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22. 中国・韓国と日本の違いの原点 「 3 ト 日中関係は(日本の)国内問題 」

2021-09-16 09:16:33 | 中国人韓国人にはなぜ「心」がないのか
22. 中国・韓国と日本の違いの原点 「 3 ト 日中関係は(日本の)国内問題 」

 「心」なき中韓と「心」ある日本 一部引用編集簡略版
本章は以下の内容を投稿予定です。
3イ 日本を憎む中国・韓国
3ロ 自然を拝む日本人への蔑み
3ハ 「人民」は日本語から借りてきた言葉
3ニ 龍の爪の数が序列
3ホ 「ミラー・イメージ」の罠
3ヘ 天災の国と人災の国
3 ト 日中関係は国内問題
3チ 日台関係の欺瞞
3リ 韓国人の愛国心はまやかし
3ヌ 韓国と台湾の日本統治
3ル日本統治に感謝していた韓国人
3ヲ 「東亜日報」の慰安婦募集
3ワ 韓国の反日は幼児の甘え
3カ 汚い空気と賄賂と愛人
3ヨ 琉球共和国設立委員会
3タ 封印された天安門事件
************************

3 ト 日中関係は(日本の)国内問題

  日本は、幕末から明治にかけて、大人の国であったのに、アメリカによって守られた”平和憲法体制”のもとで、自立することを怠ったために、幼児化して、世間知らずの子どもの国になってしまった。

  著者は1960年代から、中国が日本と相容れない専制国家であり、三千年にわたるおぞましい政治文化によってつくられており、警戒しなければならいと、説いてきた。

  著者は田中内閣によって、日中国交正常化が強行された時に、強く反対した。
  朝日新聞をはじめとするマスコミが、まるで安酒に酔ったように、日中国交正常化を煽ったことを、批判した。

  著者は、その翌年に、宮崎正弘氏が編集者をしていた浪漫社から発表した著書のなかで、
「田中首相が訪中した時の大新聞の「秋晴れ 北京友好の旗高く」とか、「拍手の中しっかりといま握手 とけ合う心 熱烈歓迎」といった見出しをみていると、日本、ナチス・ドイツ、イタリアのあいだに三国同盟が結ばれた後に、松岡ミッションがベルリンの目抜き通りをパレードした時の新聞の熱狂的な見出しのように思えて、しかたがない」(新聞批評入門)
  と、揶揄した

  あの時も、新聞はヒトラーのドイツに憧れて、世論を煽り立てた。
  同じ新聞によって、毛沢東が新しいヒトラーとして、祭り上げられた。

  著者は日中国交を結ぶのに当たって、日本と台湾の関係について、中国の言い成りになったことを、批判した。台湾は、日本にとって、もっとも重要なアジアの国である。

  韓国が共産化することになったら、日本にとって重大な脅威となるが、もし、台湾が中国によって、呑み込まれることがあったら、その時から、日本は独立を保ち続けることができなきなってしまう。
  日本は、中国と国交正常化を行うのに当たって、台湾といっさいの公的な関係を断ち切ることを、受け入れた。

  当時、中国は中ソ戦争がいまにでも起こることに脅えていたから、中国のほうが、日本と国交を結ぶことを強く必要としていた。
  中国は日本と国交を樹立するのに、焦る必要があったが、日本には急ぐ必要がまったくなかった。日本は国交がなくとも、中国最大の貿易相手だった。

  「著者は大平外相を囲む会にでたとき、新聞が揃って日中国交正常化を急ぐことを主張していたことについて、「いったい、それほど急ぐ必要があるのでしょうか?」と、たずねた。すると外相は、「日中問題は国内問題だ」といい切った。外相は正しかったのだ。」

  「日本にとって三つの中国があった。中華人民共和国と、中華民国と、日本の国内問題としての中国である。この三番目の中国は、新聞がつくりあげたものだった。田中内閣が相手に選んだのは、三番目の中国であった。」(新聞批評入門)
  日本は一人相撲を、とっていたのだ。一人相撲は、自分勝手に独りで思い込んで、無我夢中になって振る舞うことである。

  まさに、新聞記者は夢中なのだが、それから四十年もたたないうちに、中国が日本へ向かって、醜い牙を剝くことになろうとは、夢にも、思わなかっただろう。

  この時の朝日新聞の「日中新時代を開く田中首相の訪中」と題した社説も、噴飯物だ。
「日中正常化は、わが国にとって、新しい外交・防衛政策の起点とならねばならない。日米安保条約によって勢力均衡の上に不安定な安全保障を求める立場から、日中間に不可侵条約を結び、さらにその環をソ連にもひろげる。あるいはアジア・極東地域に恒久的な中立地帯を設定する。そうした外交選択が可能となったのである」
  (投稿者感想:朝日新聞はこういう低能記事を反省したことがない)

