「耐えてまた上を狙う」

高松くんの記事

記録のためにはっとく。

大分・高松　Ｆ東京移籍へ　１年間の期限付き
ミスター大分も移籍－。Ｊ２大分の元日本代表ＦＷ高松大樹（２９）が、来季Ｊ２に降格するＦＣ東京へ１年間の期限付きで移籍することが２５日、分かった。複数の関係者が明らかにした。両クラブ間でほぼ合意しており、早ければ年内にも発表される見通し。実現すれば、在籍１１年の高松にとって、初の移籍となる。

　高松は多々良学園高（山口、現・高川学園）から２０００年に当時Ｊ２の大分へ入団。以来、大分一筋でＪ１、Ｊ２合わせて２４６試合で５８得点を挙げてきた。近年は両足首などけがによる離脱が相次いだが、２００８年のヤマザキナビスコ杯決勝で先制ゴールを挙げてＭＶＰに輝くなど勝負強さを発揮した。

　初の降格となるＦＣ東京は、相手が引いてくる戦いを想定。長身ＦＷが１９０センチの平山相太しかいないため、１８３センチで足元にボールを収められる、ポストプレーにたけた高松に白羽の矢を立てた。ＦＣ東京には若手が多いため、Ｊリーグでの実績十分の高松の経験も評価したようだ。

　高松は０５年末にＣ大阪から、ヤマザキナビスコ杯を制した０８年末にもＪ１クラブから再三オファーが来たものの、その度に残留を決断。０９年に２０１２年１月末までの３年契約を結んだ。

　一方で大分は１０億円超の債務超過を抱え、既に元日本代表ＤＦ菊地直哉（２６）のＪ１新潟への完全移籍を発表。高松についても推定４０００万円超と高額な年俸が負担になっていた。このためあと１年残っている契約を維持しつつ、ＦＣ東京に年俸の一部を肩代わりしてもらう期限付き移籍を取ったとみられる。

＝2010/12/26付 西日本スポーツ＝




実質の片道切符。

一年後は完全移籍？
それならいいけど・・・来年のうちに結果ださなければ・・そこで解雇で終わりとか・・・・

トリサポにとっては高松は特別な選手で、
だけど、当然だけどFC東京にとっては・・

大事な高松がお荷物のように扱われるのは耐えられない。だけど、今はまだ怪我中で。活躍は夏以降になるかもしれないけれど、ほんとに頑張って。次の活路を切り開いて。


しかし・・「このためあと１年残っている契約を維持しつつ、ＦＣ東京に年俸の一部を肩代わりしてもらう期限付き移籍を取ったとみられる。」て。。


奇しくも同じ日、あきらかになった記事。

フェルナンジーニョ退団、高額年俸負担できず…仙台
ベガルタ仙台のＦＷフェルナンジーニョ（２９）が退団することが２５日、分かった。クラブ側は当初、残留を要請していたが、年俸面で折り合いがつかず、交渉が決裂。今季まで前所属のＪ２大分が年俸の半分以上を払っていたが、来季は仙台側が４０００万円以上ともいわれる高額年俸を全額負担する必要があった。今季は２６試合に出場。高い決定力を生かし、１０月１６日のＦ東京戦のロスタイム決勝点など８得点。ブラジル人ならではの技術を発揮していた。

大分が・・・負担！！

2009年、登録抹消したホベを、怪我がなおったからと復帰させる予定が狂い、
仮契約を結んだあげく、鳥栖へレンタル。
あの時は大分でプレーしないホベの年棒を大分が全額みて鳥栖でプレーさせてもらったんだったよね。
そこまでしてキープしたホベを2010年雇うことができず、解雇。
その後ホベは横浜FCへいくんだけど、ホベへは違約金全額負担をしたんだろうか。

そして2010年はフェルの年棒を2000万円以上大分が負担していたのか。
来年は高松の年棒を負担するのか。

2009年のホベ、2010年のフェル、（ホベ？）、2011年の高松

なんなんだ大分は。

前フロントの負の遺産のすごさ。



今日、合同の社会面には、強化部の西山哲平さんの写真が掲載されていた。
長いコラム。ネットにこの記事があったらよかったんだけど。

～（略）今季終了時点の選手は26人だったが、移籍や期限付き移籍の満了で10人前後がチームを去りそう。一方、加入するのは大卒のDFのみ（ユースから昇格する2種登録選手を除く）。
チームは来季も人件費をさらに絞り込むが、選手数は今季並みの25人程度で臨む方針。水面下では新たな選手の獲得に動いている。
強化育成部の西山哲平スカウト担当は「数人は内定しており、詰めの段階。年内には態勢を固めたい」という。
西山スカウトは昨季限りで現役を引退し、フロント入りした。今季は選手の編成、査定など幅広い分野を担当している。「経営的な問題から予算が限られている。交渉の間に、より条件の良い他チームに獲得それることもあり、なかなか難しい」とこぼす。
それでも、「個人的には、さまざまな役割を与えられ、今後のためになると思う。より広い視点でチームのことを考えるようにもなった」と前向きで、「強くなればスポンサーも付き、観客も増える。チーム力を上げることでも経営再建に協力したい。我慢が続くが、耐えてまた上を狙う。」ときっぱり。
一年前は存続すら危ぶまれていたトリニータ。青野浩志社長は「今年は先手先手で動くことができている。スポンサーをはじめ、チームを応援してくれる人のところへ足を運び、クラブが変わり始めたという姿勢を見せていく」と巻き返しを誓っている。～

「10人前後がチームを去る」ということは・・
今の時点で退団決定は、「村山、小林、下川、ギョンジン、ボギョン、菊地、河原、益山」の8名。
それに・・報道では高松、藤田・・東もオファーきてるから・・・計11名。
「年内に態勢を固めたい」ということだから、でていくのはこれで終わりでしょうか。
まさか最後の最後に高松が。。。


だけど、哲平さんの「我慢が続くが、耐えてまた上を狙う」という言葉が心強いです。

これまで苦楽をともにしてきた選手たちを自らの手できらないといけない哲平さんの苦しみは私達の比じゃないはず。



こうして、クラブの状況を示し、姿勢をみせてくれると、一緒に頑張ろうって思えるな。

耐えなきゃ。

これまでさんざんいい加減なことをしてきたんだから。
うまれかわるためには大きな犠牲を払うものなんだろう。

耐えて、またいつか・・・いつか？いつか・・・強豪クラブにとかじゃなく、それよりもまず、いつか、選手が悲しい目にあわないクラブになれたらと思います。。

今、つらい思いをしている選手たちが、今度は指導者として笑って帰ってこれるような。