犬のいる人生 犬のいる暮らしから 番外編 池田晶子さん2

2024-05-26 | 書物や映画
さて、前回の経緯から池田さんの事をいろいろとリサーチしてみました。
そこに新しい発見や犬に対する深い愛情がどっさりとあったのです。その第一は犬に纏わる著作「犬の力を知っていますか?」があったのでした。

さっそく手許に取り寄せ一読したのですが、この本はこうした題名で池田さんが発行したものではない事を知りました。発行したのは「NPO法人 わたくし、つまりNobody」であり、この法人は
池田晶子さんの業績と意思を記念し、精神のリレーに捧げる「わたくし、つまりNobody賞」が創設された。この法人が同賞の運営団体であり、著作権の承継者である。と記されています。
この本の著者は勿論、池田晶子さんであり各紙に掲載された記事を一冊に纏めたもの(こうした構成をアンソロジーと呼ぶらしいです)で、主テーマは”犬”でありますが、彼女は”お酒”も大好きであったようで、そちらの方向も語られております。
お~なんと!!犬が好きで、お酒も好きとくれば全く私と同様ではないですか・・・・・

そして、ダンディーが亡くなった(2002年)あと2003年に同じコリーを飼い始めたことも本書で初めて知り、名前は同じダンディーだったそうです。このダンディーⅡは2015年に旅立つのですが、池田さんご自身は2007年に急逝されていますので、さぞ心残りであったと思われます。
最初の愛犬を亡くした後の飼い主の行き方について池田さんは本書では次のように述べております。
あの悲しみが辛いから、もう犬は飼わない、という人と、でもやっぱり飼わずにいられないという人の、ふたつに分かれるようです。私は一年の服喪ののち、やっぱり二代目を迎えました。犬の力には抗し難くて。