参考:加瀬英明著「中国人韓国人にはなぜ「心」がないのか」
 加藤英明氏は「ブリタニカ国際大百科事典」初代編集長

21. 中国・韓国と日本の違いの原点 「 3ヘ 天災の国と人災の国 」

2021-09-15 09:04:13 | 中国人韓国人にはなぜ「心」がないのか
21. 中国・韓国と日本の違いの原点 「 3ヘ 天災の国と人災の国 」

 「心」なき中韓と「心」ある日本 一部引用編集簡略版
本章は以下の内容を投稿予定です。
3イ 日本を憎む中国・韓国
3ロ 自然を拝む日本人への蔑み
3ハ 「人民」は日本語から借りてきた言葉
3ニ 龍の爪の数が序列
3ホ 「ミラー・イメージ」の罠
3ヘ 天災の国と人災の国
3 ト 日中関係は国内問題
3チ 日台関係の欺瞞
3リ 韓国人の愛国心はまやかし
3ヌ 韓国と台湾の日本統治
3ル日本統治に感謝していた韓国人
3ヲ 「東亜日報」の慰安婦募集
3ワ 韓国の反日は幼児の甘え
3カ 汚い空気と賄賂と愛人
3ヨ 琉球共和国設立委員会
3タ 封印された天安門事件
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3ヘ 天災の国と人災の国

  日本が天災の国ならば、中国、韓国は、絶え間ない人災の国であった。日本の和の心は、通じない。

  慰安婦問題を、例にとろう。
  いま、日本は性奴隷という、慰安婦問題によって、韓国に攻めたてられて、アメリカだけでなく、世界から不名誉きわまりない汚名を、着せられている。
  この原因は、1993(平成5)年に慰安婦について謝罪した、河野官房長官談話がつくった。そのうえ、補償までしてしまった。

  著者と親しいアメリカの高官が、「有史以来、東西を問わず、戦場と兵士の性処理は、つきものだった。それなのに、日本政府は、慰安婦について、人類史上、はじめて謝罪した。よほど悪いことをしたにちがいない、と思われても、仕方ないだろう」と、いった。

  旧軍の慰安婦は拉致されて、強制されたのではなく、職業的な売春婦だった。
  慰安婦問題に火をつけたのは、日本の大新聞によるものだ。

  1992(平成4)年に、大新聞がソウルに元「朝鮮人従軍慰安婦」が住んでいるが、日本軍によって連行されて、無理矢理に慰安婦にさせられたと、証言したと、報じたのが、きっかけとなった。

  その直後に、著者は韓国の親しい閣僚関係者と話したが、「なに、あの女たちは、ただの売春婦でしたよ。よいカネを、稼いでいましたね」といって、気にしていなかった。
  日本でも、中国でも、ヨーロッパ、アメリカでも、売春は公認されていた。アメリカ兵が、ベトナム戦争中に、百万人以上の「アメラジアン」と呼ばれる混血児を、ベトナムに残したために、1982(昭和57)年にアメリカ議会が、救済する立法を行っている。
  韓国軍も、ベトナム戦争に参戦したが、三万人の「ライダイハン」という、混血児をのこした。

  だが前大戦中に、日本兵が生ませた混血児は、中国大陸からアジア太平洋地域にわたって、ほとんどいない。
  しかし、その後も、歴代内閣が河野談話を撤回していないために、病根が世界にわたって、日ごとに深まるようになっている。
(投稿者補足:この辺の問題解決を、次の最有力首相候補の高市早苗衆院議員が、政策の一つとして明言しています。期待しましょう)

  ここでも、「ミラー・イメージ」が働いている。アメリカ人や、ヨーロッパ人や、中国人、韓国人も、日本人が自分たちと同じように振る舞うと、信じている。日本について知らないから、日本が誤解される。

