7/10 山笠日記②

昨日御汐井取りを終え、お清めができた舁き手達によって、今日から山が走ります。

まずは片土居詰所前に作られている山小屋のところまで、各町が隊列を組んでやってきて、挨拶の手一本を入れます。これが「手打ち」です。

 

全部の町が手打ちを済ませ集合したらいよいよ流れ舁きがスタートします。

実は、この日朝からteron:ヨージにはある役割を言い渡されておりました。

 

なんと、櫛田入りの台上がりです！

 

こんなに嬉しいことはありません。なんたって『櫛田入り』ですから。櫛田入りの台上がりは当番町にしか出来ません。今回の当番町が終わったら、次の当番町まで７年くらい間があきます。正直言って片土居町が次の当番町をするときは、teron:ヨージはもう引退してるだろうと思われ、こんなに山笠に参加するのも今年までかなぁなんて考えていたので、たとえ流れ舁きであっても櫛田入りの台上がりが出来るということはとても光栄なことなのです。

 

１２日追い山ならし、１５日追い山、この２日以外は櫛田神社の桟敷席は開放されているので、teron:ヨージの櫛田入りの姿をしっかりカメラに収めようと良い場所を探して陣取りました。

 

そして撮った写真がコレです!!　この雄姿、見てやって下さい!!!

いやぁ、見ているこっちもジーンと胸が熱くなりました。一生に一度のことですから。

 

この後、櫛田入りを終えた山は土居通りを浜へ（北へ）向かって走り、冷泉公園まで戻ってきたとろで川端商店街へ。商店街から引き返してきた山は片土居筋の山小屋をくぐって明治通りを横切りその先の片土居町総代（土居流総務）の自宅で入軒し、また明治通りを横切って山小屋へ戻ったところで土居流の舁き手全員で博多手一本を入れ、本日の流れ舁きが終了。

基本的に、山笠の山は走り出したら終点まで絶対に止まることはありません。なので、「交通」という係の人達が、警察と連携して、山が走ってくるタイミングと信号のタイミングを見計らって、一気に往来してる人や車を止めて道路を封鎖します。そこに山が走りこんでくるという段取りになってます。流れ舁きでは、その一部始終が見れる迫力もあります。機会があったら是非そんなところも見ていただきたいです。

 

福岡は夜遅くなって雨が降り出しました。

teron:ヨージは、これから7/11早朝の朝山とその後行われる「捻じ切り行事」の為、寝ずの作業です。

 

 

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