしてわたしは、ついには居なくなりましたとさ。
トラブルで、ジュスカさんたちの心情が乱されないか心配だったのだけど、本人達がどうであれわたしはやはり「いいなぁ」と感じる。
ここで思い出すのは、ローザンヌバレエコンクール。世界の若いバレエダンサー達の登竜門。毎年NHKで放送していて、楽しみにしている番組。これには、辛口のコメンテーターが出ている。名前は覚えていないがきっと、世界的に有名な女性なのだろう。どうしようもない身体のことまで容赦なく、言う。熊川哲也など「頭が大きすぎる」と言われたらしい。ほんと、どうしようもない。
そんな彼女がある少女ダンサーをとても気に入っていた。
まず、クラシックを踊って次に創作を踊るのだが、クラシックのときからベタ誉めで、創作を踊り終えた時、解説の人に「どうでした?」と聞かれて
「もうわたしは彼女のダンスは冷静に見ることができませんね。」と言った。好きすぎて、適切な判断が出来ない状態なのだと。
わたしがジュスカを観る目もそんな風だと思う。盲目。好きすぎて、音があるってだけで満足。演奏者にしたら、良い客とは言いがたいだろう。でも、そんなことはどうでもいいの。
音を身体のなかに充満させて、いっしょくたになって。色んなことに思いを馳せて。音に合わせて腹筋に力入れたり、逆に弛緩したり。
そしてそして。祈りのボレロでは、歌い踊った。ふらつきながら踊った。お客様はペンライトを灯し、歌う。何だかあんまり記憶がないなぁ。ただ、ほわんと心地よかったような気がする。
打上げで、またまたジュスカが演奏してくれているとき、キリコさんが軽く踊ってらしたので、わたしも立ち上がってゆらぁゆらぁ揺れていた。考えてみたら思いきったモンだ。ダンサーと共にってね。他のお客様は座って聴いているのに。でもね、揺れたいような曲と気持ちだったのよ。
揺れていると気持ち良くって。アルコールも程よく効いているし。ゆらぁゆらぁと揺れる度に、身体の細胞が音楽の空気に拡散して行くような心地よさ。そうしてわたしは、ついには居なくなりましたとさ。