  日本は、歴史を通じて、奴隷がいない珍しい文化だった。性”奴隷”がいるはずがない。アメリカ、ヨーロッパはもちろん、中国にも、朝鮮半島にも、奴隷がいた。

  日本では、戦いは、武士と兵卒だけが戦って、一般住民を殺すことが、なかった。敗者の女性を、手当たり次第、強姦することも、なかった。日本は優しい。和の文化なのだ。

  ”南京大虐殺”も、中国がでっちあげたもので、事実無根だ。
  中国では、日本兵が残虐行為を働いたと、人民を教育しているが、中国人は日本を知らないから、日本人も、自分たちと変わらないと、思っている。
  中国史では、しばしば都市ぐるみで、大量殺戮が行われた。日本では城主一人が腹を切れば、残った者は許された。

  これまで、日本では、中国も日本と変わらないはずだから、心が通じると思ってきた。何のことはない。自分の姿を鏡で見ていたのだった。鏡を取っ払って、外国を見よう。

参考:加瀬英明著「中国人韓国人にはなぜ「心」がないのか」
 加藤英明氏は「ブリタニカ国際大百科事典」初代編集長

20. 中国・韓国と日本の違いの原点 「 3ホ 「ミラー・イメージ」の罠 」

2021-09-14 09:08:26 | 中国人韓国人にはなぜ「心」がないのか
20. 中国・韓国と日本の違いの原点 「 3ホ 「ミラー・イメージ」の罠 」

 「心」なき中韓と「心」ある日本 一部引用編集簡略版
本章は以下の内容を投稿予定です。
3イ 日本を憎む中国・韓国
3ロ 自然を拝む日本人への蔑み
3ハ 「人民」は日本語から借りてきた言葉
3ニ 龍の爪の数が序列
3ホ 「ミラー・イメージ」の罠
3ヘ 天災の国と人災の国
3 ト 日中関係は国内問題
3チ 日台関係の欺瞞
3リ 韓国人の愛国心はまやかし
3ヌ 韓国と台湾の日本統治
3ル日本統治に感謝していた韓国人
3ヲ 「東亜日報」の慰安婦募集
3ワ 韓国の反日は幼児の甘え
3カ 汚い空気と賄賂と愛人
3ヨ 琉球共和国設立委員会
3タ 封印された天安門事件
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3ホ 「ミラー・イメージ」の罠

  外交で、ひとつ、心すべきことがある。
  英語で「ミラー・イメージ」というが、自分の姿を鏡で見るように、相手国も、自分と同じような価値観を持って、行動するはずだと、思い込む罠に、陥りやすいことだ。
  中国、朝鮮半島は隣国なのに、日本とまったく異質な文化を持っている。

  戦後の日本を一つの私企業に譬えて(たとえて:引合いに出す)みよう。
  先の大戦に敗れてから、あやしげな平和主義を社是にして、脇目も振らずに、経済的な快楽だけを、ひたすら追求するビジネスモデルを、採用してきた。

  平和憲法は、外国の侵略を誘う、招待状のようなものだ。
  2012(平成24)年から翌年にかけて、このビジネスモデルが無残に破綻した。

  中国が全国にわたって、官製というと、漢製の反日デモを煽り立てるかたわら、露骨に尖閣諸島を奪いにきた。暴徒が最初に襲ったのが、パナソニックの工場だった。著者は松下政経塾の役員を長くつとめたから、唖然とした。
  松下幸之助翁が、鄧小平(とうしょうへい)が来日した時に頼まれて、日本の誰よりも先に、中国に投資して、あの工場をつくったのだった。

  戦後の日本のビジネスモデルを支えてきた日中関係に、大きな亀裂が走った。
  1972(昭和47)年九月に、日中国交正常化が行われて以来、日本が描いてきた「日中友好」の幻想が、無残なまでに、破られた。
  日中友好も、平和憲法も、幻想にしかすぎなかったのだ。

