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民主党の分裂は何としても避けるべきです

2010年12月13日 | Weblog
民主党の分裂は何としても避けるべきです 投稿者:風太 投稿日:2010年12月12日(日)05時28分11秒
私は今回の大連立騒動は、衆議院選挙で大多数を得た民主党を分裂させて力を削ぐ為の動きと見ています。
小沢さんらの初志貫徹を何としても貫きたい人たちが民主党内にいるかぎり、対米関係をすべてと考える勢力はどうしてもその動きを抑えられますからね。
小沢さんがあそこまで酷い扱いを受けても、それでもなおぶち切れないで党内で耐えているのもそのためだと推察します。

政治は所詮最後は数の力です。
だから同士は少しでも多い方がよいし、なおかつたとえ猫の手(苦笑)でも多く取り込んでいた方がよいのです。
そうでないと少数派に転落すれば、大事な選択の局面では国民にとり不利な選択をしようとする策動を抑えることが出来なくなります。
難しい局面ですが、森元総理などの動きを見ても、今回の大連立騒動が小沢さんの国会追放の動きの一環であることが明白です。
小沢さんさえ切り離してしまえば、残された新人議員が大半を占める初志貫徹派(変革派)を切り崩すのは何とでもなると考えているのでしょう。

小沢さんがつまりは変革派の心棒になっているのです。

それでは小沢さんと他のアメリカ追従派政治家との違いはどこにあるのでしょうか?
それは、小沢さんには日本を自らリードして行こうとする気概が備わっているということです。
アメリカは日本にとってはとても大事な国であることは間違いありません。
しかしそれはあくまでも主体性を持つ日本にとっての大切な友好国であるという話であり、アメリカはあくまで他国にすぎないのです。
それを自らが日本を導いていく気概も何もないから、アメリカ追従の霞が関にすべてお任せの政治で平気でいられるのが今までの自民党政治であり、今の菅政権がそうなりつつあるのです。
そんな情けないというか、およそ独立国としての主体性を放棄しても平気な政治など、世界中どこを探しても存在しません!

小沢さんの果たす役割は、究極は日本のアメリカからの独立なのでしょう。
日本はいつまでもアメリカに指示を仰ぐようでは駄目なのですよ。
敗戦後あまりにも長くモラトリアムな状態が続きすぎた為に、政治家が自ら国民を責任を持ってリードする気概が無くなってしまっているのが今の日本です。
小沢さんらはそれを変えようとするから、霞が関もマスコミもそれを危険な動き(苦笑)として小沢さんらを排除しようとするのでしょうね。
しかし国民に対してそんな本音は言えないから「政治とカネの問題」という都合のよいキーワードを持ち出して、国民を説得するのでしょう。

長年政治を政治とカネの問題でしか語れなかった日本国民には、いまだにこのキーワードが通用してしまうのが情けないですね。
しかしそれもこれも政治が国体という体制の枠内でしか機能せず、初めから結論が出ていた日本では国民の政治意識が育たないのは当たり前でした。
国体という枠を取っ払い、日本が置かれた状況を国民一人一人がしっかりと把握したうえで自らが行く末を決断選択する政治。
これが先進民主主義国の国民として当たり前の姿なのです。
いつのまにか戦争が始まり、国民には無謀な戦争での結果責任だけが押し付けられる過去の政治からは決別をしないとなりません。
小沢さんらの希求する政治とは、つまりは国民がすべてを決める決められる政治だと私は理解しています。


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