20. 中国・韓国と日本の違いの原点 「 3ホ 「ミラー・イメージ」の罠 」
「心」なき中韓と「心」ある日本 一部引用編集簡略版
本章は以下の内容を投稿予定です。
3イ 日本を憎む中国・韓国
3ロ 自然を拝む日本人への蔑み
3ハ 「人民」は日本語から借りてきた言葉
3ニ 龍の爪の数が序列
3ホ 「ミラー・イメージ」の罠
3ヘ 天災の国と人災の国
3 ト 日中関係は国内問題
3チ 日台関係の欺瞞
3リ 韓国人の愛国心はまやかし
3ヌ 韓国と台湾の日本統治
3ル日本統治に感謝していた韓国人
3ヲ 「東亜日報」の慰安婦募集
3ワ 韓国の反日は幼児の甘え
3カ 汚い空気と賄賂と愛人
3ヨ 琉球共和国設立委員会
3タ 封印された天安門事件
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3ホ 「ミラー・イメージ」の罠
外交で、ひとつ、心すべきことがある。
英語で「ミラー・イメージ」というが、自分の姿を鏡で見るように、相手国も、自分と同じような価値観を持って、行動するはずだと、思い込む罠に、陥りやすいことだ。
中国、朝鮮半島は隣国なのに、日本とまったく異質な文化を持っている。
戦後の日本を一つの私企業に譬えて(たとえて:引合いに出す)みよう。
先の大戦に敗れてから、あやしげな平和主義を社是にして、脇目も振らずに、経済的な快楽だけを、ひたすら追求するビジネスモデルを、採用してきた。
平和憲法は、外国の侵略を誘う、招待状のようなものだ。
2012(平成24)年から翌年にかけて、このビジネスモデルが無残に破綻した。
中国が全国にわたって、官製というと、漢製の反日デモを煽り立てるかたわら、露骨に尖閣諸島を奪いにきた。暴徒が最初に襲ったのが、パナソニックの工場だった。著者は松下政経塾の役員を長くつとめたから、唖然とした。
松下幸之助翁が、鄧小平(とうしょうへい)が来日した時に頼まれて、日本の誰よりも先に、中国に投資して、あの工場をつくったのだった。
戦後の日本のビジネスモデルを支えてきた日中関係に、大きな亀裂が走った。
1972(昭和47)年九月に、日中国交正常化が行われて以来、日本が描いてきた「日中友好」の幻想が、無残なまでに、破られた。
日中友好も、平和憲法も、幻想にしかすぎなかったのだ。
王朝が、しばしば暴力によって交替し、権力を私して、人民を搾取、収奪してきたから、民衆は自分の身を守るために、互いに信じることなく、利己的にならざるをえなかった。
和の心も、公徳心も、育ちようがなかったから、生きるために、嘘も、盗みも、正当化された。
参考:加瀬英明著「中国人韓国人にはなぜ「心」がないのか」
加藤英明氏は「ブリタニカ国際大百科事典」初代編集長