徒然鯖日記

【青空・未来】管理人eriyによる「無人惑星サヴァイヴ」狂いな呟きと日常生活。
最近は歌い手アンダーバーさん狂い。

嘘つきは泥棒の始まり。

2011年01月31日 19時20分21秒 | グータラ日常生活

 

え~、懺悔ですね。

風邪をぶり返したのと、やたら眠い時期に入ってしまって、まったくPC開けマセン。
なんだろうね~、コメントとかないかチェックしてる間に眠くなるんですわ。

もう1月も終わる・・・・・今年初の更新は、2月頭になるようです。

 

ひたすら睡眠時間延長してるせいでめっちゃ不思議な夢いっぱいみます。(寝すぎでしょ)

たいてい過去に見た映像とか経験とか交えてのものが多いんだけど、映画とか漫画とか小説に影響されやすいタチなんでね、これは多分今読んでる『ゴーストハント』復刻版の影響。

それと・・・・・昔、よくみた夢の特徴に似てたなぁ。

 

小学校とか中学校の時にね、よく外国の街が舞台の夢みてました。

場所は今で言えば、フランスとかドイツとオーストリアとか・・・・古いレンガや石造りの塀や道が続く街並みで、遠くにはお城とかも見える。
街路樹がキレイで待ち行く人は、金髪や青い目の人が多くて、まぁ、ごく普通に歩いてたり自転車乗ってすれ違ったり。
外国なのは確かなのに、どこの国かもよくわからず・・・・・でも、『私』は自分が生まれ育った街だと思っているわけね。
自分の見た目も年齢もよくわかんないだけど、普通に、お腹空いたな~、とか、緑がキレイだな~、とか思いながら街を歩いてる、っていう何のことはない夢が多かったなぁ。当時はパスポートさえ持ってなかったのにね。

不思議なのは、それを続きものの夢で見たこと。

例えば、街で知ってる人に会ってカフェで話をする。「明日も会おうよ」と言って別れる。そこで目が覚めるんだけど、数日後、その人と待ち合わせてる夢をみるわけ。

 

当時、友人に話したら、オカルトブームなせいもあって、「前世の記憶じゃな~い?」とか言われたなぁ・・・・・。でもある時から全く見なくなった。いつからかもよく覚えてないし。

ですが、2日前くらいかな?・・・・・・こんな夢を見ました。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・夜。

霧が深くなるのは、この街の特徴なのに久しぶりだ、と感じる。
夜、霧深いこの街並みを見ると、いつも住み慣れた街と違う印象に感じる。

不思議な感覚に襲われる。

ある建物の扉の前に立っていた女性に気がついた。
彼女は長い黒髪に相変わらず華奢な印象。
少なくとも5年ぶりくらいなのに、全く清楚な感じは変わっていなかった。

「・・・・・・久しぶり、元気だった?」
「うん、元気。」

なるべく明るくそう声を掛けると彼女は控えめに笑ってそう答えた。
白いレインコートがやけに目に付いた。

彼女との再会はもっと明るいものになると思っていたのに。
現実って・・・・・・こんなもの、だ。
彼女とは昔、あちこちに一緒に遊びにいったし、こんなに気の合う仲間もいないと思っていたのに、なんだかこの奇妙な空気に違和感を感じた。

「あの、さ・・・・・本当は久しぶりだし、もっとゆっくり話したいんだけど、時間なくてさ。」
「あ、うん、私も。・・・・・・また今度ね。」
「うん。」

会ったばかりだってのに、そそくさと別れを告げた。
本当は時間なんてたっぷりあった。
『今度』なんて、ないに等しいこともわかっていた。
口約束、なんて、いつだってこんなもので。

時間って、本当に、いろんなものを変えてしまうんだな~と実感していた。

ならば、あんなに気の合う友人だと思っていたのは幻想だとでもいうのだろうか。

 

「・・・・・・なら、思い切り『久しぶり!』って抱き付いたら良かったのに。」

突如、目の前に現れた人物は、見たこともない男の子だった。
全身黒い姿をして、それでも、ジャケットの折り目はきっちりアイロンが掛かっているような、紳士の印象だったから、特に不審に思うこともなかった。
あろうことか、自分も昔からの知り合いのようにその言葉に答える。