  王朝が、しばしば暴力によって交替し、権力を私して、人民を搾取、収奪してきたから、民衆は自分の身を守るために、互いに信じることなく、利己的にならざるをえなかった。

  和の心も、公徳心も、育ちようがなかったから、生きるために、嘘も、盗みも、正当化された。

参考:加瀬英明著「中国人韓国人にはなぜ「心」がないのか」
 加藤英明氏は「ブリタニカ国際大百科事典」初代編集長

19. 中国・韓国と日本の違いの原点 「 3ニ 龍の爪の数が序列 」

2021-09-13 09:26:22 | 中国人韓国人にはなぜ「心」がないのか
19. 中国・韓国と日本の違いの原点 「 3ニ 龍の爪の数が序列 」

 「心」なき中韓と「心」ある日本 一部引用編集簡略版
本章は以下の内容を投稿予定です。
3イ 日本を憎む中国・韓国
3ロ 自然を拝む日本人への蔑み
3ハ 「人民」は日本語から借りてきた言葉
3ニ 龍の爪の数が序列
3ホ 「ミラー・イメージ」の罠
3ヘ 天災の国と人災の国
3 ト 日中関係は国内問題
3チ 日台関係の欺瞞
3リ 韓国人の愛国心はまやかし
3ヌ 韓国と台湾の日本統治
3ル日本統治に感謝していた韓国人
3ヲ 「東亜日報」の慰安婦募集
3ワ 韓国の反日は幼児の甘え
3カ 汚い空気と賄賂と愛人
3ヨ 琉球共和国設立委員会
3タ 封印された天安門事件
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3ニ 龍の爪の数が序列

  華夷秩序のもとでは、中国の龍の爪が、五本あったのに対し、属国として、次の序列にあった朝鮮や、ベトナムの龍の爪は、一本足りない、四本を用いることが、許されていた。
  日本は華夷秩序のもとで、夷狄として蔑まれていたから、三本しか、許されなかった。
  日本は、中国のまわりの国のなかで、ただ一国だけ、中国の属国となることを拒んで、臣従せず、朝貢することがなかった。

  著者は2012(平成24)年十一月に、市川團十郎氏を囲む会が、京都の嵐山の天龍寺で催されたのに招かれて、日本の文化について、短い挨拶をした。天龍寺は世界文化遺産として、登録されている。
  この会のために、夢窓国師が七百年あまり前につくった、美しい庭が、幻想的にライトアップされた。その日は寒かったが、夜の帷(とばり)のなかで、夢みるような心地だった。

  庭に面した渡り廊下に、雲龍の大きな襖絵があった。思ったとおり、やはり爪が三本しか、なかった。
  四百人あまりの善男善女が、招かれていたが、懐石料理が振る舞われた。
  著者ははじめに、襖絵の龍の爪が、三本しかないことに、触れた。
  そして、もし、襖絵の龍の爪が、四本あったとしたら、日本の歌舞伎をはじめとする、独特な、優れた伝統文化が、形成されることがなかったと、話した。

  市川團十郎氏も、「やはり、そうだったのですか」と、驚いていた。
  多くの会席者から、「はじめて聞きました」と、いわれた。

  著者が四十年ほど前に行った時に、韓国の親しかった長官(閣僚)から、食事に招かれた。長官は日本時代に中学生だったので、日本語が流暢だった。
  酒を酌み交わしながら、放談していたら、突然、大声で「龍の爪が一本足りない国から来て、いったい、何をいいますか!」と、著者を叱った。

  その意味が分からなかったので、呆気にとられて、「それは、どういう意味ですか?」と、たずねた。
  それから教わったが、中国の龍の爪は五本で、韓国が四本、日本は三本しか、許されなかった。韓国の龍の彫刻や、絵にはみな爪が四本ある。

  ソウルの金浦空港から帰る時に、KAL(大韓航空)のラウンジの天井に、大きな龍の絵があった。爪を数えたら、四本だった。
  北京の故宮を訪ねると、大きな白い階段とか、いろいろなところに、龍の彫刻があるが、すべて爪が五本だった。

  韓国人は、この二千年間、自分のほうが爪一本多いことが、誇りだった。自分たちが秀でているという韓国の論拠は、自分たちのほうが、中国に近いということにある。韓国人の反日・悔日の根っこは、爪一本の差から、はじまっているのだ。

参考:加瀬英明著「中国人韓国人にはなぜ「心」がないのか」
 加藤英明氏は「ブリタニカ国際大百科事典」初代編集長

18. 中国・韓国と日本の違いの原点 「 3ハ 「人民」は日本語から借りてきた言葉 」

2021-09-12 09:00:32 | 中国人韓国人にはなぜ「心」がないのか
18. 中国・韓国と日本の違いの原点 「 3ハ 「人民」は日本語から借りてきた言葉 」

 「心」なき中韓と「心」ある日本 一部引用編集簡略版
本章は以下の内容を投稿予定です。
3イ 日本を憎む中国・韓国
3ロ 自然を拝む日本人への蔑み
3ハ 「人民」は日本語から借りてきた言葉
3ニ 龍の爪の数が序列
3ホ 「ミラー・イメージ」の罠
3ヘ 天災の国と人災の国
3 ト 日中関係は国内問題
3チ 日台関係の欺瞞
3リ 韓国人の愛国心はまやかし
3ヌ 韓国と台湾の日本統治
3ル日本統治に感謝していた韓国人
3ヲ 「東亜日報」の慰安婦募集
3ワ 韓国の反日は幼児の甘え
3カ 汚い空気と賄賂と愛人
3ヨ 琉球共和国設立委員会
3タ 封印された天安門事件
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3ハ 「人民」は日本語から借りてきた言葉

