雁峠付近から見た笠取山。
あのまま歩いて行きたかった。
その想いを携えた今回の山旅は笠取山から唐松尾山へ向かう。
雨はすっかり上がり、今日一日の晴れが約束されているかの様な明け方の空。
登山口からは石畳の歩道。歩き易すぎて返って戸惑う。
まだ昨日までの雨の湿気を含んだ空気が重くまとわり付く。
せせらぎの音が心地良い。澄み切った清流は目にも優しい。
登山道を覆う木の新緑を通して朝の陽射しが眩しく感じられる。
峠までは歩きやすくなだらかな道が続く。
峠道は林道。そして林道はそのまま小屋まで続いている。
笠取小屋。山小屋というより、キャンプ場のようなロケーション。
林を抜けると、マルバタケブキばかりの草原。鹿の食害のせいだろう。
さらに進むと、ついこの間訪れた雁坂峠から延びる山々が見える。
この道を行けば雁峠へ至る。朝なのに寂しさを感じる光景。
小さな分水嶺を越すと、笠取山が見えてきた。
秩父方面からの風が冷たくて我慢出来ず、ここで一枚羽織る。
視線を落とせば、朝露に濡れた草むらが光る。
笠取山へは直登ルートなんだ、と驚く。
見上げれば結構な斜度。一気に登っていく。
山頂から見た富士山方面の景色。
雁坂峠方面。ここ迄登ってしまえば視線と同じぐらいの高さ。
あの日見ていた笠取山に今自分がいる。
もう一つあった標柱。本当はこちらが山頂なのだろう。
(続く)
あのまま歩いて行きたかった。
その想いを携えた今回の山旅は笠取山から唐松尾山へ向かう。
雨はすっかり上がり、今日一日の晴れが約束されているかの様な明け方の空。
登山口からは石畳の歩道。歩き易すぎて返って戸惑う。
まだ昨日までの雨の湿気を含んだ空気が重くまとわり付く。
せせらぎの音が心地良い。澄み切った清流は目にも優しい。
登山道を覆う木の新緑を通して朝の陽射しが眩しく感じられる。
峠までは歩きやすくなだらかな道が続く。
峠道は林道。そして林道はそのまま小屋まで続いている。
笠取小屋。山小屋というより、キャンプ場のようなロケーション。
林を抜けると、マルバタケブキばかりの草原。鹿の食害のせいだろう。
さらに進むと、ついこの間訪れた雁坂峠から延びる山々が見える。
この道を行けば雁峠へ至る。朝なのに寂しさを感じる光景。
小さな分水嶺を越すと、笠取山が見えてきた。
秩父方面からの風が冷たくて我慢出来ず、ここで一枚羽織る。
視線を落とせば、朝露に濡れた草むらが光る。
笠取山へは直登ルートなんだ、と驚く。
見上げれば結構な斜度。一気に登っていく。
山頂から見た富士山方面の景色。
雁坂峠方面。ここ迄登ってしまえば視線と同じぐらいの高さ。
あの日見ていた笠取山に今自分がいる。
もう一つあった標柱。本当はこちらが山頂なのだろう。
(続く)