「だって、むこうはそう思ってないかもしれないのに。」
「こっちがどう思っているのかが重要じゃない?・・・・・・・見て。」

彼の指差す方向を見ると、不思議と足元のレンガ道が透けて見えた。
道の下に更に道があったようで、人々が行き交っている。

「あの、頭禿げた人、別れた女房に引き取られた娘に会いに行こうとしてる。もう何年も会ってないというのに。」
「へぇ・・・・・・」

なんでそんなことがわかるの?と思いながら、ああ、この人はそういう人だった、と思い出す。
彼の言葉は不思議と心地よく耳に響いてくる。

「娘には『会いたくなかった』って言われるかもしれないのにね。」
「でも彼は自分が会いたいから行くんだよ。自分から動かなくちゃ、一生、会えない。」
「そうだね・・・・・」

こっちがこんなに注目しているとも知らず、人々は素知らぬ顔で歩いてゆく。
みんな真顔だったり、誰かと連れ立って笑っていたり。
こうして見ているだけなら、その人の人生なんてわかるはずもないのが普通なのに。
彼は全てを見透かしているかのように、柔らかに穏やかな表情で見入っている。

「この街の人は・・・・・・・みんな幸せそうだなぁ。」
「どうして?」

私の呟きに彼が振り返って聞いてきた。
私は辺りを見渡して溜息を付く。

「だって、現実はすごく面倒で大変なのに、ここにいるとホッとするよ。」
「そう?」
「ずっと昔から居心地良かったもん。ずっと昔から知ってるもん・・・・・・。」

その時、ずっと、私はこの場所は昔よくみた夢の街だ、いうことに気が付いていた。
昔のお伽話に出てきそうなメルヘンチックな街道、かわいい店が立ち並び、重厚な造りの教会やお城や・・・・・行き交う人々はみんな幸せそう。

「・・・・・・違うよ。」

彼は優しく笑ってそんな否定の言葉を口にする。

「みんな同じだよ。みんな現実は辛い。わかろうとしないだけ。」
「同じかな。」

 

「同じだよ。」

 

きっぱりとそう言って彼は背を向けた。
その背中を見て、私は、この人は誰だったろう、と考えてみる。
聞いてみたいけど、こんなに親しく話してしまった後で、今更それもないだろうと、留まってみる。
だけど、違和感なく話してきたのは、いつかどこかで知っていたはずだから。

そうだ。・・・・・・・・・私は、この人とこんなにも気兼ねなく話が出来る。

 

この街を知っている。

あなたを知らない。けど。

 

これから、知り合うのかもしれない・・・・・・・・・・・。

 

 

END

_______________________________

・・・・・・・・・マジに、こういうエンディングで目が覚めました。

んで、マジにこんな感じで頭の中にナレーションが掛かっていました。(笑)
おかげでちょっとしたミステリードラマでも見てる気分でした。

起きてから不思議な気分になったのも確かだけど、原因を探って腹抱えて笑いました。

だってね、この夢に出てきた『彼』って、只今読んでる「ゴーストハント」に出てくる人なんです。
主人公の女子高生を夢の中で誘導する、黒い格好した優しい人でね?彼は霊能者ですから、地面が透けて見える、とか人の心が読める、とかそういうことが出来る設定なのですよ。(それを認識してるから、私も夢の中で「そういう人だった」とか言っているのですね)

をぅ!!私は麻衣(主人公の女子高生)に憑依かいっ!!

小説のくだりのようなナレーションも多分、これのせいですね。久々に小説読むと、これだよ・・・・

ちなみに冒頭に出てきた「久々に会った友人」は、本当の私の友人。確かに5年くらい会ってませんが、そんな微妙な関係じゃなくて、普通の友人です(笑)なんで出てきたのかは謎。

ちなみに私の場合、夢で夢とは気づいてない場合がほとんどなんですけど、こんな無茶苦茶な設定でも気づいてない(笑)考えてみれば、小説のキャラは漫画そのものの見た目で出てきたんですが。ありえない~~~~(笑)

 

なんつ~かですね、雰囲気的には不思議な夢でしたけど、掘り下げると笑える夢でした。

 

でも、あの良く見る外国の街、どこなのか知りたいなぁ・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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