先週末の連休、「あおもりカレーまつり」で賑わった青森県観光物産館アスパムですが、その館内に「青森県地場セレクト」という、県内各地のご当地商品を販売しているお店があります。
店内にある冷蔵ケースを覗くと、“長谷川自然牧場の豚肉”が目に飛び込んできました。
ところで、この【長谷川自然牧場】という名前はよく聞くけども、一体どんなところなのか??以前から気になっていたのであります。
ということで、今回はその長谷川自然牧場で体験をさせてもらうことになりました(^^)v
国道101号線を曲がり細い農道を進んでいくと看板が現れるので、そこから(車で)1分ほどの場所に牧場はあります。
これからお世話になる長谷川さんご夫妻と動物たちが描かれた看板の近くには、白と黒のワンちゃんが。
「よく来たワン」と言わんばかりに歓迎してくれましたよ(^^ゞ
売店、体験学習と記された看板。どこかで見たことが・・・
思い出しました!地場セレクトでも時々販売する、長谷川自然牧場のシュークリームのラベルと同じ絵でした(^J^)
ただ、ご夫妻の似顔絵というならば、その下にある幟に描かれていた絵の方がそっくりです。\(* ̄∪ ̄)ヘヘ
売店・体験学習の建物の横に回ってみると・・・(*゜ロ゜)ハッ!!
なんと!放し飼いの鶏が元気よく動き回っているではないですか!!
まさに、羽を伸ばしている鶏たちですコケッ!
そして、鶏の大群の先に見える豚の家におじゃましてみましたよ~ブヒッ!
ちょうどご飯の時間だったようで、みんな一斉に鼻を鳴らします(・o・)オッ!
いや~食欲旺盛な豚さんたちですな。
実は、奥にかわいい子ブタがいたようですが、今回は対面できず・・・残念(´□`;)
ほかにも、羊や山羊、うさぎなどの動物がいるようなので、ちょっとした憩いの場・触れ合いの場にもなっています♪
さて、長谷川自然牧場では、ソーセージ作りやお菓子作り、羊の毛刈りなど、色々な体験をすることができるんですね(^◇^)
その中で今回、私たちが体験したのは「鶏の燻製作り」。
教えてくださったのは、オーナー夫人の長谷川洋子さん♪
ところで、この鶏は・・・ そう、先ほど元気に動き回っていた鶏です。
なんとも複雑な気持ち・・・(´へ`;
そんな私たちの表情をみて、洋子さんは言いました。
「色々な生き物から命をいただいているということを感じてもらいたい」と。
確かに、私たち人間は生きるために食べなくてはなりません。
そのために、他の生き物から大切な命をいただいていることを忘れてはいけませんよね・・・
改めて、「食べ物は残さず最後までいただかなくては」と思った瞬間でした。
そしてこの鶏は、もともと卵を産む鶏だったということです。
洋子さん曰く、「うちの鶏たちは、通常の鶏よりも長いあいだ卵を産む」そうで。
それでも、卵を産めなくなれば処分されることに変わりないようです・・・
その鶏をなんとか有効活用できないか?と思って始めたのが、この鶏の燻製作りだということです。
命の尊さを感じながら、鶏の毛を抜く2人。
(※画像クリック)
毛を抜き終わったらヒモで縛るのですが、鶏がお座りするようになるのが正解だそうで。
ここで2人とも大苦戦洋子さんに教えてもらって、なんとかうまくいきました(^^;
縛り終わったら煮ます!
