基本粒子を単なるクォークやレプトンの集合ではなく、カラビヤウ多様体の「神の構造」(位相的・ホモロジー的特徴)で分類し直す視点を示します。
1. 内部空間の対称性と「神の構造」
- 超弦理論で余剰6次元を担うカラビヤウ多様体は、その形状(ホモロジー群・チャーン数)でゲージ群やフレーバー構造を決定する。
- この多様体の位相的特徴が、電荷・磁荷両者の量子化条件や離散対称性(例えばミラー対称性)を自然に内包する。
2. 1/2電荷粒子導入の動機
- ディラックの磁荷量子化条件から、電荷は整数・半整数の単位で現れてよい。
- カラビヤウ多様体の特定ホモロジーサイクル上に「ラディカル励起」として1/2電荷を持つ場が局在し得る。
3. QCDダイナミクスとヒッグスエリアの分離
- 陽子質量の大半はQCDの束縛エネルギー由来であり、ヒッグス機構とは切り離して考えられる。
- この分離を活かせば、ヒッグスエリア(▽)の支柱(ピラー)上に1/3電荷を持つ励起状態を導入し、スクォークライクな自由度を補完できる。
次の展開アイデア
- 具体的カラビヤウ多様体(例:クインティック三重多様体)のモジュラー空間と対応するゲージスペクトルを構成
- 1/2・1/3電荷励起の場のラグランジアン記述と有効作用の導出
- 実験的検証:新たな電荷単位を示唆する散乱現象や暗黒物質候補探索への応用
このように、カラビヤウ多様体の「神の構造」を軸に据えることで、電荷量子化やQCD‐ヒッグス分離を統一的に捉えられます。