  今日の中国は、中華人民共和国を僭称(せんしょう:身分を越えて勝手に称号をとなえること)というと、勝手に自称している。
  だが、為政者が特権を独り占めしているから、人民の国でも、共和国でもない。

  人民も、共和国も、日本語から借りてきた言葉だ。韓国と同じように、今日の中国語には、数千語にのぼる日本語が、混じっている。
  「人民」は、それまでの中国では、「生民」といった。しかし、それでは近代にそぐわないために、日本語の「人民」を借りてきた。
  国名のなかで、自分たちが地上の誰よりも優れており、したがって世界を支配することができるという、「中華」だけが、中国語であり、中国人の本音を表している。

  中国は、つねに中華思想という歪んだレンズを通して、全世界を観てきた。

  孔子は、「春秋三伝」の「穀梁伝」「公羊伝」のなかで、「夷狄:いてき(未開の民。野蛮人)」を中国に従わない国と、定義している。したがって、日本は夷狄となってきた。
  そして、中華思想は大陸で生まれたために、海辺や、海の民族を見下してきた。島の民を未開な島夷として、蔑視してきた。
  中国にとっては、台湾も、日本も、島の民だから、夷狄である。

  朝鮮は、中国を宗主国として慕って、ひたすら崇めてきたから、長いあいだにわたって、中国人の目を借りて、日本を見下してきた。
  著者が韓国を朝鮮と呼ぶのは、蔑視しているわけではない。
  朝鮮は、中国の属国である王国でしかなかった。日本が日清戦争に勝って、李朝のもとにあった朝鮮を、大韓帝国として独立させるまで、中華秩序のなかに、組み込まれていた。韓国は李朝五百年にわたって、朝鮮と称していた。

  中国の天子だけが、華夷秩序のもとで、世界のなかで皇帝を名乗ることができた。中華秩序のもとで、李氏朝鮮、ベトナムなどの属国の王は西洋のトランプのキングと違って、中国皇帝による、冊封は、任命される世襲制の地方長官でしか、なかった。
  (投稿者注: 冊封について 冊封体制に入るという事は皇帝の徳に感化されて改心し、儒教的な「礼」を受容して文明国の中に入ることを意味する。そして冊封された国の数が多ければ多いほど、それは皇帝の徳の素晴らしさの裏付けになる。この様に、「冊封体制」は中国の歴史を紐解く重要なポイントになるのだが、実は「冊封体制」という言葉自体は中国の史料上見ることができない。「冊封体制」という言葉自体は、何と日本で誕生した言葉でした)

  朝鮮国王は、日本が日清戦争に勝ってから、日本によって中国から解放されて、はじめて大韓帝国皇帝を名乗って、韓国を称することができた。

  韓国人は事大主義(サデチュイ)といって、強い者におもねる民族性がある。(「事」は「つかえる。奉仕する」)
  その民族性から、ひたすら中国の完全なコピーになろうと、努めた。そのために、中国と同じように、島の民を蔑んできた。
  韓国人は国内では、済州島(チェジュド)を、国外では、日本を強い蔑視の対象としてきた。いまでも、韓国では、済州島民がいわれない差別をこうむっている。

  韓国では、李承晩(イ・スンマン)政権のもとで、朝鮮戦争とは関係なく、韓国国軍が韓国本土で三十万人以上と、済州島で五万人以上を虐殺している。この事実は長く隠されていたが、金 泳三(キム・ヨンサム)政権(1993~1998年)になって、はじめて犠牲者の法事を営むことが、許されるようになった。
  (投稿者補足:全斗煥(チョン・ドゥファン)政権時には、光州事件(こうしゅうじけん)が、1980年5月18日から27日にかけて韓国の全羅南道の道庁所在地であった光州市(現:光州広域市)を中心として起きた。韓国政府が独裁体制の民主化を警戒したこの事件は国軍と民間人(予備役)の銃の打ち合いに発展した)

参考:加瀬英明著「中国人韓国人にはなぜ「心」がないのか」
 加藤英明氏は「ブリタニカ国際大百科事典」初代編集長