連休中、どの山に行こうかと考えた。
日帰りで、それなりに歩き応えがあつて、近場、となると選択肢が限られる。
その中から金峰山を選ぶ。そう言えばまだ五月の金峰山へは行ったことが無かった。
あちこちの山はすでに芽吹いているが、駐車場近辺のミズナラはまだの様子。
登山道が岩まじりの中を抜けて行くと、勾配がキツくなって来る。
朝一番の登りを終えると、目の前には瑞牆山がそびえる。もう山頂付近は朝日が当たっている。
富士見山荘付近からの金峰山。さあここからが本番となる。
緩やかに付けられた森の道を歩いて行くと、朝日が射し込んできた。
森が開け、大日岩の頭が見えてきた。
ここからまた登りが始まる。次第にシャクナゲが目立ってくる。今月の終わり頃には森に華やぎを添える事だろう。
ここで一旦開け、南アルプスの峰々(間ノ岳、北岳、仙丈、甲斐駒)が姿を現す。朝のこの時間ならでは、くっきりと見える。
大日岩が頭上にそびえ立つ。
登り切ると、澄んだ青空を背景に大日岩が鎮座している。
この先まだ雪が残っていて、登りは滑り止めが無いと滑りやすく苦戦する。
息を切らしながら、森林帯の登りを終えると、遂に稜線に出る。
瑞牆山の彼方には八ヶ岳も見える。少しずつ雲が出てきたようだ。
千代の吹上の向こうには五丈石、そして山頂が見える。
千代の吹上の向こうには五丈石、そして山頂が見える。
稜線を渡る風は少し冷たいがサラリとしていて心地良い。
雪混じりのアップダウンを繰り返しながらも少しずつ近づいて行く。
小さかった五丈石もくっきりと見えてきた。この先はなだらかな道。もう山頂は近い。
山頂方面からの五丈石。改めて見ればきれいに積み上げた石垣の様。
反対側の奥秩父方面。
雪混じりのアップダウンを繰り返しながらも少しずつ近づいて行く。
小さかった五丈石もくっきりと見えてきた。この先はなだらかな道。もう山頂は近い。
山頂方面からの五丈石。改めて見ればきれいに積み上げた石垣の様。
反対側の奥秩父方面。
あの峰の彼方を歩いた事が心に焼き付いている。
そして今日歩いて来た稜線。
そして今日歩いて来た稜線。
こうして眺めると何だか感慨深い。でもまだこれからこの道を引き返すので気持ちを引き締め直す。
何度か歩いた金峰山への道。歩き慣れているせいか、心落ち着けて歩く事が出来た。
何度か歩いた金峰山への道。歩き慣れているせいか、心落ち着けて歩く事が出来た。
奥秩父からこの辺りの山々は自分にとって安らぎの山。また今年もじっくりと歩いて行こうと思う。
(2019年5月4日)
(終わり)