鍋の底には牧場内でとれた無農薬野菜がたっぷり入っていて、そこからうまみがたっぷり出るので、あとの味付けは醤油やタレなど好みのものでかまわないそうです。
鶏を煮込んでいる時間、洋子さんは色々なことを話してくれました。
嫁いできて何年かが経ったある日、夫である光司さんから、あまり育ちのよくない葉タバコの畑を「好きなようにしていい」と預けられたそうで。
(そう、長谷川自然牧場を始める前は、葉タバコ農家だったんです。)
そこでは、自分たちで食べる野菜を作ったのだといいます。
「農業の“の”の字も分からないから、むろん、農薬を使うなんて考えてもみなかった」と話す洋子さん。
実は、このあと光司さんが農薬中毒になってしまい、農薬の恐ろしさに気づいたのだといいます。
そして、このことがきっかけで長谷川自然牧場を開くことになりました。
動物たちには、農薬を使っていない野菜の残りくずなどで作った自家製の餌を与えるという徹底したこだわり。
ここには、「安全なものを提供する」という思いが込められています。
ただ、「正直、すごく手間がかかる」と、洋子さん。
それでも、おいしかったよ!という声を聞くと、「やっぱりやってきて良かった」と思うのだそうです(^^)
さて、お話を伺っている間に、美味しそうな煮色がつきましたよ~\(~o~)/
3羽仲良く並んで、これから燻されます♪
アルミホイル上に敷かれた、りんごチップ。
あとは一斗缶の中で燻されて、美味しい燻製になるのを待つのみですo(●´ω`●)oワクワク
こちらが、今回お世話になった長谷川洋子さん
明るく気さくで饒舌な津軽のかっちゃ(お母さん)ですが、写真を撮られるのはあまり得意ではないそうで・・・
シャイな一面も見せてくれました(@⌒▽⌒@)
牧場を始めてから最初に豚を出荷するという時、別れがつらくてつらくて泣いてしまったという洋子さん。
でも、それではいけないと・・・
「愛情を込めて育てたから、きっと喜んで食べてもらえるんだ。豚たちも、それが本望なんだ」と、自分に言い聞かせるようにやっとの思いで心を切り替えたといいます。
ここにいる動物たちは、それだけ深い愛情をかけて育てられているんですね・・・
いや~、ちょっと感動しました(*つд`*)
ということで、できあがった鶏の燻製をラッピングすると、クリスマスチキンに!
(訪れた時期がバレてしまいましたね・・・)
クリスマスチキンでなくとも、パーティ用やプレゼント用に贈れば最高です
今回は、特別にその場でいただいちゃいました(>▽<*)キャー!
3人口をそろえて、「ウマいっ!」
燻製もさることながら、長谷川自然牧場でとれた無農薬の甘~いキャベツの千切りも「ウマいっ!」
もちろん、ひとつ残らずいただきました(^ム^)
(このあと、光司さんを交えての楽しすぎるトークタイムを過ごして、一行は帰路につきました。)
色々と考えさせられる、有意義な体験でした
長谷川夫妻、牧場のみなさん、ありがとうございます!m(_ _)m
§長谷川自然牧場§
■住所 青森県西津軽郡鰺ヶ沢町大字北浮田町字平野110
■TEL 0173-72-6579 / FAX 0173-72-3180
■体験可能日 通年
■体験可能時間 9:00~16:00
■体験時間 約2時間(鶏の燻製作り) ※その他の体験は、下記HPを参照ください。
■体験料 ¥2000(鶏の燻製作り) ※その他の体験は、下記HPを参照ください。
■最寄駅 JR鳴沢駅(五能線)/ 駅から徒歩約20分、車で約5分
■HP http://www7b.biglobe.ne.jp/~hasegawasizenbokuzyou/
by ヴァ♪
いつもコメントありがとうございます!
写真の豚ちゃん達も可愛いですが、子ブタちゃん達はもっともっと可愛いですよ~
それと同時に、今回の体験で命の大切さとありがたさを身にしみて感じました・・・
こういう体験をさせてくれる場所は、貴重だと思います
そして、長谷川自然牧場のホームページをチェックしてくれたんですね!
ありがとうございますm(_ _)m
暖かくなったら、瑠璃さんもぜひ体験しに訪れてみてくださいね♪
それにしても、授業みたいな貴重体験が出来る所があったんですね!
頭でイメージするより、体験してちゃんと知るべき事ですね。
私も行ってみたくなりました!
春に行けば羊の毛刈りも出来るんですね!楽しそう♪