古巣の保険会社にて2

2007-06-15 17:34:05 | アパート建築営業マン

「おひさしぶりです。今日は、『退職証明書』にサインしてもらうために来ました」という具合に、当方は挨拶した。

みんな、がんばっているようだ。先輩社員のひとりに、「『3年続けたら、それだけで偉い』と言われる保険の仕事を、まだ続けてるんですか。すごいですね」と声をかけたところ、「まだとは何だ、まだとは」と怒られた。もっとも、この先輩も、それから数ヶ月後に退職したのだが・・・・・。

歩合制保険営業は、積み上げの世界である。仕事が軌道に乗るまでは大変なのだが、契約を取り続けて、保有契約高が積み上がってくるにつれて安定収入が確保され、安泰となる。保有契約を子供に承継することも可能だ。普通のサラリーマンの世界とは、まったく異なる。独立志向の人にとっては、魅力ある世界であることに間違いはない。だが、その代わり・・・・・(以下略)。

「あれから、だいぶ経ったなあ。今まで、何してた?」と聞かれた。当方が、近所の電機屋でアルバイトしているとこを見かけた、という証言もあったそうだ。「アイツは、冷蔵庫や洗濯機の配送・据付をやっていたぞ」というのだ。

確かに、そういうこともやっていた。せっかくフリーな状態になったので、いろいろやってみようと思ったのである。