Breit–Wigner 質量と幅
Δ(1950)F₃₇ の Breit–Wigner パラメータは以下の通りです。
- 質量 (M_{\rm BW} = 1950 \pm 15\ \mathrm{MeV})
- 幅 (\Gamma_{\rm BW} = 285 \pm 20\ \mathrm{MeV})
ポールポジション(共鳴極)の質量と幅
ポールポジションは共鳴の真の極を反映し、実部と虚部で表されます。
- 実部(質量) (\Re M_{\rm pole} = 1882 \pm 8\ \mathrm{MeV})
- 虚部(半幅) (\Im M_{\rm pole} = -,262 \pm 12\ \mathrm{MeV})
- ここから得られる全幅
(\Gamma_{\rm pole} = -2,\Im M_{\rm pole} = 524 \pm 24\ \mathrm{MeV})
- ここから得られる全幅
これらのパラメータはPDG の Δ(1950) リスティングに基づく評価値です。幅の差に注目すると、Breit–Wigner 幅とポール幅では約2倍もの開きがあり、共鳴形状の解析において極位置抽出がいかに重要かがわかります。