投稿者より

2021-10-12 12:11:05 | 投稿者より

お寄りいただき、ありがとうございます。

 

「第Ⅵ章 軒桁まわりと小屋架構」の1~5.合掌方式 までを掲載します。

 

今回は、「架構例・設計実例の小屋組」の部分がまだ作業途中で、掲載ができません。

暑い夏の苦手な投稿者は、9月初めにワクチン接種の申し込みをし、1回目の接種前にできている所だけ投稿することにしました。

 

今回もずいぶんと時間がかかりました。

3月に第Ⅴ章2階床組の投稿を終えた後、作業が難しすぎたのかなんだか疲れてしまったのと、

第Ⅵ章は図版の作り直しが多く、投稿者が学び直さなくてはならないことも少なくありませんでした。

 

「トラス組」の項の図版は、原本テキストでは借り物でしたので、新たに作図しました。

その際、架構図・断面図では一部を原本に掲載されていない納めで描きました。

キングポストトラスの「真束と棟木の納め」は、原本では、「長ほぞ差し 込み栓打ち又は割り楔締め」のみですが、

一般に普及しているテキストではすべて「輪(わ)なぎほぞ差し割り楔締め」で描いてあります。

4寸(120㎜)角の真束で、「輪なぎほぞ差し割り楔締め」を用いて棟木を受ける場合、棟木頂部で両側に5分(15㎜)の鬢太(びんた、鬢面)を取ると棟木を受ける部分は3寸(90㎜)になります。

今の時代、この納めと棟木90㎜角という寸法は、どのくらいのリアリティーがあるのだろうかとは思いますが、

これも大切な納めであることは変わらないので、こちらで作図をしました。

「登り梁組」や「合掌組」の項の納め図も描きたかったのですが、実際の資料が手元になく、原本テキストのままとなりました。

また、継手・仕口と連続梁の解釈について、全体を通して言葉不足というか分かりにくい部分があると思いますが、そのまま掲載しています。

力不足の投稿者が分らなくても、分ってくださる方がおいでと思います。

 

今回掲載できなかった「架構例」については、次回「第Ⅶ章 屋根」と一緒の投稿になると思います。

 

PDF原稿、ブログ記事をそれぞれ交互に校正をしていますが、

投稿間近になるといつものように、この編集でよかったか? というような最初の検討事項にはもう戻れず、

トランプの神経衰弱をしているような感覚で、作業を繰り返すことになります。

何度も読むうちに、思い込みで飛ばし読みをしていると思います。

誤字脱字はもちろんのこと説明不十分な箇所が多々あると思いますが、ご容赦のほどお願い申し上げます。

              

                                       投稿者 下山 悦子

 

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